「プロセス」 なつみ

4月18日 

 

 今日は、ちさとちゃんがお父さんまで、会合の相談を持って行って下さり、やり方を変えて、誰のいいとこを話すか、その「誰」をくじで引いて決めることになりました。
 みんなで1つ屋根の下で過ごしていたとしても、どうしても、当番や作業で物理的に距離が近く、視界に入りやすい人ばかりを話してしまっていました。
 でも、絶対に1人1つは良いところがあるはずで、今日からくじ引きで人を決めるようになったことで、その一つを探すようを、強く意識するようになった気がします。
 「訓練」になっていることを強く感じる、そんなくじ引き制度でした。

 

 ちさとちゃんに相談に行って、良かったなと思います。
 最初は相談に行くかどうか迷っていましたが、正しいこと、なのはなの空気を守るために正義を通すことや、9歳という年齢をどう考えるか、教えて頂いて、間違っていることは間違っているとはっきり言ってあげること、それは本人の為にも、自分より小さい仲間の為にも、当たり前に必要な事でした。
 ちさとちゃんが、根拠を持って話してくださるから、自分も自信を持って、話が出来ると思います。
 会合では、ひろこちゃんもそなちゃんもいっぱい、相槌を打ったり、「そうだよね」「わかる~」と言葉を挟んでくれて、それがすごく嬉しいし、人が話しているときに言葉を挟んで、相槌を打つのも気持ちが良いです。

 自分が聞き手の時も、話し手の時も、濃い時間、意義のある時間にできるように、「会合」という名目でもらっている、訓練の時間を大事に使います。

 

 

 集合では、評価が気になるという質問に対して、お父さんは、プロセスが大事なのに、結果だけを見ているから、結果に対しての評価が気になるのだと、答えられていて、その答えが理路整然としているだけに、結果を求められてきて、結果にしか意味を感じなくなっていた自分には、少しびっくりの答えでした。
 きっとお父さんは、これまでも同じ質問に、同じように答えていたはずで、質問を聞き終わった後に、お父さんは「評価する側になること」と、話されるのかなと思っていました。
 それが外れていたわけではないけれど、自分が印象に残ったのは、ふとネギの種まきを例に出したお話、プロセスを大事にするお父さんのお話が印象に残りました。

 お父さんは「みんなが蒔いた、3万粒の太ネギの種は、一生懸命蒔いたら芽が出るはず。仮に4分の一しか芽が出なかったとしても、一生懸命、種を蒔いたならそれで良くて、じゃあ今度は芽が出るように、また蒔き足そうとなる」と、話してくださって、わたしは、正直、(それでいいのか)と思ってしまいました。

 芽が出るように、一生懸命種を蒔く。芽が出るように、一生懸命手入れする。それで上手くいかなくても、許されるんだと思いました。

 私の座標軸が自他ともに、「他人からの評価が気になる」と一番高いところにプロットされているのは、結果主義から来ているんだなと思いました。
 お父さんが話されていたように、何事も一生懸命やって、結果ではなく、その一生懸命やったプロセスを大事にします。プロセスに重きを置きます。