「素直な芽」 みつき

4月11日

●素直な芽

 朝起きて「もしや!?」と思って、急いで外を見ると、 地面がまったく濡れていませんでした。

 種まきした畑の水やりを雨頼みにしていたので、がっかりしてしまったのですが、今日は、水やりをしていて嬉しいことがありました。
 なんと、ルッコラの芽が出ていたことです!
 あんなに小さな小さな種で、なんとなく「1~2週間かかるのかな」「気長に待とう」というつもりでいたのですが、それは大間違いで、2〜3日で発芽するとのことでした。
 雑草の間違いなのではないか、本当に芽が出ているのか疑いの気持ちでいたのですが、よく見ると、小さい丸い双葉が、2センチ間隔で並んでいるところがありました。

 種まきでやや苦戦させられたけれども、すぐにこうして芽を出してくれるところが、なんだか素直で可愛らしくて好きだなあと思えました。

●会合のこと

 昼食後から、妖怪別の会合にみんなと参加できる時間がありがたいです。
 わたしのチームは、平日はしなこちゃんとふたりでひたすらに話しています。今日は、わたしはミスをしてしまって、気持ちが少し沈んでしまっていることなどを話して、「申し訳ないな」とも思ったのですが、しなこちゃんが変わらず、「うんうん、すっごく良く分かる」と頷いてくれたことが、とてもほっとしました。

 まだまだ自分は作り途中なんだな、というのを改めて感じさせられます。

 話をしているとき、「人を不快にさせていないか」「ちゃんと聞いてもらっているのか」「理解されているのだろうか」という不安を感じてしまうこと。自分の感情を抑え込んでしまっていて、腹が立ったことも落ち込んだことも、受け止められないことなど…。自分に対して足りない、と思うところはいくつもあって、くやしさを感じてしまいました。

 でも、しなこちゃんが、今日「すっごく共感するよ」と言ってくれたそのひとことで、少し、自分の気持ちが軽くなったなあと思います。

 きっと同じような問題を抱えているメンバーで集まっていて、もう、自分が何か怖がったり、遠慮したり、取り繕う必要はないのだなと信じます。
 一緒に過大に肯定し合って、最後は一緒に明るい方へ行けたらいいです。

 のんちゃんとあゆみちゃんのお誕生日もお祝いさせてもらって、自分も、我流(自己流)を捨てて、真っすぐに、なのはなの気持ち一本で進んでいきたいと感じました。
 今の自分をいったんもう全部捨ててしまう。捨ててしまったら空っぽで、未完成で作り段階、未熟なのは当たり前で、そのことを怖がったり不安がったり、恥ずかしがったりしないで、「今から作っていくんだ」と、ただ、進んでいくだけなんだと思いました。
 ふたりのことを考えていると、自分も、「もっとなのはなの子として、良く生きたい」と思わせていただけました。