
6月11日のなのはな
気分を新たにお引越し!
雨の時間を活用して、部屋替えがありました。
私にとっては、なのはなでの初めての部屋替え。
事前のくじ引きで居室は決まっていて、私は元居た2年生教室のままだったのですが、メンバーは変わるので、誰と一緒になるかドキドキしていました。
それに、部屋は変わらなくてもタンスの位置は変わるので新鮮な気持ちになります。
荷物を移動させ部屋に入ると、そこには、すでにいつもと違う顔ぶれが。
1日のうちで居室にいる時間は長くないけれど、同じ空間で布団に入り夜を過ごすのだから、さらに親しくなれる気がしてわくわくします。
部屋替えの時間は1時間。
うかうかはしていられません。
自分がのんびりしていては、次に私が使っていたタンスを使う人にも迷惑がかかってしまうので、速やかに荷物をだします。
そして今までの感謝と、次の人への気持ちを込めて丁寧に拭き掃除をしました。
部屋替えのついでにと思い衣替えも行いました。
物置にしまっていた夏用の服を取り出して、代わりに冬用を物置へ。
綺麗にタンスの中に服や私物を納めたら、引っ越し完了。
たいしたことはしていないけれど達成感が生まれました。
私は整理整頓が苦手で、タンスの中もごちゃっとさせてしまっていたのですが、せっかく部屋替えをして綺麗にできたのでキープできるように頑張りたいです。
部屋のメンバーは結構変わっていました。
でも、なのはなのみんなとなら誰と一緒になっても嬉しいです。
引っ越しをきっかけに心機一転、気を引き締めなおして明日からも頑張りたいです!
(ゆうは)
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先週に引き続き、今週もブドウの講習会に行かせていただきました。講習会が開かれている積山さんのブドウ農園に行くと、先週はちょうど花が満開のタイミングのときだったのが、今日はブドウの花が実になっていて、まん丸とした小さな実がたくさん着いたブドウの房がとても可愛かったです。野菜もそうだけれど、1週間しか経っていないのにブドウの生長の速さを感じて、本当にすごいなあと思いました。
今日の講習会では、摘房と摘粒について教えていただきました。特に、摘粒について詳しく説明してくださり、摘粒はブドウの手入れの中でも1番のこだわりポイントなのかなあと思います。1房1房、大きさも違えば実の付きや実の並びも違うため、どの粒を摘粒するのか、どう仕上げるのか、とても大切で繊細な作業だと、説明を聞いていて感じました。
私もブドウについて調べていて、摘粒の手入れがすごく難しいなあと思っていたので、今日の講習会で教えていただけたことがとても嬉しかったです。
講習会が終わって古吉野に帰って来てから、そのままあけみちゃんと一緒にオーロラブラックとシャインマスカットの手入れをしました。オーロラブラックは、まだできていなかった房のジベレリン処理をしたり、あけみちゃんが摘芯や誘引なども進めてくれました。
今年、オーロラブラックは花のつきがあまり良くなくて、生長も少し遅めなので心配な面もあるのですが、あけみちゃんも一緒に見てくれて、手入れを進められて嬉しかったです。
シャインマスカットは、現時点で160房近くついていて、葉もかなりわさわさと茂ってきました。少し房が多すぎるため摘房を進めていたのですが、見ているとどの房も綺麗で立派に育ってくれそう……! と思えてきて、なかなか房を落とす勇気が出ず、あけみちゃんと一緒に、「どれも良さそうに見えて選べないね~」と話す時間も楽しかったなあと思います。
ブドウの手入れをしているとあっという間に時間が過ぎていて、とても心地良い時間でした。
これから、手入れが忙しくなってくると思うので、ベストなタイミングで手入れができるように頑張りたいです。
(よしみ)
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今日は私にとって、さいっこうの1日でした! 今日は、大好きな須原さんと、すにたちゃんと一緒に、作業させていただきました。
私とすにたちゃんの担当している野菜は芋類。私達の愛するサツマイモちゃんの畑に、モグラが来ている大ピンチ。モグラからサツマイモを救出するべく、モグラ対策であるカラカラ(風車)を、須原さんご指導のもと、作らせていただきました。
ペットボトルを使って、切り込みを入れ、風車型にする。そこに穴をあけて、針金を通したら、完成!! カラカラは、風車が回る振動や音が土に伝わり、それを嫌がってモグラ除けになるのですが、1つのカラカラで伝わる振動は、約2~3メートルの範囲。桃横の畑にその間隔で並べると、かなりの量が必要。今日は、初めて作るので、須原さんに見てもらいながら、30個を目標に作っていきました。
台所にあるだけのペットボトルを抱えて、すにたちゃんと一緒に、須原さんのもとに行くと、須原さんのすぐ横には、ペットボトルが10本くらい入った籠が。私が昨日のうちに、須原さんに、「ペットボトルを使ってカラカラを作りたいんです」ということを伝えていたために、須原さんが家からたくさんのペットボトルをもってきてくださっていて、そんな須原さんが本当に優しくて、暖かい気持ちになりました。
かき集めたペットボトルを並べたら、もともと六角形になっているものもあれば、丸いもの、四角形のものや、独特な形のものもありました。六角形のペットボトルはすごく簡単で、底を3センチくらい切った後に、そのもともとの六角形に添って切っていき、折り目を斜めにつけて、底をはめたら完成! でした。
しかし!! 丸いものや四角形、ましてや変形型は、「どう6本の羽にしたらいいだ!?」と悩みました。すると須原さんは、そのペットボトルのふちにテープを張り付け、ちょうど外周の長さに切って、そのテープを計って6等分にして印をする。そうしたら、同じような丸い形のペットボトルのものは、すべてこのテープで6等分できるようになりました。
「すごーーい!!」思わず声が出ました。
変形のものは、底の切る位置を形によって須原さんが教えてくださって、それぞれ位置を変えたら、はまるようになって、見事に変形したペットボトルがきれいな風車に様変わり!!
