「新しい景色」 うたな

5月26日

 見える世界が変わった気がする、そう感じました。
 私はこれまでずっと、人のあら捜しをしたり、何かにつけて不満を抱いたりしていたと思います。例えば、どうして自分は習い事をさせてもらえないのだろう。どうしてあの人は掃除に来ないのに咎められないのだろう。どうして私の方がうまくできる(?)のに任せてもらえないのだろう。
 そうして過ごす日々は、楽しい楽しいと口先では言っていても、心は満たされませんでした。自分の胸の内で考えていることとかは自分が一番分かっていて、自分自身には嘘がつけませんでした。だから、自分の酷い思考を知っていながら、それを表に出さないように取り繕いながら、勝手に苦しんでいました。
 お父さんに先日話をさせていただいたとき、「今のお前は人の嫌なところが目についている。いいところばかりに目を向けたら、世界が違って見える」と教えていただきました。それを意識して過ごしてみると、本当に何かが変わったような気がしています。

初めて畑のリーダーをしているそなちゃん。もうリーダーを任されていることに少し嫉妬してしまいました。でも、そなちゃんの、みんなに指示するときの笑顔、努力してたくさん調べたうえでの作業内容、みんなへの感謝を忘れない姿勢。その姿を見て、本当にかっこいいな、と思いました。

 今日も図書室掃除は1人か、と少し不満になってしまいました。でもバケツの水を汲みに行くと、同じく一人でトイレ掃除をしているのりこちゃんを見かけました。たくさんやることがあるのに、不満一つもらさずに淡々と仕事をしていました。「うたなちゃんいつもこんなに広い範囲を1人でありがとう」という言葉までもらってしまいました。自分が与えられた仕事を一生懸命やるのりこちゃんがきれいだなと感じました。

 時間が余ったので洗濯物を取り込んでいると、まなかちゃんが来てくれました。そこで、まなかちゃんが「ずっと言おうと思っていたんだけど、キャンプでのみんなのライブ、編集しているとき毎回泣きそうになるんだ!」と伝えてくれました。純粋に、すごくうれしかったです。きっと、このタイミングでまなかちゃんに出会わなかったらもらうことがなかった言葉。一人にならないで、洗濯物のところに行ってよかったなと思いました。
 いかに自分が、本心では嫌だと思いながら作業をしてしまっていたか、人を見下してきたか、最近手に取るように分かってきて恥ずかしいです。でも、自覚できたから、治していくことができます。同じ毎日の繰り返しでも、見方や考え方を変えたら、こんなにもうれしい発見や新しい景色が見えてくるのだ、と分かりました。
 少しずつだけど、摂食障害として生きるのを脱出して、普通の人のどん底から再スタート。できないダメ人間として、人のいいところをたくさん見て成長していきます。なのはなでは、それができるほどにみんなに許してもらってばかりで、感謝でいっぱいです。