
4月2日のなのはな
始まりました!落ち葉堆肥クッキング! 今日は1日かけて大人数のみんなと落ち葉堆肥作りを行いました。今回作る堆肥は全部でダンプ7山分! 1月頃に永禮さんたちと7回戦分もの落ち葉をダンプ一杯に集めたのでその分、堆肥の山も一杯です。
全7ダンプ分ある山の内、3ダンプ分は落ち葉の移動もしながら作らないといけません。
しかし残りの4ダンプ分は移動不要。3ダンプ分さえ乗り越えたら、後はちょちょいのちょいです!
作業前にまえちゃんから「3ダンプ分は確実に完成させたい!でも大人数だから最後までいけたりしてー」と言ってもらって、私はこの言葉を聞いた瞬間にボッとやる気に燃えました。
みんなと力を合わせて頑張るぞ!気持ちを合わせて、いよいよ早速落ち葉堆肥作りスタートです。
落ち葉をテミに入れていく人、落ち葉を運ぶ人、肥料を入れていく人、混ぜる人、主にこの4つの役割に分かれて進めました。
落ち葉は軽い! のでテミを重ねれば何個でも持って運ぶことが出来ます。が、しかし、落ち葉の山には中までぎっしりと落ち葉!どこまでとっても、落ち葉、とっても落ち葉、無限にとれてしまうのではないか。というほど、落ち葉はたくさん。
午前中の始めはすにたちゃんとかのんちゃんと私の3人で、正直果てしなく感じてしまう程……けれど、そう感じたのもほんの数分だけ!
直ぐにランニングから帰って来てくれたみんなが笑顔でかけつけてくれて、そして午後には12人と大人数のみんなと一緒に出来たので、その落ち葉の山が段々かわいく見えてきてしまうほど、みんなの力の凄さを感じました。
ひたすら、すにたちゃんとゆきなちゃんが職人の手付きで落ち葉をテミに入れていってくれて…それを、しなこちゃんたちが猛スピードで運んでくれて…
そして時には、豆殻姉さんの登場です。今回は特別落ち葉堆肥の中に豆殻を入れたのですが、みつきちゃんが時折り「豆殻姉さん入りまーす!」と入れてくれました。
そしてゆうなちゃん、よしみちゃん、ふみちゃん、私で肥料を入れたり、混ぜてまんじゅう型に作ったりしていきました。
豆殻姉さんに続いて、「鶏糞姉さん」「米ぬか姉さん」「牛肥姉さん」落ち葉に肥料を混ぜる度に、それぞれのお姉さんが登場。○○お姉さん入りまーす!と言いながら、肥料を混ぜていく時間。
そして、落ち葉堆肥作りと言えばの工程、混ぜ!貢ぐわを力一杯に使って、落ち葉と肥料を混ぜていきます。大鍋で料理をするりゅうさんになった気分です。肥料が調味料で、それを大きくかき混ぜて…
私たちが混ぜ混ぜとしている間にも、止まることなく落ち葉が運ばれていくので、山はどんどん大きくなっていきます。私の背丈を越える程の大きなまんじゅう山にまで大きくなりました。
そしてあれだけあった落ち葉の山を全て運び切ることが出来たのです。最後には混ぜて山にした堆肥の山を、綺麗なまんじゅう型に成形して…真ん中にくぼみを作って、水を投入です。
まりのちゃんとえつこちゃんがタンク一杯分もたっぷりと水を入れてくれました。これでより発酵しやすくなります。
そして、そして、いよいよ最後の工程であり。一番大切な工程でもある、ビニールがけです。大きなまんじゅうの山にかける、大きなビニールをみんなで協力してかけて、空気が入らないようにぴっしりと留めます。
そして、遂に落ち葉堆肥作り完了です!一個目が出来たら、二個目、そして三個目、と次々と本当にあっという間に出来ていきました。
そして、午後の作業開始2時間足らずで、3つの山が出来てしまいました!!
残りの4山も大きいけれど、移動は不要です。とにかく豆殻と肥料を入れながら、混ぜる。そしてまんじゅう型に成形する。
4人で一チームになり、一山ずつ作っていくことに。よしみちゃんが「真ん中にくぼみを作って、その中に肥料を入れて、混ぜて、落ち葉をかけて、入れて、混ぜてを繰り返していくといい」というポイントを教えてくれて、それを元にみんなと夢中になって作っていきました。
混ぜて、入れて、混ぜて、入れて、それをひたすらに繰り返していく内に、落ち葉全体に肥料が行き渡り、それでいてどんどん綺麗なまんじゅう型になっていきました。隣のチームを見ても、同じように綺麗なまんじゅうが見えます。
もう、この頃にはみんな職人。混ぜも、まんじゅう型も、極められていました。
最後は一番の強敵である山にみんなで取り憑いて、進めたのですが。少し落ち葉を掘っただけで、ほわーーっ…と発酵した優しく甘い香りが。もう既に発酵して落ち葉堆肥になっている部分もありました。その香りをみんなと香って、心のパワーチャージ!
