「嬉しい成長と希望」 うたな

3月29日

 書きたいことがたくさんたまってしまいました。

 今日は、アセスメントでした。
 もしかしたら自分と同じような苦しみ方をしているのかもしれないと思いました。どんな演奏だったら心が癒されるのだろうか。そんなことを考えながら、演奏をしました。

 曲目は、初めて体験するshape of you、私が大好きなルナ、私が幸せな気持ちになれるStop this flame、そして安定の、感動するbeautiful peopleです。大人らしい曲目に、というあゆちゃんの思いで選ばれたこれらの曲に、あゆちゃんの「アセスメントで来てくださるただ一人を思う気持ちが表れているように思います。

 思いがけず、もう一度Stop this flameを踊れることが、本当にうれしかったです。
 この曲をやっていると、コンサートのことが思い返されます。
 一緒に踊るあけみちゃんやふみちゃんがとてもかっこいいだけに、自分もそれに食らいつかなければ、という思いが強くなって、どこまでも追い求めてしまう曲でした。
 でも、ミーティングで人格障害や心に潜む妖怪の話を理解したから、「理想のない完璧を求めて迷子になるのはもうやめよう」と考えました。
 そして今日までの練習では、あけみちゃんがアドバイスしてくれた箇所だけを完璧にしようと、繰り返し練習しました。
 グーパンチのところは、力強く。手を後ろに振る動作は、流れ作業にしないで丁寧に。など、一つ一つをつぶしていく感じで、謙虚に、練習しました。プライドが高すぎて、できないことまで求めてしまうような無理のある練習をするより、はるかに時間を有効に使えたと思います。

 また、踊ってみて、前よりもジャンプを高く飛べたり、しゃがんだ姿勢から素早く立ち上がることができたりと、身体を使いやすくなったと感じました。
 何度も一曲を通しても、疲れにくくなりました。少しずつ強くなっていく身体の変化が今回とても分かりやすく、うれしかったです。踊れることは、素晴らしく幸せです。

 アセスメントでのみんなの演奏も、感動的でした。

 Shape of youは、衣装のエキゾチックな感じとみんなの動きや表情がとても合っていました。大人っぽい雰囲気があって、身体を使えるところを余すところなく使っているふうに見えました。

 ルナは、久しぶり聞いて、歌詞の意味を改めて解釈して、涙が止まらなくなりました。
 行くあてもなく部屋を出て、月をふと見上げると、月が語り掛けている。苦しんでいるのは、君だけじゃない。 そんな歌詞が、あのときアセスメントに来た自分にも向けられていた。
 そういう歌詞を聞いて、苦しむだけ苦しんだ自分がこれからすべき道を考えさせられました。あゆちゃんの低くて心をさしてくる歌声も、なるちゃんの「月を象徴する」ような美しいモダンダンスも、あこがれているかにちゃんのドラムも、全部が合わさって最高でした。

 Stop this flameは、今できる最大限のダンスをできました。何者にも屈さない、強気な女性になりきって、気持ちを前面に出しました。もう、それだけです。踊れて最高に幸せでした。また機会があったらとてもうれしいです。

 やはり、つらいのは私だけではなかった。ミーティングで「克服する決意」に書けなかったのですが、克服することは私の生きやすさにつながるだけではなくて、同じような苦しみ方をしている人の希望にもなる。そんなことを、今日のアセスメントで気づかされました。

 昨日とおととい、味噌ピーが出ました! 初めて食べましたが、いくら白米があっても足りないくらい味噌の味がしっかりしていて、そこにピーナッツのコクが広がって、くせになりました。お茶碗いっぱいくらい食べたいほどにおいしかったです!

 今日摘蕾の2巡目が終了しました。終わったときの、あけみちゃんの笑顔が忘れられません。
 早朝作業が始まる前、一人で朝早くから少しでも摘蕾を進めようと作業していたことも知っていました。
 だから、そんなリーダーだからみんながついていったんだろうなと思ったし、質もスピードも意識して、みんなが「摘蕾が好きになるように」と毎回工夫してくれて、本当にあけみちゃんはかっこいいなと思います。

 お父さんに「優等生でも劣等生でもなく、普通に生きることがなぜ難しいのか」質問させていただきました。
 変に期待をかけられると、いい子でいようとするか、弱さを理由に逃げようとするか、どちらかで自分を守りたいと思う。人の中に埋もれることが怖くなる。本当にその通りだなと思います。
 もう自分に誰も期待していない。そう考えて、「普通の人」になる勇気をもちます。