
4月23日のなのはな

津山加茂郷フルマラソンを終えて、ほっとしたのもつかの間、次は山小屋キャンプに向けての準備を、急ピッチで進めていきます。
今日の午前中は、あゆちゃん、須原さんと、チームのみんなと一緒に、ウォークラリーを実際に行なう、盛男おじいちゃんの山へ。それぞれのゲームをどのように進めるか、何が必要か、今考えているプランに何を足したら面白くなるか、話しながら歩いていきました。
わたしは、今までジップラインの出発地点に使っていた木が無くなっていたかもしれないと、あゆちゃんから聞いていて、あるかどうか、ドキドキしていたのですが、実際に現場についてみると、今まで使っていた木はしっかり、そこに立っていて安心しました。
今年はみんなに、白くて薄くて長ーい、あの妖怪にぶら下がって空を飛んでもらう予定で、みんなが遊んでいる光景を想像すると、一層楽しみで、やる気が湧いてきました。
そして、春のおじいちゃんの山で、忘れてはいけないのは「タケノコ掘り」。
茶色い三角の頭が、ぴょこぴょこと地面から飛び出して来ていて、目が慣れると「あ、ここにあった!」「ここにもある!」と、どんどん見つかっていて、それを須原さんやうたなちゃんが開墾鍬であっという間に綺麗に掘りあげていってくれていました。
わたしも夢中で掘ったり探したりして、とても楽しかったし、みんなにも、ウォークラリーでタケノコ掘りや、山菜取りを楽しんでもらえたらいいなと思いました。
しばらく歩くと、私の一番大好きな桧の道に入りました。
スーッと心が落ち着くような、変わらないおじいちゃんの山の大きさを感じられて、初めておじいちゃんの山を歩く子にも、好きになってもらえたら嬉しいなと思います。
最後には、お母さんから「これがしたい!」とリクエストのあった、みんなが雪女になれるゲームも、あゆちゃんが歩きながら伝えてくれて、あぁ、早くみんなに喋りたい気持ちでいっぱいになるほど、楽しみが詰まったウォークラリーになりそうで、今からとてもワクワクします。
そして午後からは、よしみちゃんと、籾摺り機倉庫の裏にある、ジップラインで使う足場パイプを出している間に、須原さんが、妖怪を使ってくださって、実際に設置もしてくださっていて、その妖怪のフォルムが本物で、胸がときめいて、目がキラキラしてきました。
今日は、その妖怪を真っ白に塗って、あとは、手と目を付けたら完成です。
そして、明日は山小屋に行って、ジップラインを設置して、実際に滑ってきます。
ジップラインをしながら行うクエストもあるので、そのゲームも、みんなが安全に面白く出来るように、しっかり詰めて、良いものを作ってきたいと思います!
(なつみ)
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午後は、山小屋キャンプに向けて! 秘密基地の材料集めに行きました。
今年のテーマは、“妖怪”。そして、山小屋キャンプの基地づくりのテーマは、「自分の持っている妖怪要素、妖怪人間から抜け出したい! という決意をする家」を作りましょう! ということで、この基地づくりで作った家が、8月の縁日の遊び屋台としてでも、12月のウィンターコンサートの材料になるよう、めいいっぱいチームのみんなとアイデアを出し、よいものを作っていきます。
去年の基地づくりは、竹ドームで、竹がメインだったのですが、今回は、竹だけでなく、さまざまな材料となるものが用意されていました。
どんな材料があるのか、分からないまま、午後、2時に玄関先へ集合です。
玄関につくと、お母さんが、今回の材料集めの説明をしてくださりました。
材料は1チーム3種類まで。例えば、1種類に瓦を選んだら、その瓦は何枚でも、数の制限はない。というもので、種類には制限があるのですが、数が選べるという説明を聞いて、想像がどんどん膨らんで、わくわくしてきました。
どんな材料が待っているのか……。わくわく。それでは材料集めスタート!
