4月10日
あゆみちゃんお誕生日おめでとうございます。
初めてお会いしたのは、私のアセスメントのお迎えに津山駅に来てくださったときでした。そのときから変わらない笑顔でずっと見守ってくださって、いつも本当にありがとうございます。
あゆみちゃんが話してくれること、真っ直ぐに目を見て伝えてくださるときのつぶらな瞳。あゆみちゃんの言葉はいつも暖かく胸に広がります。
もう無理、全部投げ出してしまいたいと思ったとき、あゆみちゃんが応接室で「ほのかちゃんはなのはなで治れる人だと思うよ」と微笑みながら、真剣な眼差しで話してくださったときのことを、今もずっと覚えています。
そのときはその言葉を素直に受け取ることができなかったのですが、今は本当にその言葉が私の希望となっています。時間をかけて、だんだんと自分の中に染み渡っているような感覚です。
あゆみちゃんご自身がなのはなファミリーでどう回復していったか、今の家庭でのお話など、あゆみちゃんのお話からはいつも希望を感じます。
自分の家族だけが幸せになればいい、という私の家庭とは違って、血縁関係を問わず助けたり助けられたりの関係をなのはなでとっているあゆみちゃんのことをすごく尊敬しています。
明日のお昼には、お祝いのコメントを直接言えたらな、と思います!大好きです!
○いろんな楽しいが詰まった日
朝、かのんちゃんと収穫嫁入りでハウスから移動しているときでした。
「チームのみんなが大好きだから、7つの項目を守ることができた!今日は朝7時に起きれたし、作業に出たのも、先頭から三番目だった!考えてくれていたみたいに、作業に早く出られたら作業が楽しい気持ちが増えた!」
とにこにこ笑顔で話してくれました。
セロリの脇目がぎっしり詰まった重いカゴを抱えていて、私のコンテナの方が軽かったので交換しようかと声をかけたのですが、「大丈夫だよ!」とニコニコ笑顔で持ち続けてくれました。
自分が楽をしたいとか、きついとか言葉でも行動でも微塵も出さずにそんなかわいらしい笑顔を向けてくれたかのんちゃんは、天使でした。
なんて素晴らしいんだ…と涙が出そうになりながら坂を上りました。
日常の変化、自分の変化をふとした瞬間に共有できることが、愛おしくて好きだなと感じます。
午前は水菜の定植の作業に入らせてもらいました。
今日は全員で定植、草しき、ネット掛けを終わらせていきました。
さくらちゃんから、ピンセットで苗を置いていく役を任されたとき「私、そういうのちょっとできないかもしれない…!」と思って顔が硬直しました。
さくらちゃんにピンセットで苗を摘む方法を教えてもらいました。
ピンセットをトレーの角に合わせ、根っこを傷付けないようにひゅっと抜く。
このとき直前の水やりで水をやりすぎてしまっていたことを感じました。
培土がくずれてしまい、きれいにトレーから抜くことが難しくなってしまったからです。今後もし直前に水やりをする機会があったら、水のやり過ぎには気を付けようと学びました。
ピンセットの先に意識を張り巡らせて集中する時間は、まるで手術中の外科医になったようでした。
1700株と比較的数が少なかったこともあり、30分早く全ての工程が終わりました。
作業の進みが良いとすごく気持ちよかったです。
苦手意識のあった繊細な作業も落ち着いて心の中から雑念を消したら、ちゃんとできました。はらはらドキドキしましたが、やりがいのある楽しいひとときでした。
午後からはなんと、山小屋キャンプの準備が始まりました。
久々の石生の坂も、キャンプが待っていると思うと頑張れました。
私が実行委員を担当させてもらうのは、ちさとちゃんたちと料理の鉄人でした。
キャンプでやりがいがあって、現実的で、みんなが楽しめるようにできるアイデアをたくさん話し合いました。ゆうなちゃんとせいこちゃんと、ああでもないこうでもないと話し続けているうちに17時になりました。
リビングのわいわいした空気が嬉しかったです。山小屋キャンプは一年の中でも一番か二番くらい楽しくて好きなイベントなのですが、こうしてみんなと準備していく時間もなにより楽しくて大好きです。みんなが楽しめるキャンプにできるように、しっかり計画を練って準備していきます。
夜は、台所でまことちゃんにグリル、鉄板の洗い方を教えていただきました。
お湯をためて使うこと、網は金たわしで、最後のすすぎはスポンジを使いながらだと落ちやすいなど、たくさん教えていただきました。
「こうするのが、代々の言い伝えとなっています」
とまことちゃんが言ってくれたとき、はっとしました。今私が過ごしているなのはなファミリーは、今だけのものではなくて、今までの先輩たちが積み上げて残してきてくださったものでもあり、自分たちが受け継いでいくものなんだと感じました。
掃除の仕方だけでなく、普段の心持ちとか、外に出たときの振る舞いでもそういうことを意識して過ごしていかなくてはいけないのだなと思いました。
どんなにちょっとした事でも、新しいことを知るのは楽しいです。
土日には、ななほちゃんが山小屋便りの編集についてやり方をあやちゃんと教わる機会があるかもしれないということでした。
新しいことを学んでいけるのはすごく嬉しいです。責任を持って、代々続いてきた山小屋便りを受け継ぐ気持ちで取り組んでいきたいです。
明日はどんな楽しみが待っているのか、ワクワクします。