5月18日
今朝は、6時くらいに目が覚めて、7時が待ち遠しい気持ちで布団の中にいました。はやくズッキーニを見に行きたくて、7時になったら大急ぎで布団から出て、畑に見回りに行きました。毎朝、ズッキーニに会いに行くのを楽しみに目を覚ますのが、楽しみです。
入り口側の畝が特に、ウリハムシ被害が出ています。ウリハムシに気付かれないように透明人間になったように静かにウリハムシに近付き、そうするとウリハムシが死んだふりをしてコロンと転がり、そこをすかさず潰すのが、日課になっています。今朝も5匹潰しました。
しかし、虫に対する対策をするというよりは、虫に負けないような強い野菜を育てることを大切にしたいです。入り口から3畝以後は、少し虫食いはあるものの株はピンとしていて元気です。
そういうふうにして見回りをしていたら収穫の時間ギリギリになってしまい、走って古吉野に戻ったら、ラッキーなことに、ちさとちゃんの運転する軽トラの助手席に乗って、セロリの収穫に行きました。その車の中で、たけちゃんの話になり、そこで、今日がたけちゃんのお誕生日だったことを思い出して、はやくたけちゃんに会いたくて、そわそわしていました。
朝食後、作業がはじまるころに、たけちゃんたちファミリーがきてくれて、みんなでお祝いの言葉を言いました。たけちゃんが、恥ずかしそうにだけど嬉しそうにしていて、可愛かったです。
たけちゃんは、歳は小さくても、たけちゃんの優しさや気づかいを、日々の生活でたくさん感じて、たけちゃんに、気持ちを洗われたり、背筋を正されることがたくさんあります。
これは、恥ずかしい話なのですが、落ち込んでしまって、みんなとの作業にも食事の席にも出られなかった日がありました。たけちゃんは、私が熱を出したと思ったそうです。しばらくして、元気になって、自分でも、こもってしまった日のことを忘れていたころ、たけちゃんが、「えつこちゃん、お熱下がった?」と、声をかけてくれました。自分でも忘れていたので、何のことかわかるのに数秒かかったのですが、あの日のことかと思い当たり、全力で「すっかり元気になったよー!」と、答えました。
たけちゃんの言葉の中にも、優しさや、思いやりを感じて、落ち込んだからとひとりでこもったのは本当にいけないことだったけれど、たけちゃんの優しさに癒やされた出来事として、残っています。
お昼の配膳のときにも、よくお出伝いをしてくれて、おはしを配る姿から、たけちゃんの真面目さを感じることがあって、配膳のときにたけちゃんがいてくれるとそれだけで嬉しいです。最近はご飯も配ってくれることがあって、そのときに、すごく可愛い笑顔で「ご飯配りは楽しいねえ」と言っていたことが、心に残っています。たけちゃんが楽しそうにご飯を配るのを見て、私も一緒にご飯を配っていたのですが、いつもならただのご飯配りとして流す作業が、たけちゃんといたら、すごくわくわくする楽しい作業に感じました。
たけちゃんの成長を感じながら、自分も一緒に成長していけることが、とてもありがたいです。たけちゃんのことが大好きです。
午後は、すにたちゃんがリーダーで、お仕事組さんもいてくれて、大人数でのジャガイモの追肥の作業でした。すにたちゃんの明るく真面目な空気の中で、みんなと協力して作業をする時間が、心地よくて、時間があっという間でした。
最初、お父さんが、畑に来てくださいました。株が倒れているところは、ぺアで土寄せすることと、土寄せ専属の人がいたら良いと、言ってくださいました。私も土寄せチームに入りました。倒れているところは、なおちゃんとぺアで土寄せしました。なおちゃんが、呼吸をぴったりと合わせてくれているのを感じて、呼吸がぴったりと合うと、こんなに作業が気持ち良いんだと思いました。なおちゃんの優しさだと思いました。なおちゃんとぺアの作業が、とても楽しかったです。私もこんなふうに、一緒にいる人が気持ち良く仕事ができるように、動けるようになりたいと、思いました。
まゆみちゃんも帰ってきていて、一緒の作業だったけれど、久しぶりという感じが全くなくて、昨日も一昨日も一緒に畑にいたかのような気分で、そんなまゆみちゃんがきれいだなと思いました。
畑の形によって2人ぺアでのバケツリレーにしたり、2チームに分かれて追い越し方式にしたり、より効率の良い形を求めて作業をするのが楽しかったです。広い畑も、夢中になって牛肥をまいていたら、気がついたら畑が半分以上終わっていて、スピードがあるのに体力の消耗は少なくて、そんな作業が気持ち良かったです。
夕の子畑をみんなで土寄せしているとき、すにたちゃんがかけ声を考えてくれて、ひとつめは、うねを移るときに、「愛情そそぎます」と言って移りました。「愛情そそぎます」と口に出すと、ジャガイモをより大切に感じて、たっぷりと土を寄せました。
すにたちゃんのお話で、芽が出ていないと思っていたけれど、1日の雨だけでグンと伸びた、ということを聞きました。3日前まですにたちゃん達が心配するほど芽が出ていなかったというのが信じられないくらいに、力強くたくましく芽が出揃っていました。
ふたつめのかけ声は、「豊作になる!」です。本当に豊作になるように、芋がたくさんできるようにと、土をたっぷりとかけました。
下町側の追肥は残ってしまいましたが、みんなと良い作業にしようという空気を感じた午後でした。明日も頑張れそうです。