「利他心がベースの世界なら」 まなか

4月3日

 

〇スウェーデントーチ

 先日スウェーデントーチのショート動画を作らせてもらいました。
 さくらちゃんとゆきなちゃんが撮ってきてくれた動画だったのですが、霜対策の風景が本当に幻想的で美しくてびっくりしました。
 2人の空気も、透明で綺麗で、楽しんで作業をしているのが動画越しにも伝わってきて、一緒に作業をしているような気持になりました。
 十字に切った丸太の隙間から、ちらちらぱちぱちと赤く燃えている様子がアップで撮られたカットが、ずっと眺めていられるような動画で、なんでか分からないけれど胸がぎゅっとなりました。
 今編集をしていて、皆が撮ってきてくれる写真や動画でそんなふうに癒されることが沢山あります。
 とりあえず撮ったという写真は、本当にわかるものなのだなと思います。
 いいカットを撮ろうとしてくれたものが伝わってくる写真や動画は、見ているだけで自然と笑顔になります。
 自分の出来ないところや、成長したいなと思う壁に挑んでいる今ですが、そういう時間にも励まされています。

 

〇ソフトバレーボール

 ソフトバレーボールを火、金、土曜日としています。
 火曜日メンバーのメニューをせいこちゃんと考える時間が好きです。
「試合でこれが上手くいっていなかったよね」「こうしたらいいかな」といいながら考えていると、こんなふうに誰かと考えたり、一つのことに一生懸命になって苦手を分かって、克服して成長していけるのだと、守られているような気持と、希望を感じます。
 せいこちゃんがバレーの時間に、本当にみんなのことを考えて、一人一人のことを見ているのを感じます。バレーの時間を大切に思っているのを感じます。
 私もせいこちゃんの真剣さが嬉しくて、バレーの時間を大切にできていると思います。
 バレーだけじゃないけれど、なにかに本気になるのってとても楽しいのだなと改めて感じています。

 

〇ミーティング
 たくさん発見や気づきがある3月でした。
 一番大きな気づきは、私は依存性人格障害の傾向がとても強いということです。
 何をするのにも人任せになってしまう思考は、自分を成長させないし、喜びや幸せも、それなりにしか味わないのだろなと思います。
 誰かのことを好きだなと思う気持ち、物を好きだと思う気持ち、この場所が好きだと思う気持ち。なのはなに来るまで感じてきたこの「好き」という気持ちは、全部自分に向いていたのだと気が付きました。
 自分の喜びや、気持ちが明るくなることだけで判断して、好きだと思ったり、感じたりしていたと思います。
 言葉で書くのが難しい…。でも練習で具体的に書こうと思います。

 好きな本の世界で過ごしていた時の気持ちも、お気に入りのアクセサリーを触る度に、思い出が呼び起こされて愛おしくなった気持ちも、地面に寝転がって眺めた星空ですら、誰とも繋がることのない、1人だけの小さな喜びだったと、自分のちっぽけさに気が付きました。
 なんだかもっと、本当に小さな言葉一つでも、です。

「ああ、自分のことだけだったんだな」と思うと、今までの私がからからだったなと思いました。
 本当に今まで自分が大切に抱えてきた幸せな気持ちは、今の私には、あまりに小さくてくだらないような、自分だけのものだったのだなと思います。
 心を逃がして、幸せなこと、好きなものを沢山作ってきたけれど、それで満たされることがなかった意味を、今回よくわかったと思います。

「なんとなく」でずーっと過ごしていて、理由がない喜びや、根拠がない喜びや幸せだけで作られた中に生きていたのだなと思いました。

 昨日の集合の話のように、そんな自分はきっぱりと捨てて、足りない部分を1から作らなければいけないなと思います。
 そのことは、怖いことじゃなくて、とても面白そうです。
 どんどん心が自由に使えるようになるのだ!と思うと、本当にわくわくします。

 そう思えるのも、なのはなファミリーでトライアンドエラーがいつでも出来るから、言えることだなと思います。
 誰もが仲間と繋がって、こういう気持ちがどんな場所でも通用したら、誰も怖くないのにと思います。
 生きていけないという不安は、「他の人はきっと助けてくれない」という所にもあるのだなと思いました。
 本当に利他心がベースの世界だったら、生きることは怖いくなる人はいなくなるのだろうなと、ミーティングをしていて思いました。

 なのはなファミリーは、本当に最先端のことをしているのだなと、心から思いました。
 こんなふうに、いつも誰かと繋がりながら、自分のやりたいことを誰かのために思いっ切り出来る仕組みを、私も作っていきたいです。

 

〇笑うこと

 最近よく、笑うことは素敵だなと思います。
 自分が、自然なリアクションでと心がけ初めてから、皆の笑顔がよく目に留まるようになりました。
 笑顔にも色々あって、薄っすら笑顔のとき、くしゃくしゃ笑顔のとき、口角だけ上がる笑顔のとき、ゆっくり満面笑顔のときと、あんまり意識しなかったけれど、皆色々な顔をしているのだなと思いました。
 自然な気持ちで笑うと、心にふわっと黄緑の風が吹くみたいです。
一緒に笑う人も、同じ気持ちを感じていることが分かって嬉しい。
 自然に、何気なく、一緒の時間を味わうことが、やっと出来るようになってきたのかなと思います。

 絵具で、自分らしく色付きにしていた世界ではなくて、日々の幸せを分け合うのってこういう感じなのかもなと、ひとかけら分かってきたような気がします。

 みんなの笑顔のもとになれるような、優しい気持ちを作れる人になりたいです。
 役に立てる部分が少しでも多くなるように、足りない部分を知って、成長できたらいいなと思います。