「雑味なく向かうと」 まち

4月24日

 午前と午後、ジャガイモの芽かきをしました。午前、リーダーのさくらちゃん不在で、メンバーが私、さやねちゃん、つきちゃん、そなちゃん、ゆうはちゃん、ほのかちゃんの計6人での作業でした。魚とり裏から行って、やり方を伝えて、始めて、これは間違ってはいけないから質重視だ、と思っていたのですが、午前に進んだのは11時半に私が配膳で抜けたけど、魚とり裏と山畑の半分ちょっと。午後になって、さくらちゃんが入って、さくらちゃんはどうやってリーダーシップをとるのかな、と思いました。

 さくらちゃんは最初から、スピードが他の人の倍くらい、違いました。めちゃくちゃ速い。そして、さくらちゃんがいると、空気が澄んでいて、雑味がなく、みんなも、その空気の中で、流れるように、速くなっているのを感じました。途中、さくらちゃんが、速いやり方を教えてくれて、まず、複数ある芽のうち、最初に残す3本を決める、あとはその他の芽をがっと掴んで抜く、最初に3本決める判断が私は速いんだと思います、と言っていました。

 すごい、と思いました。その判断がとても素早いし、これは決断力と認識力が養われる作業だと思いました。みんな、さくらちゃんの動きを見て、やり方を真似して、どんどん速くなっていました。途中でまりのちゃんも来て、午後で山畑、山畑下、下町上下が終わりました。

 さくらちゃんは誰も焦らしたり急がせたりしないけど、さくらちゃんの空気だけで、みんなを引っ張ったんだと感じました。りなちゃんの摘果の手つきもそうだったけれど、本当に回復したら、被害感情も自己否定もなく、空気が本当に澄んでいて雑味がなくて、ただいるだけでみんなを引っ張れるのだと感じました。

 周りの人がどう、とかじゃなくて、自分の背中で雑味なく引っ張っていく。純粋に仕事や作業の目標だけを捉えている澄んだ空気、それが本来の本当のリーダーシップの取り方なんだと思いました。

 丁寧にやっていたつもりが、ただちんたらしてしまっていた午前に比べて、午後の作業の方が10倍楽しかったし、達成感がありました。いつもこうでないといけない、と思いました。私も、いつもこんなふうに、雑味なく、仕事ができるようになりたい、被害感情とか自己否定とか一切なく、認識力高く、雑味のない普通の人の速さと質で、仕事ができるようになりたい、と思いました。