「塩水選」 まりの

5月10日

 今日は、播種の準備があって、午前中は私は大人数のみんなとトレーの選別やタンク洗いをして、午後は塩水選にはいらせてもらいました。

 午前中に、まえちゃんや慣れているメンバーが、準備をしてくれていて、お風呂場は綺麗にしてあって脱衣所にビニールが張られ、体育館にはブルーシートの上に新聞紙を広げてあって種籾の干場が作られていました。

 まことちゃんが、脱衣所で種籾を4㎏づつ計ってざるに入れて、それをまえちゃん、しなこちゃんが種籾を実際に塩水選をなのはなのゆでやります。それで塩水選された種籾を、私は体育館に運び、体育館でなつみちゃんが広げてくれます。常に空のざるがなのはなの湯にまわるように、私は体育館となのはなの湯を往復する役目でした。

 塩水選では、紫黒米は真水で行い、その他の種籾は硫安をとかして行われました。紫黒米は、『朝紫』という名前でした。最初の紫黒米をまえちゃんが塩水選するところから見ていると、4㎏入ったざるごと、水を張った大きい樽に入れて、そこで混ぜて浮いてきた籾を取ります。

 その次が、もち米です。そこからは、硫安を入れて、まえちゃんが比重計を入れて、硫安の量を調整していました。塩水で、卵が浮かんで10円玉分水面に浮かんでくるのが丁度いい濃度だとあるけれど、今回はその比重計で見るのでした。それで、もち米は比重1.10で、他は1.13にするそうで、(あとから調べるとそう書いてある)それで濃度を確認するようでした。

 硫安にざるごともち米を入れて、混ぜて浮かんできたものを取ったら、それを急いで真水で洗い流します。この一連の作業は、手早く行われて、すぐにざるを受け取って水を切って、次の種籾を入れたざるを渡します。

 もち米の次はあきたこまち、その次はミルキークイーンでした。ミルキークイーンは多いので、そこに入ってからはざるを回るスピードも速くて、なのはなの湯と体育館の往復も大急ぎになりました。

 4時頃には終わり、片付けをしました。塩水選を話には聞くけれど、あまりやったことがなかったので、見ながらできて嬉しかったです。