
4月8日のなのはな
リーフレタスを定植しました。
あゆちゃんが昼食のとき、
「レタスもルッコラもサラダに入れたら究極のサラダになるよね」
と話してくれました。
なのはなでも、大人気の野菜の一つであるリーフレタス。ロメインレタスに引き続き、2種類目のレタス。今日の定植もわれらが職人の、さくらちゃんリーダーです。
前回ロメインレタスの定植をしたときよりも、人数は少なかったですが、やる内容は全く同じ。
しかも、午前中に作業に入ってくれたメンバーが、定植の準備を完璧な状態にしてくれていました。苗やネットもスタンバイしてありました。草敷き用の草も、栗林の上質な草をたくさん用意してくれてありました。
空の雲行きは怪しかったですが、知らないふりをして、さくらちゃんの
「リーフレタス、2500株定植します!」
の合図。やる気100パーセントで作業スタートしました。
2500株もの苗を目にして、こみあげるものがありました。
小さくて、これがレタスの形になるとは思えないようなフリフリした見た目。
こんなにも繊細な苗を、もっと微小な種の段階から世話してきた種まきメンバーたちを改めて尊敬しました。
3月11日に植えてから、今日まで、観察や温度管理、水やりなどたくさんあったと思います。育苗チームののりこちゃんが毎日コツコツ記録をしていたこと、なつみちゃんがノートに記していること、いろいろ見てきました。
だから、(このリーフレタスの苗には思いがたくさんつまっている、頑張って定植するぞ!)とメラメラ燃えました。
定植する人と草敷きする人に分かれて、追いかけっこ方式で作業していましたが、雨がパラパラしてきました。
何としても定植だけは完了したいということで、全員で定植することに。私は、苗を畝に定植させる作業は初めてで、かなり緊張しました。
自分の植え方によって、うまく育つかどうかに大きく関わる。やってみると、土に穴をあけていざ苗を植えようとしても、苗を真っ直ぐに植えるということが意外に難しいなと思ったり、土がゴロゴロしているところは応用で、そういう場所でもきれいに植えているベテランさんを見ていると定植ひとつとっても奥が深いなと思いました。
いとも簡単にこなすベテランのメンバーがすごいと思いました。
草敷きはすにちゃんとペアで、私が草を置いていって、すにちゃんがそれをレタスの周りに敷く役目でした。
すにちゃんのスピードはやはり速いです。追い付かれないように、必死でした。
中畑、第一鉄塔畑の2か所に定植しました。それからポールをたて、ネット掛けに移ります。
ネット掛けは、よしみちゃんやまりのちゃんが教えてくれて、ネットを張って端を止める作業をさせてもらいました。
しっかり張らないといけないし、畑の際から土をかき集めるのは難しいし、かなり私にとって苦戦するものでした。
大根やカブなどの畑で、何気なくネットの端がしっかり止まっているのを見てきたけれど、プロ級の技だったのか、と思いました。
そして、中畑のネット掛けを残して、タイムリミットは約15分。怒涛の勢いで、みんなでネット掛けをしました。
ゆうなちゃんが、
「ネット掛けって無心になるよね」
と言っていて、本当にゆうなちゃんは作業一つひとつに楽しさを見出すよな、と感じました。
それに感化されて、私も大好きな鍬を使った作業、無我夢中でゴールに向かって走りました。
そして、少し17時は過ぎてしまったけど、少ない人数で無事完走、リーフレタスの定植のすべての工程が終了しました。さくらちゃんの喜ぶ顔は、やっぱり最高のご褒美です。途中で降ってきた雨なんか忘れてしまいました。
苗を育ててくれた種まきメンバーの思いがつまったリーフレタスを、みんなと一緒に立てた畝に定植する。
そして、水をやってネットをかけて、立派なリーフレタスが収穫できるのを待つ。そのリーフレタスは、みんなでサラダなどで食べたり、嫁入りしてまだ見ぬ誰かの手に渡ったり。リーフレタス一つでも、思いのバトンをつないでいくかのようなプロセスだなと感じました。その大切な工程の一つに関われてうれしいです。
(うたな)
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わたしたち種まきチームが、今日種まきする野菜は……。
ルッコラです! なのはなで、今年初めて育てることになりました。
さっそく、袋を開いて、器に種を出してみると……。
小さい! 小さすぎる!!
ルッコラはアブラナ科で、小松菜や白菜の仲間。種の色や見た目はそっくりなのですが、そのサイズは全く違っていて、これまで見た野菜の種の中で、1番と言っていいくらいに小さいように感じました。
さらさらと砂のようにこぼれ出てくる大量の種に、笑いがこみ上げてきてしまいました。
まえちゃんが
「間引き収穫をしながら育てていきたいんだ」
と話してくれて、株間は2センチ間隔と、狭めに蒔いていきました。
恐ろしいことに、この小さい種を土の上に置いた瞬間、土とそっくり同化してしまい、種の姿が分からなくなってしまうのです!
種がこつぜんと姿を消したのではないかと思ってしまうほどでした。
種をもう一度置き直すことはもうできない。2センチ間隔を守り、ワンアクションで綺麗に蒔いていく緊張感を持ちながらの作業でした。
その種の小ささに合わせて、うすく培土ともみ殻をかけて、隠していきました。
「どんな葉っぱが出てくるのかな?」
「どんな味がするのかな?」
今までルッコラの名前だけは知っていたけれど、沢山の疑問がいっぱいです。あゆちゃんが
「ピリッと辛くて、ゴマのような味がするんだ。サラダにするととても美味しいから、ずっと、みんなで食べてみたかったんだ」
と話してくれて、なのはなでこうして育てられることが、嬉しいです。
全部が初めて、どうなるのかドキドキで、楽しみな気持ちでいっぱいです。
ルッコラ、どうぞよろしく、発芽してね!!
(みつき)
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桃の人工授粉も進めました!
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園芸部のみんなが花壇の手入れを進めてくれました。
今花壇も古吉野の校舎の周りもたくさんの種類のお花が咲いていてとてもきれいです。
花壇のお花に追肥や、芝桜を増やすべく指し芽をしました。
園芸部のさとみちゃんが花壇のお花のレイアウトを考えてくれたり、切り花を育ててくれて、古吉野の周りも校内もふと見るとお花が咲いている中で生活できることが嬉しいです。