「鳥の気持ち」 えつこ

6月5日

 ここ数日、日記を怠ってしまいましたが、相変わらず楽しい日々を送っています。今、『ウリリ』のチームで毎日練習をして、少しずつだけど良くなっていっている、この過程がすっごく幸せです。
 最初は、すっごくバラバラで、本当にどうなっちゃうの? という感じだったのですが、ここ数日で、すごく上達して、気持ちの面でも、前向きになってきました。

 日中に時間をもらったときに、振りを細かく分解して、揃いにくいところを何回も練習しました。ゆりかちゃんが見てくれて、「鳥肌がたった」と言ってもらえたときは本当に嬉しかったです。練習をしながら、気がついたら、トロンボーンのリーダーをしているときみたいな私になっていました。こうしたいという理想をとことん追求して、そこに到達するまでは絶対にあきらめないという気持ちでいたら、すっごく楽しいです。
 私はダンスは苦手分野だと思っていたのに、『ウリリ』を練習していて、踊ることがすごく楽しいと感じます。絶対に良いものにするんだという気持ちで燃えています。

 『ウリリ』は、獲物を狙う鳥みたいな尖ったような動きと、軽やかに遊ぶ鳥みたいな振りと、なめらかで色っぽい振りと、変化があって、そこがとても魅力的です。『ウリリ』を深めながら、心の幅も広がるのを感じます。

 今日の夜も、ゆりかちゃんがダンスを見てくれました。最初とは見違えるように揃ってきたけれど、細かいところでずれているところを、アドバイスをくれました。曲だけでなく、カウントをきっちりととって、みんなでもっと緻密に揃えるように、これからも毎日練習します。

 真ん中で、あゆちゃんとなおちゃんが、こんなフラダンスがあるんだとびっくりするくらいにアクロバティックなぺアダンスを踊っています。あゆちゃんとなおちゃんのこの格好いいぺアダンスが、もっと魅力的に見えるように、踊りたいです。

 最後、お母さんが見てくださって、「良いね」と言ってくださったことが本当に嬉しかったです。もっともっと良くなるように、父の日にお父さんが嬉んでくださるように、もっともっと良くしたいです。
 難しいのは表情です。あゆちゃんが、「クリッとした笑顔が良いと思う」と話してくれました。その後も、密かに鏡を見て研究したのですが、なかなか納得のいく表情ができないです。表情は気持ちから来るもの。もっと、鳥の気持ちを作ります。