6月9日
今日で、桃の袋掛けが一区切りしました。
長かったような、短かったような、空白の1週間、という感じがしました。
今日は雨に翻弄されて、袋掛けや防除が中断されたりと、行ったり来たりの1日だったのですが、何が起きてもできることをひとつずつやっていきました。
私は1日りなちゃんと、ゆうはちゃんと一緒に作業させてもらいました。
りなちゃんもゆうはちゃんも本当に優しくて、いつも気持ちを沿わせてくれていることを感じます。りなちゃんは私がトイレに行きたいと言っても嫌な顔ひとつせずに、運転して連れて行ってくれます。一昨日私の気持ちが不安になったときには、話を聞いて共感してくれて、そのことが安心感となって、作業を続けることができました。
どんなに初歩的な質問でも、私の心配が馬鹿みたいに小さなことなのに大きな心配になっていたとしても、決して馬鹿にしないで真剣に答えてくれて、すごく頼もしく思っています。袋をかけるスピードも、草を刈るスピードも私の5人分くらい早くて、かっこいいなと思っています。たくさん勉強して知識もあって、努力しているりなちゃんを尊敬しています。
桃畑で食べるお弁当もいつもおいしくて、なんといってもおにぎりが一番おいしいです。
なのはなのお米は冷えてもすごく美味しくて、幸せを感じます。
そのお米を今、お父さんや永禮さん、須原さん、あゆちゃん…田んぼチームの方々が準備して育ててくださっていると思うとありがたくて嬉しい気持ちになります。
今日は、初めてお父さんの機械植えの見学に少し行かせていただいて、稲の苗が田んぼに植わるところを初めて見ました。田植え機の足の方が回って稲が植えられていく様子はまるで、アヒルが足をばたばたさせて泳いでいるみたいでチャーミングでした。思ったよりもアナログで、音も面白い音だなと思いました。
りなちゃんとゆうはちゃんと滝川の田んぼに行くと、あゆちゃん、お父さんが気づいて手を振ってくださいました。なんだか照れくさくて、お顔を見るのが恥ずかしかったのですが、気づかない振りをするには不愛想で、お父さんのサングラスを見つめていました。
あゆみちゃん、たけちゃんちいちも来ていて、賑やかな雰囲気で少しいただけで嬉しい気持ちになり、パワーチャージされました。
ネット内の手刈りの草刈りも、りなちゃんとゆうはちゃんと午後の数時間で夕の子、石生、古畑、奥桃、池上を終えることができました。今日使わせてもらった草刈り鎌はものっすごく切れ味が良く、どんな背の高い草でも一刀両断でき、すごく楽しかったです。
最後は全身びしょぬれでした。古吉野について脱力するような達成感を感じ、久々にみんなと夕食をいただけて嬉しかったです。今日は平日なのにりゅうさんもいてくださって、リビングでりゅうさんとみんなとたくさんお話できた時間も嬉しかったです。またりゅうさんが来て下さる土曜日が待ち遠しいです。
なんだか果てしなく続くような気がしていた袋掛けも今日で一区切り。
5年生前シンクにいたつばめのヒナもいつのまにか巣立ちをして、巣ががらんとしていました。
ずっと続くと思っていたもの、ずっといると思っていたものがふと目の前から消えてしまうと、切なさのような寂しさを感じます。
つばめはさておき、袋掛けはまだ晩成と、清水白桃が残っているし、摘果や防除など、やることが盛りだくさんです。
だから寂しいとか言ってられないと思うくらい忙しくなると思っています。
明日は朝から雨で久々に早朝作業もお休みです。久々の自由時間に、どうしてよいかもて余す感じもあるのですが、「よく休んで」とさくらちゃん、ふみちゃんが話してくれました。
いつも仲間を気にかけて、桃と、仲間に一番優しい選択を選ぶさくらちゃんたち桃チームのみんなが優しくて、かっこいいなと思っています。私もできることを進めていきたいです。
読んでいただきありがとうございました。