4月26日
先日から読み進めていた、なのはなに来たばかりのころ、お父さんが集合でおすすめしてくださっていた本の1つの『若き数学者のアメリカ』を読み終わりました。
今までに読んだことがあるのはミステリーや恋愛、ファンタジーなど作られたストーリーのある作られた小説ばかりで、体験記はあまり読んだことがありませんでした。なので、途中で飽きてしまったりしないか、最後まで読み切ることができるか、読む前は少し不安でした。
でもお父さんがおもしろいと感じた本はどんなものなのか、お父さんの感じたことを私も少しでも知りたいと思ったし、きっと回復の助けになるのではないかと興味を持って読むことに決めました。
実際に本を開いてみると感じていた不安は全くの懸念でした。まずストーリーの構成、言葉の選び方が絶妙で一気に引き込まれていきました。
私は体験したことのないはずのことでも思わず共感を覚えてしまう場面も多くあるほどの、文章のわかりやすさやイメージを掻き立てられる表現に驚きを覚えました。
抗意識や共感性、疎外感や真の愛情など、アメリカという日本とは歴史も人種も全く違う土地に降り立った著者が、時とともに移りゆきながら感じたアメリカへの思いが伝わり、私も一緒に旅をしている気持ちになることができました。
日本人とは異なるアメリカ人の生き方をこの本で垣間見ることができ、いろいろな人の生き方を知ることができました。
そのおかげで幸せとはどういうことか、人としての「良い生き方」とはどういうものかを考えなおすきっかけにもなり、一冊の本から多くの学びを得ることができました。
ただ何も考えず読んだだけではこの学びは得られなかったと思います。
お父さんがおすすめしてくださったからこそ、この本の本質は何か、なぜお父さんがおすすめしてくださったのかを考えながら読むことができ、成長する機会になりました。
他にもお父さんがおすすめしてくださっている本は沢山あるので、少しでも自分を良い方向に変えるきっかけになるような読み方をできるように意識しながら時間を見つけて読んでいきたいです。