5月13日
○1+1=5になる
お父さん、お母さん、今日は書きたいことがいっぱいあります!
本当に本当に充実していて、嬉しいことがいっぱいで、作業が気持ち良く進んだ日でした!
書きたい勢いだけは先走っているのですが、めちゃくちゃになりそうなので、朝から順を追って書いていきたいと思います。
午前は焼土詰めの作業に入らせていただきました。
といっても、わたしは焼土を詰める方ではなく、焼土詰めメンバーのサポートとして、役割を任せてもらいました。
中庭は会場セットがばっちりで、すぐに作業開始。
あゆちゃん、まえちゃん、どれみちゃん、さやねちゃん、よしみちゃん、さくらちゃんという精鋭メンバーが集まって、みんな真剣で集中した空気で、約1000枚の育苗トレーにひたすら焼土を詰めていっていました。
そのなかで、わたしは①育苗トレーにシートを敷く ②育苗トレーを運ぶ ③焼土の補充をする ④詰め終わったトレーを軒下に運搬する という4つの役割を担いました。
1つひとつのやることは単純ですが、6人の流れを崩さないように、常にスムーズに作業が滞りなく進むように、先回りして動いたり、一人ひとりの状況把握をすることが大変で、みんなの勢いに付いていくのが必死でした。
でもこれ、職場のピーク時と似ていました。
①育苗シートを敷くのは、トレーマットを敷くのと一緒で、②育苗トレーを運ぶのは、ピーク時になくなったトレーを後ろへ走りに取りに行くのと似ていて、③焼土の補充は、どこか行き詰まっている場所がないかを見て、必要に応じてフォローに入るチェイサーの動きに似ていて、④詰め終わったトレーの運搬は、商品が揃い終わったものをお渡し口まで運搬するのと似ていて……。
今日はお休みのはずですが、やっていることは何だか職場でやっている動きと似ているなと思いました。
でもこういうの、自分の性に合うというか、周りをみて自分がすべきことを把握してフォローに入ったり、クルクル走り回るのが好きで楽しくて、今日の焼土詰めも必死だったけれど、心はすごく楽しくて仕方なかったです。
また、自分が補充に回ると、みんなが必ず、「ありがとう」と言ってくれることがとても嬉しくて、やる気に繋がりました。
初めは山積みになっていたトレーが一目瞭然で減っていき、約1000枚の育苗トレーに焼土が詰め終わった時刻がなんと、12時でした!
お父さんもおっしゃられていましたが、わたしも焼土詰めと言えば、1日がかりでやるイメージが強かったです。
それが半日。しかも30分以上も余裕をもって終わったのです。
「さすが精鋭メンバー」とあゆちゃんが言っていましたが、本当に焼土を詰めていたメンバーの集中力とスピード感と、高い質の仕事がきれいだなと思いました。
片付けでは焼土がのっていた永禮さんのダンプまで、水できれいに洗い流すことができました。ホースを使っていたら、服がびしょびしょになってしまったけれど、走り回っていたら本当に暑かったから、水が冷たくて気持ち良かったです。
さらに玄関下に行ったら、お父さんとお母さんがちょうど来られたところで、お父さんに思わず、「焼土詰め、終わりました!」と報告したら、お父さんが、「えっ!? なんで!?」ととても驚かれていて、最後には、「トレビアン!」と言ってくださったこともさらに喜びが倍増する一言でした。
気持ち良く作業が終わった午前ですが、午後も、とっても気持ちが良い作業だったのです!
午後からはさやねちゃんと一緒に、山畑と山畑下の草刈りに行きました。
さやねちゃんとはよく一緒に草刈りをしますが、今回も山畑という大斜面の強敵。
さらに草の勢いと草丈がすごくて、初めは圧倒されるくらいでした。
初めはお互い、端々からスタートしたので、さやねちゃんのエンジン音だけが聞こえて、さやねちゃんの姿は見えませんでした。
ひたすら斜面と草と戦っていて、さらに山畑は立地が高いところにあるので、太陽が近くて、暑くて暑くて。
(うーーー)と唸りたくなりそうだったけれど、(見えないけれど、きっとさやねちゃんも同じように戦っている)と思うと、さやねちゃんに会いたい! という一心で頑張れました。
15時と16時にさやねちゃんと休憩をとりました。
山畑の斜面に座って、さやねちゃんが用意してくれた水を1杯ずつ飲みました。
その水が本当に本当に美味しくて。少し風も吹いていて、汗をいっぱいかいた身体にはとても心地よく、さやねちゃんと「涼しいね」と言いながら、ほっと一息つけた時間もとても嬉しい時間でした。
休憩はそこそこに、「よし、残り1時間半、頑張ろう」と、またすぐに作業に戻りました。
その時点で残るが山畑の斜面の残りと、山畑下がまだ手つかずの状態でした。
正直、(これは終わるかな?)と思いました。あとから聞いたら、さやねちゃんも同じように思っていたようです。
でも2人で山畑の大斜面を刈り終えて、残りの1時間でわたしは山畑の外周を刈って、さやねちゃんが山畑下の斜面に入ってくれました。
外周は超ハイペースで刈って、すぐにさやねちゃんに合流しました。
さやねちゃんが斜面でも広いストロークで刈ってくれていて、わたしはさやねちゃんの勇敢な背中を追いかけて、残りの一辺を刈っていきました。
そして、終わるかな? と不安に思っていた山畑下の斜面まで、すべて刈り終えることができたのです!
さやねちゃんと顔を見合わせて、「やったー! 終わったね-!」と。
さやねちゃんのその満面の笑みが嬉しくて、わたしも鳥肌が立つくらい、心から、(あぁ、すごくすごく嬉しいな。人と喜びを共感し合えるって、本当に嬉しいことなのだな)と感じました。
帰りの車で、さやねちゃんが嬉しい言葉をくれました。
「1+1は2じゃなく、2人で力を合わせたら、1+1が5になったね」と。
その言葉が本当に本当に嬉しく、言葉が出ないくらいでした。
改めて、1人ではできることは限られてしまうけれど、1人が2人になっただけで、自分が持っている力の何倍も出すことができてしまって、2人の力が合うと、そのパワーは10倍にも100倍にもなって、できない壁も超えることが可能なのだと思いました。
今日はそれを、さやねちゃんと身をもって体験することができたと思いました。
さやねちゃんが夕食の席でも、「嬉しかった」と話してくれていました。
それを受けて、まなかちゃんとゆきなちゃんまでも、「2人の表情が和やかだった」と言ってくれました。
みんなが喜びを共感してくれて、同じように喜んでくれて、そういう空気が本当に温かいなと感じました。
今日、1日みんなと作業をしていて、みんなといると、自分はいくらでも動けるし、頑張れると思いました。
そしてみんなと力を合わせて頑張った先には、必ず大きな達成感と喜びが待っていると身をもって感じました。
夜にお母さんがおっしゃっていました。
「利他心じゃないと、みんなは生きていけない」と。
本当に本当にわたしは人と繋がって、なのはなの力になろう、なのはなを繋いでいこうという気持ちでいると、どこまでも頑張れるのだと思います。
だからしっかり、言葉面だけじゃなく、利他心の価値観を入れていきたいです。
夕食の配膳では、なっちゃんとご飯つぎもして、なっちゃんといるだけで安心できて。
本当にみんなが大好きです。
お父さん、お母さん、まだ書きたいことがあるのですが、時間なので、今日はここまでにします!
いつも本当にありがとうございます。