ゴールデンウィークに行なう、三泊四日の山小屋キャンプに向けて、準備を進めています。
なのはなファミリーのキャンプは、毎年、テーマが決まっていて、その年のコンサートに直結するテーマとなっています。
今年は、なんと“妖怪”です。
遊びの実行委員でチームになって、それぞれ当日に向けて準備をしていきます。
私は、ウォークラリーチームになりました。
ウォークラリーは、山の中を歩きながら、様々なイベントを展開していく遊びです。
例えば、宝探しをしたり、タケノコ掘り、吹き矢等々。ミニゲームが盛り沢山です。

■いい的を作るぞ!
今、私はその中の一つである、吹き矢の的作りをしています。
二月から四月にかけて取り組んだ、傷の癒やしのミーティングの、ある回では、自分たちのなかにある解決したい問題を、妖怪になぞらえながら、解決のために理解を深めていきました。
そんな妖怪を、今回は五つの的に仕立て上げました。
的は、大きめの段ボールに下絵を描いて、絵の具やペンキを使って色をつけて仕上げます。
下絵を描く際は、参考資料に妖怪図鑑を使用しています。参考資料があると、的の絵柄が統一される上、妖怪についての様々な発見があります。
妖怪というと、和風なイメージがありますが、世界各地には沢山の妖怪がいることが分かりました。
また、おどろおどろしい図鑑の絵をみながら、どうしたら不気味な雰囲気が出せるのか、キャラクター性が出るのか等、配色や、イラストの特徴も知ることが出来ました。
■画材の工夫
的の一つにオバイホというアフリカの妖怪がいます。
オバイホの不気味さを醸し出しているポイントのひとつは、髪の毛の細かい描き込みです。
密集して乱れた髪の毛が怖さを引き立てているのだなと思いました。
また、色塗りでは、黒色が多用されるのですが、これも雰囲気を出すのに大切な要素だと思いました。
今回は、黒色に、敢えて絵の具ではなく墨を使いました。墨にすると、和な雰囲気が出て、しかも、絶妙な怖さが出てきます。
キャンプにやって来てくれる子どもたちにも、吹き矢で妖怪退治を楽しんでもらえたらと思います。
また、ウォークラリーチームでは他に、一反木綿やカッパが登場する遊び等々、まだ未公開の遊びも制作中です。 当日、より楽しいキャンプになるように準備を勧めていきたいです。