「みんなと走り切りたい」 ゆうな

4月5日

 今日はマラソンコースの下見をしに、みんなで車に乗って、加茂郷のほうまで行きました。

 実際にマラソンのコースを見てみて、びっくりしました。
 思っていたよりもはるかに山で自然に囲まれ、すごく景色が今まで見たこともないくらい、奇麗でした。
 私は東京出身で、あまり東京から出たことがなかったので、山もあまり見たことがありませんでした。でも今日、初めて山をあんなに近くで見て、すごくびっくりしました。
 木が大きくて、急斜面で、「山ってこんなふうになっているんだな」と感動と驚きでいっぱいの気持ちになりました。
 近くにはきれいな川も流れ、すごく透き通っていて奇麗でした。空気がすごく澄んでいて、気持ちよくて、すごくすごく気持ちが清々、晴れ晴れしたいい気持ちになりました。
 いざ、マラソンコースを見てみたら本当にこの道を走るんだな、という実感がものすごくわいてきて、すごく緊張しました。今日は走らないのに心臓がどきどきするほどでした。
 でも、周りのみんなが「楽しいよ」「ここで応援のみんなが応援してくれるんだよ」「ここに給水所があってね」とたくさん教えてくれて、少し、楽しみな気持ちにもなりました。
 みんなが応援してくれる、たくさんの笑顔があふれていて、暖かい空気があって、それを想像したら、すごくうれしい、幸せの気持ちになって、すごく走りたいと思いました。正直、自信はあるかと言われたら、ありますとは言えません。すごく不安だし、一応14.2キロ走れてはいるけれど、42キロはそれを3週。なんとも言えない壁があって、緊張して、「迷子になったらどうしよう」「お腹痛くなったらどうしよう」たくさん不安がよぎります。でも、一緒に走ってくれるみんながいる、必死に応援してくれるみんながいる、それだけですごく気持ちが軽くなって、「みんながいるから何とかなる」そんな気持ちになれます。みんなの中で、みんなと一緒に、走り切りたい、そう心から思いました。