
4月9日のなのはな
フルマラソンまで、残り11日。
毎日マラソン練習をすることが当たり前になってきて、あと数日しか練習ができないのかと思うと、少し寂しい気がしてきた今日この頃です。
なのはなコースのランニングは、今日で最終日でした。
なのはなコースには、たくさんの出会いがありました。滝川を越えたところにあるムスカリや白いタンポポの集結地。今日は薄い紫のムスカリがあるのに初めて気づきました。
折り返し地点からすぐの場所のお宅の鶏小屋と、威勢のいいニワトリの鳴き声。今日は小屋から出てはいなかったけど、白くてフリフリなお尻が見えました。お題回しの坂を越えて見られる桜、今日は満開でした。池のアヒルは、今日も暑かったようで、木陰で休んでいました。
私たちが通ると飛び出して走り回るビーグル犬、今日は控えめだったかな。自然や動物たちは、いつも同じ場所にいてくれました。それでいて、毎日変化があって、咲き盛りの花の種類も移り変われば、動物の様子も違います。
そして、なのはなコースで出会う人たちは、みな温かい方ばかりでした。
車の工場で働く方に挨拶すると、今日も元気な大きい声で挨拶を返してくださいました。
少しの時間だけど、そうしたふれあいの時間がこの上ない幸せに感じます。
なかには、「なのはなさんですよね、頑張って!」と言ってくださる方もいます。そうすると、個人でフルマラソンに出場するのではなく、「なのはな」の一員として出場するのだ、という、一体感やある種の責任感も感じるようになりました。
こうした植物や動物、人との出会いがたくさんあったなのはなコースも、今日で走り納めでした。
最終日も個人走ではあったけれど、ほぼみんな同じペースで、最後のなのはなコースを走る喜びを共有しながら走ることができました。
道中の犬やアヒルに「またね!」と別れを告げ、走り切りました。
9.2キロを完走したあとに、古吉野で出迎えてくれる枝垂桜も、いつしか満開を過ぎて、地面には桜の絨毯ができていました。
ゆうなちゃんが、名残惜しそうに「終わっちゃったね」と言っていて、みつきちゃんが「春をなのはなコースで味わい尽くしたね」と言っていて、なんだか走ったあとではないようでした。
初めてなのはなコースを走ったときは、へばってしまって景色どころではなかったけど、走りの疲れにとらわれないで楽しめるほど、みんなで強くなったんだなと思いました。いつかのなのはなコースでのお題回しで「フルマラソンへの意気込み」のお題だったとき、自分が「心も体も強くする」と言ったことを思い出しました。少しずつだけど、実現できつつあるかな、と思います。
もう少しに迫ったフルマラソン。これから練習で走る距離は、さらに短くなって、ピークアウトしていきます。いよいよだな、という感じがします。
なのはなコースでであった人たちに、笑顔で「みんなで完走できました!」と報告できるように。
なのはなコースをはじめ、フルメニューで走ったプロセスが、成長につながるように。残された期間を大切に過ごしていきます。走ることが、なのはなコースのおかげで、みんなのおかげで、さらに大好きになりました。
(うたな)
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ミーティングの最後の課題は、傷を受けてしまったことで、自分を守るために自分の中に強く入れてしまった妖怪的要素を取っていくために、今日はミーティングのチームのみんなで、メンバーの一人ひとりが、もっと生きやすくなるよう、この人がより気持ちも楽になるよう、そのことを思ってその人が今意識して改善していく項目を選び、一人ひとりがこれから守っていくこととして「7つのお願い」を作りました。
私たちが一人ひとりに選んだ7つの項目は最終的にお父さんお母さんにもみてもらい、最終決定。そうして実際に日々の生活で妖怪的要素を取っていくために実践をしていきます。
早速、47項目の書かれてあるなかから7つの項目に絞り、一人ひとりに思いを込めて選んでいきます。相手の事のを選ぶのも、自分の事を選ばれるのもとてもドキドキしました。
けど正直、ワクワクする気持ちの方が大きいです。
なぜなら、私は選ばれる前から自分はたぶんこれだろうという、項目がいくつかありました。
どこか「まあ、自分だからいっか」と、考えてしまっていました。「自分がいいじゃなくて、周りがどうか。相手がどうかが大切だろう!」と突っ込みたくなるのですが、変わろう、変わろう、と言ってもやっていなかったのが、今の自分でした。
けれどもう、そこから変わっていけるスタートがこうして切れることが本当に嬉しいなと思います。
今、書き終わったら真っ先に今日みんなが考えてくれた項目を意識して実践しようと思います。
こうして本当に自分に決めて、変わっていけること、みんなで一人ひとり自分の持っている課題や、ものは違くても向かっていく先は同じで、みんなで手を繋ぎながらごろんと良くなれることがとてもうれしいなと思いました。
そして、7つのお願いもう一つ。
お父さんがどうしたらもっともっとみんなにわかりやすく、伝わるか考えてくださって、皆がもっている妖怪要素を手放していくために、その妖怪それぞれにあった会合のルールを作ってくれました。
そのルールに乗っ取って、3~4人ほどのグループで話し合いをしていくというものです。
それぞれの妖怪要素をなくしていくのを目的にしたルールに沿って、しゃべっていき、しゃべって、しゃべりつくし、妖怪要素をとっていくという仕組みです。
その妖怪それぞれのルールがすごく克服していくのにぴったりでうれしくて、私はチャラチャラ妖怪の会合に参加しました。
そう、見た目の通りチャラチャラとなんでも浅いところでしゃべる妖怪なのですが、その私達にはどんなルールがあるのかな?どんな話し合いになるんだろう?と思っていたら“読書”でした!
そう、小説をたくさん読んで情緒、感情の深さ、幅を広げていくというものです。
自分の予測よりも自分自身にものすごくぴったりで、すごくすごく嬉しかったです。
そしてこの機会に、沢山小説を読んで好きになって、自分自身の情緒を深めていきます。
(すにた)