「常にプレーヤーでありたい」 うたな

5月8日

 桃のネット掛けが今日で終了しました。昨日に引き続き、今日は山桃、池上、奥桃、小畑、石生を終わらせることができました。あけみちゃんやふみちゃんが、脚立やネットをあらかじめ運んでくれていたこと、脚立の立てる位置にかなり気を遣ったことなどで、昨日よりスピードが上がりました。達成感が尋常ではなかったです。

 終わった、と告げられたとき、力がへなへなと抜けていった感じがしました。二日間、とても楽しかったけど精神的にも身体的にも疲れ切ってしまいました。なのはなを担っている大切な桃。量も品質も最高に保つために、これまでのなのはなの先輩たちが積み上げてきたものを壊すことは許されない。そんな空気があって、自分もその中で作業させてもらったことが、貴重な時間だったと思います。
 これまでのなのはなでの畑作業は「誰一人取り残されない、楽しく」な雰囲気がありました。でも今回は少し違って、甘えは禁物、お客様や傍観者は許されなかったです。

 社会で仕事をする中で、自分はきっとここでつまずくだろうなという気づきもたくさんさせてもらいました。少しでも考えない人になると、邪魔な場所に立っていたり、場違いな動きをしていたりしました。
 どんな作業でも、常にプレイヤーでありたい、そう思うきっかけになりました。桃のネット掛けの作業に入らせてもらえて、よかったです。