「卓球部」 みつき

4月12日

 先ほど、初めての卓球部の活動に参加してきました。
 今回、ちさとちゃんが教えてくれて、9人のみんなで卓球を始めます。わたしは、卓球未経験で、温泉などでやるような卓球も何もやったことがない、まっっったくの未経験者です。
 そんなわたしにも、ちさとちゃんが「また、なのはなで卓球ができることが嬉しい!」と、1から丁寧に教えてくれたことがとても嬉しかったです。

 はじめにラケットを選ぶところからでした。
 自分専用のラケット、自分の相棒を選ぶ、それだけでワクワクしました。ラケットには、シェイクハンドとペンハンドの2種類があるそうで、わたしはペンハンドを選びました。お父さんと同じペンハンドです。

 ラケットを持ちながらフォーム練習をしました。腕だけで動かしたくなるけれど、足の重心が変わったり、腰はひねりを利かせていて、全身を使っているのを感じました。実際に卓球台を出して球を打ってみたりもしましたが、わたしは球を見続けることが難しく、空振りが続きました。ものすごい集中力や体力を使うので、これはかなり鍛えられそうだな、とハッとしました。

 実際にちさとちゃんやまえちゃんがラリーをしているのも見せてもらったのですが、テンポよく続く球が気持ちよく、球の行き帰りする音が心地よくて、本当に格好良かったです。二人を見ていて、いつもこのフォームが常にあって、そのうえで左右から来る球を取っているということが分かりました。
 1番大事な土台の部分、今教えてもらっている基本を、焦らずに、自分の身体に入れていきたいなあと思います。

 わたしは球技がとても苦手です。というか運動全般が苦手で、「もう自分は運動はダメなんだな」とずっと思っていました。
 けれど、お父さんが「卓球は絶対にできると思うよ」と話してくださったり、ちさとちゃんが「卓球は、運動神経とかは関係ないんだよ」と話してくれたり、すごく希望や勇気が湧いています。
 今まで自分で諦めて、挑戦しないでいたけれど、こうやって「やってみよう!」と思えるように背中を押してもらえること、そしてその機会を頂けることが、本当に嬉しいです。

 まだ下手くそで、全然できていないのに、卓球部の時間が本当に楽しかったなあと感じました。新しいことを知ることは、やっぱりとても面白くて楽しいです。
 卓球を通じて、粘り強さ(忍耐強さ)、集中力、体力、判断力、などなど、自分に足りないところを、身に着けていきたいです。

 最近、自分の頭の中でよく考えることがあります。
 からからスカスカのスポンジ。自分の心は、からからのスポンジで、もっともっと水が欲しいと、何かを吸収したいと、求めているんだな、と、ふと感じました。
 今はそんな状態だから、分からないことや出来ないこと、人として足りていない部分があるのは当たり前で、
 それを落ち込んだり自己否定することは無駄なことなんだな、と感じました。

 むしろ、乾いている枯渇状態だからこそ、今、自分がそう気づいて決めたならば、ぐんぐん吸収して、吸い上げていくことができると、プラスのことと捉えられました。
 乾いたスポンジで良かったと思います。お父さんお母さんの言葉を沢山吸収していきたいし、おすすめ本を沢山読みたいし、キャンプ準備も考えたいし、卓球も練習したいし…。
 やりたいこと、できるようになりたいことが沢山あります。

 本当にお父さんお母さんを師にする、そしてなのはなで生活していくと考えたとき、それでこそ、ちゃんと自分が生きられる、
 本当に自分が望むような、自分が喜ぶ生き方ができる、というのを、改めて感じました。

 今日はなんだか良く眠れそうです。おやすみなさい。