ラストスパートです。そして17時前にさらに3山が完成することができました。
さらに、その内の一山は水を入れて、ビニールがけまで完了。残す所は、一山分のまんじゅう作りと、それを含め3山分のビニールかけのみです。
なんと今日で合計4山も完成することができました!
うまく発酵して、最高の落ち葉堆肥になってくれますように………
ぴっちりとビニールをかけられた綺麗なまんじゅう型の落ち葉堆肥を見るだけで、すっごく嬉しい気持ちになります。みんなと運んで、入れて、混ぜて、笑顔一杯活気のある空気の中、みんなと力を合わせて作った、落ち葉堆肥。
その中には、落ち葉だけでなくて、私たちの思いもぎゅっと詰まったように感じます。
落ち葉作りの時間、みんなの力と、みんなの笑顔を一杯感じながら、作れた時間がとっても楽しかったし、達成感一杯でした。
あと少しの落ち葉堆肥作りも引き続き頑張ります!
(ももか)
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フルマラソンに向けてのフルメニューもラストスパートが近づいてきました。
この6日間14.2キロを走り続けたフルマラソン出場メンバー。
今回初めてフルマラソンに出場するゆうなちゃん、うたなちゃんと実行委員のよしみちゃんへインタビューしてみました!
質問です‼
ピークの距離14.2キロのランニングを越えて今の気持ちは?
フルマラソンに向けて今思うことを教えてください!
☆ゆうなちゃん☆

まさか、私が14,2キロもの距離を走り切ることができるとは思ってもいませんでした。
こんなにも今、走ることが楽しくて、最後まで全力で走ることができるのは、本当に本当になのはなのみんなのおかげです。
みんなの中で動く楽しさ、走る楽しさ、全力を尽くすことの楽しさ、たくさんのことを教えてもらって来たからこそ、今があると思います。
今は個人走だけれど、「みんなと同じ場所、同じゴールを目指している」と思ったら走り切ることができます。みんなと一緒に走る今この瞬間が本当に幸せです。
本番のフルマラソンも、みんなの中でみんなを感じて、全力で走っていきたいです。
☆うたなちゃん☆
1人で走る体力とメンタルがあるか。そのことが不安でした。
でも、古吉野付近には仲間がいて、コースの道中には永禮さんをはじめ、地域の方の応援がありました。草花や動物たちの様子も毎回変化があって、それらを感じながら走ることができて、決して1人ではありませんでした。
孤独な勝負ではなく、みんなとの挑戦です。あと3週間もしないうちに本番です。強気で、でも無理せず謙虚に、みんなと完走するという意思を持ち続け、加茂郷マラソンのゴールまで全力疾走します!
☆よしみちゃん☆
6日間、みんなと石生・なのはな・梅の木コースという最長距離のコースを走ることができてとても嬉しかったです。
最初は、1週間続けて毎日14.2㎞も走って、体力的に自分もみんなも大丈夫かなと心配もあったけれど、それ以上にみんなの走る事への意欲、前向きな気持ちが何倍も強くて、みんなの強い気持ちに引っ張ってもらって、自分も走ることができたなあと思います。
6日間、フルマラソンの3分の1の距離を走ることができた私たちなら、きっとフルマラソンも完走できる!
自分にとって大きな成功体験でした。残りの期間も、フルマラソンに向けて心身共に成長していきたいです。
ありがとうございました!
フルマラソン大会がみんなにとって一皮も二皮も剥けるいい挑戦になりますように!
まだまだここからのラストスパートが大切です。
走れる身体、走れる気持ちを本物にしてフルマラソン大会に臨みましょう!
