「喜びは人に映して初めて本物となる」 ほのか

4月9日 

 ミーティングのはじめに、お父さんが「今回のミーティングは手応えがあり、新しい人も古い人も理解を経て治る方向を向いている、それが嬉しい」というお話をしてくださいました。
 その代表選手として今の気持ちを、と私に録音機を向けてくださいました。
 少し恥ずかしいような気持ちや、私なんか……という気持ちもあったのですが、今感じている安心した気持ち、嬉しい気持ちを共有させてもらいました。

 みんなの中で育て直してもらっていることのありがたさをじんわりと感じました。

 その後に、お父さんが私のことについて話してくださいました。
 なぜ私は摂食障害になったのか。どんなことが苦しかったのか。改めて、自分が生きづらかったこと、常に周囲に気を遣いながら無理に1人で立っていたことを思いました。

 そのときの果てしない気持ちが今は癒されていくのを感じました。しかし、夢の中では最後の闘いが繰り広げられています。

 自分を過信せず、謙虚に生きたいです。

 ステップ3の7か条を、チームメンバーと設定しました。その子の妖怪から抜け出るためには、どうしたら一番良いかを考えました。できあがった項目を見てゆきなちゃんが「涙が出そうなほど嬉しい」と言ってくれました。ゆきなちゃんは、例の項目はだいたいクリアしていたので、オリジナルの項目を2つ、かのんちゃんと提案しました。人のためを思って考える時間が何より楽しく、嬉しかったです。

 そのあとの会合では、あまり話し込んだことの無かったメンバーと「私抜けてるよトーク」をしました。

 自己完結しないために、自分の無完結さを回していきました。
 その中で1人の人が、「こうして笑って話せているときは、楽になる」と涙を流して話してくれたことが本当に嬉しかったです。
 今苦しいこととか、思うことをそのまま話してくれて、ああ、そんな風に思っていたのか、とか、優しいな、と思うことがたくさんありました。
 改めて好きだなと思ったし、その人の気持ちが楽になるなら、どんなことでもしたいと思いました。
 こうして毎日話す時間があるということがありがたいです。

 たしかお父さんの黄色の本に、「喜びは他人に映して初めて本物となる」と書かれていました。今日はそれを深く実感した日でした。

 

 ランニングをした後、さやねちゃんと景色を見ながらお話したり、なおちゃんとお風呂掃除で楽しさをお話したり、ミーティングでチームのみんなと話しながら項目を決めたり。
 改めて、自分のために生きようとするのでは、生きられないなと思いました。

 今目の前にいる仲間と、この先に出会う仲間のために生きていきたい。
 そう思えることが幸せだと感じます。