本当に本当に須原さんの技術にびっくりしました。風車の羽の角は、丸くしたほうが、風を受けやすく回りやすいということや、羽を折るときは、斜めにしたほうがいい、扇風機をイメージしたらわかりやすい、ということなど、たくさんたくさん教えていただいて、その一つひとつの言葉にびっくりして、感動して、本当に何でも知っている須原さんがかっこいいな、と感じました。
ある程度、風車ができたら、蓋の部分と、底の部分の真ん中に、針金が通るように、穴をあけていきました。須原さんがやってくださったときは、ドリルでやって見せてくださったのですが、私たちには、はんだごてを貸してくださいました。はんだごて!? な、何それ!? と思ったのですが、電源を入れたら、髪を整えるコテと同じように熱くなり、その熱さで、ものを溶かす。それを使って、ペットボトルのふたの部分と、底の部分に、はんだごてを当てて溶かし、直径5ミリほどの小さな穴を、開けていきました。
はんだごてを持ってみると、たくさんの煙が。すごくすごく緊張しました。でもやってみるとすごく楽しくて、蓋が、にゅる~っと溶けていって、はんだごてが蓋にすぽっと突き刺さり、小さな穴が開く。やっているとその感覚がすごく気持ちよくて癖になりました。1個の風車につき、2個の穴をあける。約30個のカラカラを作っていたので、60回くらいやらせていただきました。すごくすごく、楽しかったです。
そのあとは、須原さんが教えてくださって、風車につける針金を作っていきました。針金をいい長さに切って、その針金を、金槌を使って、まっすぐにしていく。これは回りやすくする1つのポイントらしく、カンカン打って、まっすぐにするのはすごく難しそうでした。
その針金を風車の蓋と底の穴に通して、穴から抜けないように、端をぐるぐる曲げていきました。ここにもポイントがあって、ハンガーのようにU字だと、当たって回りにくいため、U字よりも丸く丸く曲げていって当たっても害がないような形にしていきました。
そのあとは、逆の端を少し隙間をあけて、L字に曲げる。針金を曲げるのって、すごく難しそう……。
私はひたすら風車を作って、風車づくりのプロフェッショナルになっていたので、針金づくりはすにちゃんがやってくれていたのですが、着々とできていっていて、すごいなと感じました。
今日の2時間で、30個の風車を完成させることができました。針金を作るのは案外時間がかかってしまって、すべてを完成することはできなかったけど、須原さんにたくさんやり方を教えていただいて、あとは2人でできるかな、というところまで覚えることができました。
今日1日、須原さんに教えていただきながら、一緒に作業できたことが本当に本当にうれしかったです。たくさんたくさん、須原さんの優しや、かっこいい部分に、心が温まって、さらに、たくさんの初めて知ることを教えてくださって、自分が生まれ変わったような、新しい世界に来たような気分になりました。本当に、充実した2時間でした。
ああ、なんでこんなに、須原さんとの作業って楽しんだろう……!!!! もう、しあわせ!!! 今日は良い眠りにつけそうだ!!!! 須原さん、今日半日、ありがとうございました! 須原さんに教えていただいたことを活かして、今後の自分につなげていきたいと思います。
(ゆうな)
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ケニーモナーク・フェスティバルまで。あと4日。どんどん練習も本格的になってきて、リビングにいても、ケニーモナークについて話し合っている人がたくさんいるなという印象です。今日は昨日に引き続き、雨だったので、半日練習時間と制作の時間をとることができました。
まずは、みんなでタヒチアンダンスの基礎練習。ゆりかちゃんが、前でお手本で踊ってくれて、それを見ながら練習しています。毎回、ゆりかちゃんの腰の動きの美しさにほれぼれします。(表現がつたないのですが)骨盤がないのではないか、と思ってしまうほどに、高速で滑らかな動きです。私も少しずつ動くようにはなってきたけれど、まだまだ程遠いと感じます。
