「知ることの楽しさ」 のりこ

6月4日(水)

 今日の午前は苦土石灰を茄子、ピーマン、唐辛子にまきました。
 昨日お父さんが、茄子の下葉が黄色くなっているのはリンかマグネシウムの欠乏ではないか、と教えてくださいました。それをやよいちゃんが調べてくれて、マグネシウム不足であることを教えてくれました。それで今日は苦土石灰をまくことになり、ほしちゃんと2人で進めました。3本指で一つまみの苦土石灰を株周り10㎝くらいの所にドーナツ状にまいていきました。まだ苗が小さいのでこのようにまくことをやよいちゃんが教えてくれました。

 前回の牛肥まきの時もそうでしたが、肥料をまく時も苗の成長具合によって変わるんだなぁと思いました。茄子の葉が黄色いのも気になりますが、葉に小さい穴がたくさん開いている株があるのも気になり、虫に食べられたのかなぁと思います、欠株が3株あり、植え替えました。苦土石灰が効いて、元気になってくれたらいいなぁと思います。

 唐辛子は欠株が2株ありましたが、他は元気そうです。折れている株の土を掘ってみたら根切り虫がいました。根切り虫はどの野菜にもいて、厄介な虫なんだなぁと思います。唐辛子にはハネアリがたくさん飛んでいて、少し気になりました。

 一昨日、中途半端になってしまった、株間にバジルを植える作業もほしちゃんと一緒に終えることができてホッとしました。

 ピーマンは7株ほど欠株がありましたが、他は元気そうで嬉しかったです。昨日の雨で入口に近い方の畝ほど畝間に水が溜まっていて、奥と手前では水はけが違うんだなぁと思いました。

 苦土石灰まきとバジルの定植、茄子の欠株の植え替えが終わり、少し時間が余ったので茄子の畑の草抜きをしました。空心菜の苗に似た草がたくさん生えているのですが、雨後ということもあって、スッと根から抜けるので草抜きがやりやすかったです。草が生い茂ってしまう前に、小さいうちに全部抜いてしまいたいなぁと思いました。

 午後は須原さん、どれみちゃんと一緒にセロリの粉砕をしました。初めての粉砕作業ができて嬉しかったです。粉砕機、凄いなぁと思いました。山になったセロリの株をどんどんと木っ端みじんに吹き飛ばしていくのが見ていても面白かったし気持ち良かったです。
 私はどれみちゃんにセロリを一株ずつ渡す役割だったのですが、セロリが次々に粉砕機に吸い込まれていくので、もたもたしているとどれみちゃんと須原さんを待たせてしまいます。遅れないようにひたすら次の株を取っては渡すことを繰り返しました。殆ど無駄な時間がなくテンポよく作業が進みました。セロリの株が次々なくなっていき、最後、セロリのみじん切りが絨毯のように畑に広がっている光景が嬉しかったです。須原さんが、セロリが粉砕されたものも、肥料になると教えてくれて、収穫を終えたセロリが最後まで役に立つことが凄いなぁと思ったし嬉しかったです。

 粉砕作業が早めに終わったので、どれみちゃんと一緒にグラウンドのタンク補充をしました。タンク補充は重たい機械を持つ作業ばかりなので殆ど役に立てなかったのですが、すごく楽しかったです。
 やっぱり初めての作業はどれも楽しいなぁと思います。ワクワクします。新しいことを知れたり体験できることは本当に楽しいなぁと思います。

 今日から桃作業の人が18痔30分まで袋かけの作業をするそうです。
 ゆうはちゃんが集合後、夕食を食べてから鉄筋校舎の掃除をしていたのですが、今日はゆうなちゃんが太鼓でおらず、1人で掃除をしていました。

 私なら「今日は作業も遅くなったし、ゆうなちゃんもいないから、サッと済ませればいいかなぁ」と考えると思います。でもゆうはちゃんは、全く手を抜くことなく、丁寧に掃除をしていて、本当に凄いなぁと思いました。

 ダンスの練習も一人で一生懸命練習している姿を見て、こういう真面目で心の綺麗な子がいることが嬉しいし、私も見習わなければいけないなぁと思います。