
4月4日(金)のなのはな
桃の花粉の採取を行いました。
桃の品種のなかには、花粉がない品種があり、その品種は人工授粉が必要となり、そのために、花粉(葯)を採りました。
開墾17アールの『はなよめ』という品種の花蕾を摘み、花が開き始める前の風船状になっている花蕾を摘んでいきました。
まだ、全体の1割~2割くらいしかなかったのですが、葯を採取するのに、ちょうどいいものだけを摘んでいきました。
脚立に上り、枝と枝の間から顔を出すと、自分の周りがもうすぐ咲きそうな桃の花蕾に囲まれて、淡いピンク色の世界のなかで、とても癒されました。
桃の花蕾を摘んでいると、少し切ない気持ちにもなりましたが、これから摘果の時期になったら、まだ落とされてしまう実もあるのですが、残った花蕾が実になり、美味しい桃の実になるように、自分ができることを、精一杯で向かいます。
花蕾の先端が、花びらが開きそうになっているものの中には、赤い色をした葯がありました。
採取した花蕾を、葯と花弁、花糸に分離するために、電動の採葯機を使わせてもらえる農協へ行きました。
採葯機のなかに、ひと掴み分の花蕾をいれて5秒くらいすると、葯と花弁と花糸が分離されて出てきて、ふるいにかけました。
赤い色をした小さな葯がとれて、大切に思いました。
ふわっとした甘い香りがして、一緒にいたあけみちゃんと「いい香りがするね」と笑顔になりました。
採取した葯は、紙の上に薄く広げて、開葯をします。1~2日かけて開葯し、花粉が出てきて、色が葯の赤色から、花粉の黄色になったら完成です。
人工授粉に向けて、準備を進められて嬉しかったです。
(ふみ)
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今年も稲作のシーズンがやって来ました。なのはなでも、今年のお米作りに向けて田んぼの準備が始まっていて、家族全員で播種や田植え、稲刈りなどみんなでお米作りができることがとても楽しみです。
今日の午前の作業で、石生山裾西・東田んぼの草刈りをしました。フルメニュー後から昼食までの作業時間だったため、草刈りができる時間は約1時間弱。
短時間ではあったけれど、さやねちゃん、なつみちゃん、そしてお仕事がお休みのどれみちゃん、つきちゃんもいてくれて、心強いメンバーで2枚の田んぼの草刈りに挑みました。
5人で2枚の田んぼを草刈りするということで、時間も短かったことから、石生山裾東田んぼは必ず終えるために3人で入って、残り2人で先行して石生山裾西田んぼを進めようという作戦で作業が始まりました。
今日は日中の気温も15度くらいで、暑すぎず寒すぎず、草刈りをしていてもとても気持ちが良かったです。
12時30分までの作業だったので、12時15分には終了したいねと決めて、自分の担当することになった範囲の草刈りを進めました。
田んぼは想像以上に広く、外周や畦、水路際など、畑よりも刈る場所が多かったり複雑で、草刈りに入らせてもらう度に田んぼのスケールの大きさを感じます。
いつもは2、3人で草刈りをすることが多いので、田んぼが広く感じて大変だと思ってしまうのですが、今日は5人。いつもよりも圧倒的に速いペースで草刈りが進みました。
それに、何よりもみんなの草刈りのスピードが本当に速くて、つきちゃん、どれみちゃん、さやねちゃんのベテラン草刈りメンバーが石生山裾東田んぼの草刈りをしてくれたのですが、3人が刈ってくれていたところがあっという間に綺麗になっていて、気がついたらどれみちゃんが、私となつみちゃんの2人で刈り進めていた石生山裾西田んぼの方にヘルプに来てくれていました。
終了予定の12時15分になったとき、石生山裾西田んぼの草刈りが少しだけ残ってしまっていて、
(山裾西田んぼはちょっと厳しいかな……)
と内心思っていました。
でも、そのときにどれみちゃんが
「もう少しでこの田んぼも終わりそうだから最後までやっちゃおう!」
と草刈りしながら笑顔で声かけしてくれて、どれみちゃんの力強い一言に自分もすごくパワーをもらいました。
そこからみんなで協力してラストスパートで草刈りし、昼食の時間ギリギリにはなってしまったけれど、2枚の田んぼを綺麗に刈り終えることができて、本当に嬉しかったです。
あのとき、もし諦めて途中のまま草刈りをやめて帰ってしまっていたら、こんなに達成感を感じることはできなかったと思います。
終わったときに、5人でやったー! と喜び合えた時間、終わったあとに見た、綺麗に草刈りされた田んぼの景色。自分だけでは味わえない満たされた気持ちを、たくさん感じられた作業でした。
引き続き、田んぼの草刈りを精力的に進めていきたいです。
(よしみ)
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今期の落ち葉堆肥の仕込みが完了しました!
集めてきた落ち葉に、牛肥、鶏糞、豆殻などを混ぜ込んで、発酵させます。
今日、最後の落ち葉堆肥の山を完成させ、今期仕込んだ落ち葉堆肥の山は7つになりました!
うまく発酵してくれますように!
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