
山小屋キャンプのなのはな〈料理の鉄人〉
(記者:あや)
お父さんとりゅうさんの最高のカツに相性抜群のカレーを!
今回のキャンプの料理の鉄人は、お父さん、りゅうさんが揚げてくださったカツに合うカレーに加え、なのはなの冬、春に大活躍するセロリの新しい味付けを生み出すというテーマで行われました。
料理の鉄人がスタートし、運命のカレーが決まるカレールー争奪戦が開かれました!同じカレールーは無く、全て違うカレールーです。甘口、中辛、野菜たっぷり、スパイス多め。味の特徴を聞いて、欲しいルーに挙手をします。全てのルーの説明を聞いてから手を上げるか、他は聞かずにすぐ手に入れるか。早い者勝ちなので、欲しいルーがもらえるか、ドキドキです。
甘口が人気で、度々じゃんけんが起こりました。甘口の時にとても勢いよく手を上げるチームがいたりと、ルーの争奪戦の熱気が楽しかったです。希望のルーはゲットできなかったのですが、最終的にもらったルーは、私が前回も作ったルーで驚きました。
ルーが決まってレッツ調理! 火起こしから始まります。
お米は七輪、カレーは火起こしをして野外炊飯! なかなか使うことのない道具で調理していくので、緊張しました。
火起こしの準備として、ドラム缶に丸めた新聞紙を詰め、木の枝を山盛りに重ね、そのうえに木炭を置きました。お父さんが見てくださって、火が焚きやすいようにしてくださってありがたかったです。火をつけ始めると、火がすぐに起こって、しばらくすると大きな火がそれぞれの箇所で出来ていました。
火起こしの準備をしている間に山菜を取りにいってくれていたチームが、かごにたくさんの山菜を摘んで帰ってきてくれて、豊かな気持ちになりました。あまり山菜をいただく機会がないので、キャンプの良さだなと感じました。
チームの中で米炊き、野菜切りを役割分担して進んでいきました。私は永禮さんの娘さんとゆうはちゃんと野菜切りで、三人でテンポよく次々と野菜を切り終えることができ、嬉しかったです。日々の当番を活かすことができ、いろんなことが繋がっているのだなと思いました。
その後、セロリの味付け作りやカレー作りの方に合流させてもらいました。私たちのチームの味付けは、マヨネーズをベースに、なのはな自家製の梅を加えたもの。梅を刻んだり、ごまを炒って加えたりして、完成形まで近づけていきました。
カレーはよしえちゃんやひろちゃんが見てくれていて、辛めのルーを和らげることができないかと、牛乳入れたり、コーヒーの粉を入れたりしてくれていました。
途中でお母さんが見にきてくださって、味の着地点を教えていただいた時のお母さんがとてもかっこよかったです。
米炊きチームでは、七輪の火おこしを須原さん、永禮さんとチームのみんなが七輪を囲んでしており、その空気の暖かさをそばで感じて嬉しくなりました。火加減抜群の七輪でお米が焚かれていて、どんな美味しいお米になるだろうと、完成前からわくわくしていました。
盛り付けの時間になり、七輪を開ける時、他のチームから「わぁー!」という歓声がたくさん起こっていました。私たちのチームも歓声が起こり、真っ白で良い香りがするお米が本当に美味しそうに焚かれていて、須原さん、永禮さん、米炊きのみんなの凄さを感じました。
ご飯やセロリ、ルーが盛り付けられて完成!
お父さんとりゅうさんが揚げてくださったカツを取りにきました。りゅうさんがカツを切ってくださっていて、切る様子から、もうすでに美味しそうでした。
お父さんがカツを盛り付けてくださって、二度上げされた見た目からしてさくさくのカツが本当に輝いていました。
食べると凄くさくさくしていて、だけどふわっと感もあって、(こんなに美味しいカツは食べたことがない)と思いました。
私は元々あまりカツが好きではなかったのですが、お父さんとりゅうさんが揚げてくださったカツは本当に美味しくて、世界一だと思いました。
チームで作ったカレーは、少しの辛さに加え、フルーティーさがあって、とても美味しかったです。お父さんとりゅうさんのカツとマッチして、とても幸せでした。
七輪で炊いたお米も硬い芯はないけれど、しっかりとしていて美味しかったです。
また、味付けされたセロリを食べて、梅の酸っぱさとセロリのみずみずしさ、爽やかさはとても合うのだということを初めて知りました。他のチームの味付けでも、想像しただけでセロリと合いそう、食べてみたい、と思う味付けばかりで、いつかなのはなのメニューとして食卓に上がる時が来るのが楽しみに思います。
ドキドキの審査では、食べてすぐにお父さん、お母さんのコメントが聞こえてきて、歓声が上がったり、期待が高まったりしていました。
私たちのチームはお米炊きの賞とセロリの味付けで賞をもらうことができ、嬉しかったです。お米炊きの賞は4チームも貰っていて、みんな七輪でのお米炊きが成功したいたことが凄くかっこよかったです。
カツカレーもセロリの味付けも大成功!お父さん、りゅうさんが揚げてくださった本当に美味しいカツに、みんなで作ったカツカレーがいただけて、とても幸せな時間でした。
(記者:あや)