お母さんを先頭にみんなでダッシュして、資材のある場所まで向かっていきます。
思ったよりも、すっごくお母さんの足が速くて、皆で、走っていく時間も、はらはらどきどきしてきて、楽しかったです。
場所につくと、“わあ~!!”とつい言葉がでてしまうほど。
そこには、障子、戸板、桶、傘……。なんて妖怪ぽいんだろうか。妖怪にぴったりじゃないか! 自分が思っていた、木の板とか葉っぱとか、そういう想像を超えたもので、一つひとつの材料を見て、ああ、桶から妖怪が出てきたら。障子が、ガラガラっと開いて妖怪が出てきたら。このひしゃく何かに使えそう。そう、頭のなかで、イメージするとにやにやにして興奮してしまいそうなくらい、心が躍りました。
ちなみに、私たちのチームは、りなちゃんチームで、今日はりなちゃん、ゆうなちゃんと自分とで、お仕事組さんはいなくて3人でした。
私たちのチームの基地づくりの場所は、8月、夏の縁日では金魚すくいの屋台になるそうで、その場所が縁日にも生かせるように障子を使うというルールがありました。
それも踏まえて、三人で話し合います。
どんな基地、そして妖怪が住んでいるか、3人でイメージして、思ったことを言っていきます。
自分「障子が、ガラガラと開いたら、いいよね」
りなちゃん「外周に木をさして、壁みたいにできたら、よりその空間が家みたいで、住んでる感じがするかな」
ゆうなちゃん「このひしゃくに、薬草みたいなのを入れたら。それを飲んだら妖怪から人間になる、もしくは人間から妖怪になるとか?!」
皆のアイデアを聞いて想像するだけでも、いかにも住んでそうな感じがしてきて、どのアイデアも捨てられないくらいでした。

悩むに悩んで、これで決定! ということで、材料決めはじゃんけんで、勝ったもの勝ちで決めていきました。最終的には障子と、昔の字で書いてある看板のようなもの、小さな、お家。にしました! どんなものになるか、まだ定かではありませんが、ここからみんなと生み出していくのが楽しみです。
(すにた)
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勝英農業普及指導センターの方が開催してくださる、ブドウの講習会に参加しました。
今回は、ブドウの芽かきについての講習で、今年度はじめての講習会でした。
場所は、地域でブドウ栽培をされている方の畑でした。講習会が始まる前や最後に、ブドウの様子や棚を見させていただきました。
病気対策の雨除けのビニールトンネルが、50~60センチの間隔をあけて、列で作られています。ビニールトンネルの下に新梢を出す枝が伸び、間隔があいているところは株の根本や、葉が茂らないところになっていました。雨が水やりにもなるけれど、病気対策もできているという構造がすごいなと思いました。ブドウを栽培する前の緻密な計画があって作られたり、手入れされているのだろうなと感じ、とても勉強になりました。
講習会では、ブドウの年間通しての成長の仕方や、防除、新梢各部の名称などの説明があった上で、今の時期の手入れの「1回目の芽かき」について教えていただきました。芽かきは、芽によっての生育差を無くして手入れがしやすいように、早く強く出る不要な芽を取る作業です。ブドウの木にとっては、芽が絞られることで、養分の消耗が少なくなります。
葉が開き、展葉する前の、伸び始めたばかりのブドウの芽はフワフワと白っぽく、とても可愛いかったです。資料を見るだけでは分かりにくいことも、実際にブドウの木を見ながら教えていただくと、よくわかりました。
また、ブドウの栽培についてのお話でしたが、生育段階や樹勢についてなどのことが、他の果樹や野菜にも当てはまることが多く、今までどうしてだろうと思っていたことについて答えになることが知れて、とても嬉しかったです。
なのはなで育てている、シャインマスカットやオーロラブラックも芽が膨らみ始めています。良いタイミングで適切に手入れができるように、講習会で教えていただいたことを踏まえて、育てていきたいです。
(さくら)
