
山小屋キャンプのなのはな〈テント設営・ウォークラリー〉
(記者:ゆうは)
〇テント設営
待ちに待った山小屋キャンプがいよいよ始まりました!
初日の午前中、まずはテント設営からスタートです。
最初にあけみちゃんとふみちゃんが簡単なインストラクションをしてくれて、3~5人に分かれて各自のテントを立てました。
テントを立てたことはなくて、ただ立てるだけでも難しそうとドキドキしていました。
でもなのはなのテントはそれだけではありません。
なんとお母さんが事前に決めてくださった設置場所を自分たちで整地をするところから始まります。
大自然に囲まれた山の中、かなりの傾斜がある場所のチームもありました。
そのままでは夜寝るときにゴロゴロと転がってしまいます。
快適に過ごすためには土台に篠竹や笹、すだれを敷いて地面をなるべく平らにして、さらに段ボールやむしろを敷いてふかふかに、テントが破けないようにすることが必要です。
みんなで材料を集めて運んで踏み固めて。こうして自分たちの寝床を自分たちで作っているのだと思うとすごくわくわくしました。
途中、地面が平らになったか確認するために段ボールの上に寝転がってみると、視界には真っ青な空に映えるきれいなモミジの緑葉が。自然の美しさを全身で感じられる貴重な経験ができました。
整地が終わるとテント設営に。
テントも斜面に合わせて頭の向きを決めて、さらにそれに合わせて出入口を決めてと様々な工夫が必要でした。
けれどみんなで力を合わせたおかげであっという間に完成。
きれいな森の中でみんなと協力してテントを立て終わったときには何とも言えない達成感が!
ここで夜を過ごすのだと思うとすごくわくわくした気持ちであふれました。
キャンプ最初のイベント、早速満喫したひと時となりました。
*
〇ウォークラリー
キャンプ1日目の午後からはウォークラリー。
私はなんとお父さんとお母さん、そしてゲストのたくろうさんご家族と一緒に回らせていただけました。
お父さんもウォークラリーに参加すると聞いた時から一緒に回れたら嬉しいなと思っていたら、まさか願いが叶うなんて!
ただでさえ楽しみだったウォークラリーがチーム発表を聞いてさらに楽しみになりました。
まずはスタート地点で1つ目のチャレンジ。
長い筆を使った文字あてゲームで、お父さんとお母さんが代表して書いてくださいました。
難しそうで苦戦しているチームもある中、息ぴったりでわかりやすく書いてくださって無事全問正解することができ、幸先のいいスタートとなりました。

大きな山の中を散策しながら、今年のテーマの妖怪になぞらえた8つのゲームに挑戦しました。
どれも小さい子供から大人まで誰もが楽しめる上に、クオリティの高いゲームで、改めてなのはなの本気に驚きました。
中にはタケノコ堀りなど山ならではのミッションも。
遊びの中で、自然の恵みに感謝することを覚える学びも得ることができました。
そして1番驚いたのがジップライン!
まさか個人の山のキャンプでジップラインができるなんて。
作りも本格的で、実行委員や須原さんが試行錯誤を重ねてくれたおかげで安全さを保ちつつスリルあるスピード感を楽しむことができました。
美しい大自然の中、空を飛ぶように風を切る爽快感。
何度でも乗りたいと思ってしまうほど楽しかったです。
しゅんきくんとりつきくんも大人用のコースに挑戦したり、続々とミッションをクリアしたりと、元気いっぱい森を駆け回って大活躍!
無邪気な2人の姿を見ると、自然と笑顔がこぼれパワーをもらいました。
チームで団結して、沢山遊びつくして、最後のゴールまで全力で楽しむことができました。


ゲームはどれも、なのはなの子たちの能力の高さがうかがえる完成度の高いものでした。
でもそれだけではなく、実行委員のみんなが全力で楽しませることを楽しんでいるのが伝わってくるものでした。
だからこそ心の底から楽しかったし、なのはなのキャンプはなんてあたたかい空間なのだろうと、ここに参加できる喜びを改めて感じることができました。


〇テントで寝てみて
1日キャンプを楽しんだ後はテントで寝袋に入って夜を過ごしました。
人生初の寝袋に、人生初のテント宿泊。
自分たちで試行錯誤をして立てたテントということもあってすごくわくわくして、寝付けるか不安なくらいテンションが上がってしまいました。
午前中に頑張ったおかげで床はふかふか。
中も同じテントで過ごすみんなと入るとちょうどいい広さで、大きすぎず小さすぎず、みんなをそばに感じられるようなあたたかい空間でした。
山の夜はまだまだ寒いのでしっかり厚着をして寝袋へ。
寝袋はミノムシみたいにくるまって身動きがとりづらく閉塞感がありそうだなと思っていたのですが、実際入ってみると全然窮屈な感じはしませんでした。
むしろぬくもりに包まれて心地よかったです。
この心地よさは普段とはまた違った非日常感のあるテントならではのものでした。
ランプを消すと中は当然真っ暗闇。
でもみんながすぐ隣で肩を寄せ合いながら寝ているおかげで恐怖感や孤独感は感じず、安心して眠ることができました。
夜が深まりみんなが眠りにつく頃にはフクロウの声も聞こえてきて、森と一体になるような穏やかな気持ちで夢の中へ。
初めてのことだらけで、テントに入ったときは少し興奮気味でしたが、何とも言えない寝袋とみんなのあたたかさ、そして一日全力で遊んで全力で楽しみつくしたおかげですぐに眠りにつくことができました。

朝起きると布団より眠れたのではないかと思えるほど熟睡できました。
テントを出ると、朝の森の冷たい澄んだ空気を全身で感じられてとても気持ちよかったです。
ぐっすり眠って、すっきり目覚めて、すがすがしい気持ちになって。
最高の1日のスタートでした。

(記者:ゆうは)