「優しさに報いる事ができるよう」 ゆうは

5月24日 

 雨の日の桃作業。
 今日は朝から雨予報だったので昨日の夕方にブルーシート敷きをしました。
 想像していたより体を使うハードな作業でしたが作業が終わったみんなが手伝いに来てくれたり、みんなの桃を守りたいという熱意が感じられたりして嬉しい作業でした。
 最近は摘果ばかりだったので久々に全身を使って動き回る作業は達成感をより感じられてそれも嬉しかったです。
 終わった後の桃の木を見ると、青いドレスを着ているようでとてもきれいでした。

今日は予報通り雨が降っていましたが、硬核期は待ってくれないので朝と午前中に摘果を進めました。ネットがかかっているのであんまり支障はないのかなと思っていたけれど、意外と水は入ってきて、一度木で受け止められてから大粒になって落ちてくるので意外と厄介でした。
 上を向いての作業なので目や鼻にも水が入ってきて、あまりのやりづらさにスピードがかなり落ちてしまったのですがふと周りを見るとみんないつもと変わらない速さで質も落とさず摘果を進めていて、改めて頼もしさやかっこよさを感じました。
 合羽を着ていたのですが全く意味をなさないくらいびしょびしょで、寒さと重さで動きが鈍くなってしまっていて、気持ちも重くして作業をしてしまいました。
 終わった後は思わず安心して涙がこぼれそうでした。
 そんな私を見てみんなが、「おつかれさま、頑張ったね」「ありがとう」と声をかけてくれて、そのやさしさにまた涙ぐんでしまいました。

 思えば、桃作業は大量のアブラムシや雨の中での作業など、特につらいなと思う作業の瞬間がありました。
 それでも逃げ出さずにいられるのは、上手く出来なくても、あたたかく声をかけ引っ張てくれる桃メンバーのみんながいてくれるからだと思います。
 そんなメンバーに囲まれた私はとても幸運だし有難いです。
 みんなのやさしさに報いることができるよう、気持ちの強さや知識を増やして、桃への愛情をたくさん注いでおいしい桃づくりに貢献できるよう頑張りたいです。