そして、みんなで踊る曲、『ヤオラナ』の練習をしました。最近はみんなで歌って、掛け声もつくようになって、一段と迫力が増しました。そして声があると一体感が出て、ああ、みんなで踊っているな、という気持ちになります。振りが完璧に入って、だんだん、ゆりかちゃんからもらえるアドバイスが高度になっている感じがして、うれしいです。「手の角度をそろえる」「前に意識を向けて目線を作る」など、見る人を前提において、自分も積み上げたいと思います。
そして、チーム別のダンスでは、私は『パテパテ』を踊ります。パテパテは何と言っても、ゲストの方が多く登場してくださる曲です。相川さんや大竹さん、ひでゆきさん、もしかしたらたけちゃんやちーちも出てくれるかもしれません。昨日、あゆみちゃんから、
「ひでゆきさんだけでなく、子どもたちも一緒に練習に燃えている」
という話を聞かせてもらいました。男性陣がこんなにも多くいてくれると、活気やオーラが全然違って見えるだろうと思います。まだ全員そろって合わせたことがないので、どんな踊りになるか、楽しみです。
『パテパテ』チームは、まず、ゆりかちゃんにダンスを見てもらいました。昨夜に、よしみちゃんやゆりかちゃんに、気を付けるポイントを教えてもらっていたのですが、そこが改善されていると言ってもらえて、本当にうれしかったです。個人的に、バル)腰を八の字に回す動き)をするとき、どうもぎこちなくてカクカクしたように見えてしまうのが課題でした。でも昨日、
「もっと大げさに、足首まで動かして、お尻を後ろに突き出してやるといい」
とアドバイスしてもらってから、コツがわかるようになりました。今はまだ頑張っている感が出てしまっているので、みんなのように優雅に、余裕を持って踊れるように、もっと練習を頑張ります。
パテパテチームは、ダンスはもちろん、制作物が多いところも魅力の一つです。
制作物の一つに、「イイ」というものがあります。ハンドタッセルという、タヒチアンダンスにおいて、手にもって踊る小道具のようなものです。
のんちゃんが買ってきてくれた、フラワーアレンジメント用の鳥の羽のようなものを輪ゴムで結んで、まちちゃんたちがつくってくれました。それを持って踊ることで、華やかさが増し、ダイナミックになった印象を受けました。
でも、踊る難しさも伴って増しました。どこでイイを持ち、どこで離すか、そのタイミングを全員で統一しました。また、イイは長さがあるので、角度もそろえないと汚く見えてしまいます。突き詰めるべき箇所がまた増えたのですが、きっとこれがそろうと、とてつもなく見栄えがするだろうと思います。個人練習はもちろんだけど、みんなそろってたくさん合わせたい、と思います。
衣装の制作物も、たくさんあります。ネックレスは、首からかける紐を三つ編みにするところから始めました。大きな貝殻が、丁度いい位置になるように、計算し、工夫しました。
ネックレスを止める玉の素材を何にするか、という話になったとき、まちちゃんが「黒大豆はどうか」と言ったので笑ってしまいました。でも、狙っているサイズとしては本当に絶妙なんです(笑)。
ゆりかちゃんも、「黒大豆の黒は強すぎるけれど、小豆や白大豆ならいいのではないか」と、のってくれました(結局、麻紐を玉結びにしました)。
その他、貝殻の模様を黒いテープでつくったり、腰ベルトを編んだりなど、たくさんのものを手作りしました。お母さんもおっしゃっていたように、ケニーモナークだけで終わらせるのではなく、今後のイベントやステージでも継続的に使っていけるように、永久保存版として本気で制作しています。自分たちがつくったものが今後受け継がれていくと考えるとワクワクするし、もっといいものを作りたい、と思います。
残り時間がわずかになってきました。父の日のお祝いのフラダンスステージを、お父さんに喜んでもらえるように。自分の満足のために踊るのではなく、目的を見失わないようにしたいです。みんなと練習できる、踊れることの幸せをかみしめながら、頑張っていきます。
(うたな)
