5月17日
約10本の桃の樹の摘果が進んだ1日でした。
朝は雨が降る中での摘果でしたが、桃の葉っぱに雨が落ちる「ポツポツ」という音と、桃の実が落ちる「ポトポト」という音とがとても心地よく、私たちの上だけ雨が降っていないかのように、集中して摘果に迎えました。
しかし、私が選んだ雨合羽の選択ミスで、9時に朝食を食べに古吉野へ帰ると、ズボンにもTシャツも下着もすべてビショビショで、少し早いプール開きをしたかのように髪からも水が滴り落ちる次第に……。
ですが、それもこの時期ならではの雰囲気があったし、摘果の時期は雨の中、桃メンバーのみんなと雨合羽を着て出動するときもあったので、今日もまた1つ、いい記憶になりました。
そして、午前中は早朝の雨が嘘かのように、今度は太陽は出ていないけれど、ムシムシ。午後はまた天気がコロッと変わり、真夏の陽気で、1人サウナを体験したような日でした。
先にも書きましたが、今日は1日を通して桃の摘果に入らせてもらい、1日で10本の樹の摘果が進みました。
作業人数を考えると、そこそこいいペースで進んだ方ではないかと思います。
午前中はフラダンスの振り入れがあったため、あけみちゃん、ふみちゃん、ひろこちゃん、りなちゃんと人数を絞って摘果に行きました。
このメンバーで作業をするのが何だか懐かしいような、嬉しいようなで、安心した気持ちで桃畑で作業を進めました。
午前中は主に開墾26aの白皇の摘果をしました。先週、17aの加納岩白桃の摘果をした時は、少し実付きが悪いなという印象があったのですが、白皇はものすごい実付きがよくて、選び放題、取り放題で、いい場所にいい実だけを残すことができたように感じます。また、花が咲くのも「はなよめ」の次に早いからか実の肥大もよく進み、オーケーサイズより一回り小さいくらいの直径2.5センチほどに実が肥大しており、先行きがいいなと思いました。
これからの時期、毎日1ミリずつ桃の実は肥大していくのかなと思い、私は土日しか桃作業に入れませんが、1週間ごとに実の成長を感じられるのも嬉しいです。
そして、午後からは池上の桃畑に進み、清水白桃4本となつごころ2本の摘果をしました。
池上の畑に到着すると、なつごころ側のネットが裂けてしまっていて、急遽、ネット修繕をすることになりました。りなちゃんやふみちゃんがすぐに「修繕しよう」と言って軽トラックに乗り込み、ネットを直す姿がかっこよかったです。
また、午後は風が強かったため、そのまま2人が他の畑の見回りにも行ってくれました。そんなこともあり、摘果の人数は5、6人ほどだったのですが、午後は作業時間が5時間近くあったため、摘果もよく進みました。
清水白桃は少し変形の実が多くも感じましたが、例年と同じと言えば同じくらいだなと思ったりし、ひろこちゃんも声をかけてくれて、残す実が少なくなりすぎないように注意しました。特に、この品種は整理落下がある為、個人的にはなるべくいい実はすべて残すという気持ちでしたのですが、最終的に見回った感じでは、必要な場所に必要な分実が残っているように感じて、良かったなと思います。
なつごころは、ガクが付いたまま実がしおれる、成長が止まるという霜の被害や、受粉の失敗などにより実が他の品種より少なく感じましたが、なるべく多く実を残して摘果することができました。
摘果が本当に楽しいなと思います。あまりにも楽しくて、このまま夜までやり続けたいほどでしたが、明日もあるので今日はよく寝て、集中力を蓄えておきたいです(蓄えられるのか知りませんが)。
桃メンバーとこれから、約3カ月間、桃のことを考えて過ごせるのが楽しみです。