5月30日(金)「積み重ねが成果につながる!! かくかくしかじか畑物語」

5月30日のなのはな

 

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 わさわさと、ジャガイモの葉が茂っています。

 いよいよ1か月後は、待ちに待ったジャガイモ堀りが待っています。

 先日のタマネギの豊作に続き、ジャガイモも豊作にしたい…。
 みんなで芋掘りをして、大きな芋がゴロゴロと出て来る喜びを味わいたい…。
 首を長くして待っている台所さんに、立派なジャガイモを届けたい…。

 そんな願いを胸に、今日はジャガイモの草取りを行いました。

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 今ジャガイモは2回目の追肥、土寄せを終えて、芋が肥大する時期に差し掛かっています。
 この時期に雑草が蔓延っていると、芋が草に負けて芋の肥大が阻害されてしまい、大きな芋が取れなくなるため、草を取って芋の生育環境を整えます。

 全部で7つあるジャガイモ畑のうち、今日は3枚を終える目標でスタートしました。

 まずはじめに向かったのは、夕の子畑です。
 この畑は難易度☆5で、一番草が手強い畑でした。

 ジャガイモ担当の私は今日、曲がりなりにもリーダーをさせてもらいました。
 不慣れで大人数を仕切らせてもらうのは緊張しました。

 作戦は、まず1人1畝間に入り、三角ホーで畝間と畝肩の草を取り、それを追いかけて畝上部隊が草を畝肩にあげつつ畝上の大きな草を取っていく、というものです。

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 大人数で畝間に入ると、広大な畑の草取りもあっという間に進んでいきました。
 おもしろいことに、ジャガイモのすぐそばにはジャガイモに似ている雑草が生えていました。背丈も、茎の太さ、葉の大きさも良い具合にジャガイモに擬態していて、その立派さはまるで「私もジャガイモです」と主張しているように見えました。

 途中からるりこちゃんにずっとやりたかった外周の草刈りもお願いすると、快く引き受けてくれました。どんな藪の茂みにも果敢に向かって行くるりこちゃんがとてもかっこよくて、あっという間に見晴らしの良い綺麗な畑に生まれ変わりました。

 11時には夕の子畑を終えて、次は隣の夕の子東畑に移りました。
 この畑は難易度☆3で、草の種類も抜きやすい雑草でスムーズに進みました。
 一通り草を取り終えた畝上部隊を、先行して下町川の畑に送り、残りのメンバーで夕の子東を終える作戦にしました。
 みんなと、着々と進んでいく楽しさを感じながら協力し合って着実に終えていきました。

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 12時頃には、後発組も次の畑に向かいました。
 残り作業時間は30分も無かったのですが、畑につくと先発組のまちちゃんが「あとここだけ」と笑顔で伝えてくれました。
 最後はみんなで協力して下町川下の畑を終わらせました。

 下町川のジャガイモの株は際立って状態が良く、紫の花が咲き乱れて綺麗でした。
 最後はみんなで畝間に並んで、隣の人とジャガイモポーズで一枚。
 みんなと豊作を祈りながら草取りをした時間が楽しくて、ジャガイモも喜んでいるだろうなと思いました。
 雑草を除去して、綺麗になった畑でジャガイモがのびのびと大きく育ってくれたらいいなと思います。

(ほのか)
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〈ニラの手入れはミクロの世界、苗床にびっしりと育ったニラを初夏まで育てます。全部の苗が定植できるように、細々と日々作業を進めています。ニラの病気予防に納豆水の葉面散布をしました〉

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〈苗床の草取りも進めました〉

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 今日の午後は、まなかちゃんと一緒にイチジクの作業に入らせてもらいました。
 はじめに、キンモクセイ畑、次に梅林、最後に駐車場のイチジクという順番で畑を回り、手入れをしていきました。
 イチジクの芽かきを主にしました。木の根元に草が茂っている場合は、草取りもしつつ進めていきました。

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 芽かきは、枝の真上から生えている芽や、真下から生えている芽をまず取り、木の内側に向かって生えているものを取り、そして、芽がどのように伸びていくかを考察しながら、よりよい形になるように芽や枝を厳選していきました。
 害虫であるカミキリムシもちらほらいて、見つけ次第まなかちゃんと捕殺してきました。
 今後、ちゃんとしたカミキリムシ対策もしていきたいです。