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朝5時半、持ち物に名前が書けているか、忘れ物がないか、2人分の新しいお道具や持ち物を確認していると、階段を駆け下りてくる音がしました。
「ママが早く起きてるから僕も起きてきたよー!」
と、たけひろがいつもよりも1時間近く早く起きてきたのでした。
次男たいちも、6時過ぎには起きだしてきて、出発は9時目標なのに、英幸さんも7時半にはビシッとスーツを着ています。
親子そろって、少しソワソワと緊張する、初めての入園式の朝です。
4月2日は曇り空でしたが、雨はどうにか持ちこたえてくれました。
保育園の駐車場に着くと、私が想像していたよりも多くの保護者と園児たちが登園してきていました。それぞれセミフォーマルのスーツを着た保護者の方達の中でドキドキしていると、なのはなファミリー卒業生ののぞみちゃんと、のぞみちゃんの娘であるゆりちゃんと出会いました。今日は昨年度から引き続き古吉野保育園に通うお友達の進級式でもあったのでした。
保育園が楽しみなような、新しい生活(未知の世界)がちょっと不安な気持ちが入り混じったたけひろとたいちは、普段なのはなでよく遊ぶゆりちゃんと会えたことで、少し気持ちがほぐれた様子です。
ほっとしたのも束の間、受付を済ませると、たけひろと私は4歳・5歳児クラスへ。たいちと英幸さんは3歳児クラスへと別れました。
園長先生や保護者会会長からの挨拶が園内放送で流れました。たけひろとたいちが通う保育園は、今年度41名のお友達と一緒に過ごします。
先生方のお話し、説明などを聞きながら、自分も新しい世界に足を踏み入れたような気持ちがしました。
保護者会の案内用紙には、今年度の副会長に、のぞみちゃんの名前がありました。一歩先になのはなファミリーの仲間がいてくれると思うと、とても心強く感じました。
園長先生からのお話し、保護者会の説明などが終わると、各クラスで先生のお話しになり、遊んでいた子供たちが集まり、席につきました。
たけひろ達のクラスは3人の先生がついてくれます。子供たちの気持ちをほぐすのに、最初は3人の先生方が、それぞれ得意なことを披露してくださいました。ピアノが得意な先生、身体を動かすのが得意ということで、竹馬を披露してくれた先生、フラフープを使って子供たちと遊ぶのを楽しみにしていることを伝えてくれた先生。
子供たちと一緒に保護者も先生方の得意技に拍手を送りました。クラスの空気が和んだところで、担任の先生がクラスのお友達の出席をとりました。
5歳児クラスのお友達から名前が呼ばれていきます。みんな「はい!」とお返事を元気にしていて、途中の子からは、手もあげてお返事しています。5歳児クラスのゆりちゃんも、元気にお返事をしていました。
(たけひろはお返事できるだろうか。こういう場はたけひろにとって初めてだな…、ちょっと声をかけようか、いやいや、たけひろなら大丈夫だ。頑張れ!)
と、座っているたけひろの後ろ姿を見守っていると、ついにたけひろの名前が呼ばれました。
「はい!」
と、とても賢そうに、まっすぐに手を挙げてたけひろがお返事をしました。
これまで一緒に過ごしてきたのとは違う、新しいたけひろでした。
たけひろの背中が少し大きくなったように見えて、嬉しいような、切ないような、なんとも言えない、初めての気持ちを味わいました。
年が明けた頃から、保育園に行く準備をしてきました。
子供たちの年齢や成長、自分自身の仕事や役割のこと、様々なことを考え、英幸さんとも相談して決めたことだったけれど、保育園に入園する日が近づくにつれ、ふとした時に、寂しいな、と思う瞬間がありました。
なのはなのお母さんが、
「一緒に過ごせる時間はあっという間だから、本当に今を大切に子供たちと過ごさないと」
と何度も折に触れて言ってくれていた言葉を、この数か月の間に、ひしひしと実感しました。
子供たちが生まれてから、目まぐるしく月日が流れていき、いつも限界突破し続ける日々でした。もうこれは無理かもしれない、と弱音を漏らしそうになる時もあったけれど、なのはなファミリーのお父さん、お母さん、スタッフのみんな、仲間のみんなが、いつもたけひろとたいちを包んでくれていました。それはイコール、私自身が包んでもらっている、ということでもありました。
「たけひろやたいちをみんなで育てながら、お前の育て直しをしているんだよ」
お母さんが笑いながら言ってくれた言葉を思い返し、何度も救われました。できているから親というより、親をしながら、子供たちに、子供たちを見守ってくれているたくさんのみんなに、私自身が育ててもらっていました。
私が仕事が進まず切羽詰まっていると、知らぬ間にお母さんが子供たちを連れ出してくれていました。夕方、頭や服に枯れ葉やひっつき草をいっぱいつけて、お母さんと子供たちが笑いながら帰ってくる声が遠くから聞こえてくる度に、
(ありがとうございます)
と心の中で思いました。
あゆちゃんが、まえちゃんが、なっちゃんが、みんなが、たけひろとたいちの成長を見守り、嬉しいこと、楽しいことをたくさん共感してくれ、悪いことをしたときには、しかってくれ、くじけそうな時には一緒に考えてくれて、私が見逃してしまうことに、誰かが気付いて拾い上げて、たけひろやたいちの気持ちを理解してくれました。
そして、その一つひとつの出来事を、「今日はたけちゃんがね、ちーちがね、」と私に教えてくれました。
本当に、私達夫婦だけでは、たけひろのこと、たいちのことをこんなにのびのびと育てることはできなかったなと、思います。
まだまだ先は長いけれど、今日、子供たちの保育園での後ろ姿を見ながら、改めてなのはなファミリーで子供たちをみんなに育ててもらってきたことを、ありがたく、かけがえのないものに感じました。
そして、今日子供たちそれぞれが新しい世界に一歩踏みだした節目に、私自身もまた、一人の人間として、自分の役割や課題と向き合いながら、見守ってくれるたくさんの方に感謝しながら、成長していくぞ、と思いました。
(あゆみ)