4月23日
○自分を育てる喜び
さくらちゃんのお誕生日でした。
さくらちゃんは、野菜を育てながら、自分を育てながら、高い結果を出すことに喜びを感じているのだと、あゆちゃんが仰っていました。
確かにさくらちゃんが担当する野菜、ピーマン、ゴーヤ、とうもろこし、唐辛子、小松菜、水菜…など、全て品質が良く大量に採れているなと思います。
手間暇を惜しまずにフットワーク軽く動けるさくらちゃんが素敵だな、私もそうなりたい、そうならねば、とすごく思います。
探求心、好奇心、に満ちていて、物腰柔らかくいつどんなときも安定しているさくらちゃんがかっこいいなと思います。
さくらちゃんは、日々の生活、当番の中にも結果を求めているのだとあゆちゃんが仰っていました。どうしたら1本でも多くの包丁を研ぐ時間が確保できるか。どうしたら剪定ばさみまで研ぐことができるか。目の前の、与えられた環境の中で、いつも改善点を探して追求しているから、結果を出せるのだと教えていただきました。
かわいらしい外見なのに、ものすごく力強いのも素敵だなと思います。
お正月のなのはな大相撲初場所でさくらちゃんと取り組みをしたことがありました。
岩のごとく微動だにしない足腰に圧倒されて、私が根をあげました。
ものすごく優しくて、繊細なのに、集中するときの姿勢とか、やる気に満ちているときのさくらちゃんの真剣な表情、どんな重い物でも持ち上げてしまうさくらちゃんは本当にオールマイティーでかっこいいなと感じます。
私がどんなに初歩的な質問をしても、草しきが遅くても絶対に馬鹿にしないで、私のところまで降りてきて丁寧に対応してくれるさくらちゃんが優しいなと思います。
いつもありがとうございます。私も、さくらちゃんに頼ってばかりではなくて、さくらちゃんみたいに畑でもどこでも役に立てるようなスーパーマンを目指して精進していきます!大好きです。
○筋肉を育てる
マラソン当日、ゴールして走り終えた後から腿から膝にかけて激しい痛みが続いていました。けれど、なのはなのみんなは何事もなかったかのように普通に歩いていて、普通に畑作業をしています。それなのに自分は……でも痛いし…とここ2、3日落ち込んでいました。
これ以上ジャグリングをさせないために、叱られる怖さを捨ててあゆちゃんに相談しに行きました。
「マラソンを走ったことで、今まで使ったことのない筋肉、自分でもあると思わなかった筋肉が使われて、痛みが出るのは当然で、それはまた休んで無いことに戻すのではなくて、使いながら育てていく筋肉だよ」
と教えていただきました。
今までの私は、自分を守るためにゆっくりしか動けなくて、動ける身体ができていなかった。使うべき筋肉、体幹をフルで使っていなかったのだと、教えていただきました。
フルマラソンでその筋肉、自分の気力体力の存在に気づいた今、これからその筋肉を使っていけば動ける身体になっていくのだと教えていただきました。
そうか、私は自分が痛いか痛くないかしか感知していなくて、着地点、自分がどうなっていきたいか、どんな身体を作っていきたいのかを考えられていなかったな、と気づきました。だから身体の不調に敏感だったり、思うように身体を使えなくて草しきや、その他の畑作業が圧倒的に遅かったのかなと思いました。
私はさくらちゃんみたいに作業が綺麗で早くなりたい。あけみちゃんみたいに脚立の上からポールを打ち付けられる腕力をつけたい。しなこちゃんみたいに軽やかに移動できるようになりたい。
と思いました。フルマラソンの時みたいに、自分のままだったらできないかもしれないけれど、自分じゃない何か、お父さんだったら、という仮定で過ごせばそれらの目標に近づけるかなと思いました。そう思うと今の自分も卑下しないようになり、気が楽になりました。どんなに稚拙な質問でも、あゆちゃんが真剣に答えてくださるのが優しいなと思います。自分の持っている力をフルで使わなくちゃ、生まれてきた意味がない、とあゆちゃんが伝えてくれました。本当にそうだと思いました。
今日は、桃の摘果と桃の支柱立てを行いました!
どちらも今期初、でした。摘果は、ちいさな桃の実がすでにできているのを間近にして少し興奮しました。ふわふわとかわいらしくて、成長の早さに驚きました。
支柱立ては、すごく楽しかったです!
あけみちゃんが穴掘り機で穴を開けてくれて、わたしはまなかちゃんたちと砂を詰めていきました。みんなで穴をかこんで麦わら帽子をくっつけ合っている光景がなんともおもしろかったです。渾身の力を込めて差し込む鉄骨にうなり声も上がり、みんなで全力を出し合って汗をかいて、気持ちよかったです。
時間はおよそ1時間30分間で、初めて行うメンバーが多かったのですが12本立てることができて嬉しかったです。
みんなで桃を作っていっている時間が尊いなと思いました。
明日もできることをがんばります。