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 芽かきをすることで、重くて下に垂れ下がっていた枝が、スッキリ軽々しくなりました。
 まだ熟していないイチジクの実は、なんだかアボカドに似た見た目をしています。
 花は付けずに、どことなく甘い香りを漂わせているイチジクの木が幻想的で、畑で作業をしていると摩訶不思議と好奇心が湧いてきます。
 作業前、今年は枝を大分落としているため、沢山の新芽が、ピヨピヨ可愛らしく……というよりも、一つの枝から、もさもさボーボーに生え散らばっていました。
「こんなに刈り取られても、粘り強く、生きているんだぞ!」という生きる強さや意思表示をイチジクの木から感じさせられました。

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 駐車場のイチジクの木は、自分の脚の膝くらいの高さまで今は刈られていますが、すぐにきっと私の背丈を超える枝が伸びるんだろうなと思うと、すごく胸がジーンとしてきました。また、どんな未熟な今だって乗り越えて成長できるんだよ。と、目の前で背中をされているような励まされる気持ちがしました。
 まなかちゃんがときどき「頑張ってるね、偉いよ」と、木に話しかけているのを聞いて、本当に木だってきてるんだよな。という実感が持てました。

 今は、まだ緑色のアボカドみたいな硬い実ですが、甘くて美味しい実が収穫出来るように、日々のお手入れをしっかりしていきたいです。
 イチジクと共に、実りある充実した毎日にしていけたらと思います。

(つばめ)

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「明日の朝は、7時2分に子供玄関集合で!」

 5月に入ってできた、新しい畑の小チーム、ならぬ小家族。
わたしはマミリーチームのみんなと一緒に、現在、ズッキーニとミニトマトを見守っています、
 ほぼ毎朝、起床時間の2分後、7時2分に玄関に集合し、走って見回りへGO?

 最近のニュースは、ズッキーニの株に、フワフワの柔らかいオレンジ色の雌花が咲いていたことと、ミニトマトに2花房目の房が出来ていたことです!
 ついこの前まで、まだ本葉3、4枚の、ひよひよした、葉っぱの柔らかい、可愛らしいズッキーニの苗だったのが信じられないくらいに、もう立派に青年のズッキーニになっていて、なんて逞しいのだと、本当に野菜の成長のは野菜には驚かされます。

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 ミニトマトも、ぐんぐん大きくなり、背丈は70センチほどに。
 夜にはまえちゃんが、空いているスペースに苗を作ってミニトマトを植えようと話してくれて、ズッキーニの摘果や人工授粉も楽しみだし、まえちゃんのミニトマトの話も、本当に胸がときめいて、野菜の事を思うと、どんどん、自分のいる世界がキラキラと鮮やかになっていくなあと思います。

 そんな楽しみがたくさんある反面、どんどん大きくなっていくので、わたしたちも野菜の成長に合わせて、適期に必要な手入れを、的確にやっていくことが重要になってきて、最近は、そろそろズッキーニの収穫が始まりそうな雰囲気を感じて、楽しみ半分、緊張半分ですが、今年は一株から30本以上のズッキーニを収穫したいという願望があります。

 そのためにも、しっかり受粉させるために、今年はトマトトーンを使っての人工授粉、ホルモン処理をお父さんが考案してくださり、自分たちがミツバチとなって、ウリ科の野菜を受粉させていきます。
ミツバチ隊になるのも、一つの今年の夏の楽しみです。

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〈ズッキーニはウリハ虫との闘い、キラキラテープをはりました〉

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 そして、実はこっそり見守っている、上の畑に植わっているかぼちゃは、現在本葉5枚ほどで、透明の毛がふさふさと生えている新芽がとても可愛らしいです。
 お饅頭型のてっぺんに、ちょこんと乗っている姿は、ちょっと王子様のようでキュートですが、これだけ立派な高いお饅頭の畝で育つカボチャは、水はけばっちりで、今もグングン株が上に上にと伸びていて、この勢いのまま、大きくなっていってくれそうな、力強いかぼちゃをみると、頼もしいなあと思いました。

 マミリー一家は、えつこちゃん、かのんちゃん、わたしという3人と、何種類かの野菜で構成されていて、わたしたしたちは、野菜を自分の子供として育てていく、お母さんです。
マミリーは、ファミリーとマミーを合わせてマミリー。
 協力して、立派に野菜を育てて、とり切れないくらいの大収穫を目指して、毎日、一生懸命手入れをしていきます!!

(なつみ)

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〈竹取りももう少しで一区切り、夏野菜の支柱をたてるぞー!〉

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〈桃チームは水やりや袋掛けを進めました〉

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〈1日の終わり、夕暮れ時の田んぼの景色は何回見ても美しいです。水を張った田んぼに夕焼けが映り海のようでした。明日も代掻きが上手くいきますように〉