「この機会を」 あや

3月26日 

 つきちゃんとふみちゃんが「衣装部に入りませんか」と声をかけてくれて、衣装部さんに入らせてもらうことになりました。2人に声をかけてもらった時、嬉しい反面、正直(なんで責任感がない、人に頼りっぱなしな私に声をかけてくれたんだろう)と不思議な気持ちが大きかったです。

 衣装部さんが全員、桃に仕事にと忙しくて、なかなか古吉野にいれないこと。いつも絶対に古吉野にいる人の中で衣装部を頼むとしたらという話が出て、ふみちゃんとつきちゃん2人の意見が一致したというお話を聞いて、(2人が誘ってくれたんだから私は変わらなきゃいけない)と思いました。2人に誘ってもらったということも、もちろん嬉しかったのですが、自分の短所を直す機会をいただけたことが何よりも嬉しかったです。

 妖怪でも人格障害でも、人に頼ったり、何をやるにしても1人は不安、怒られたくないという心の根にある恐怖から責任を取らないといけないようなことはしたくないという気持ちがあって、責任から逃げたりという要素が強くありました。責任感が薄い自分を本当に変えたくて、何もできないおろおろとした今のままの自分でいることが嫌で、本当に変わりたいと思っていました。そんな時に衣装部さんに入らせてもらって、責任感を持って仕事をするという機会が本当にありがたいと感じました。

 衣装部さんは膨大な衣装を管理していて、毎回演奏があるごとにフォーマットを出して、衣装を出してということをいつもしていたり、コンサートの時には何曲もの衣装を一つもなくならないように把握していたりと、責任感がないとできない仕事だと思います。そして、新たにメンバーを増やす理由が衣装部さんがみんな多忙だからということなので、私の歪みである「誰かに頼る、放り投げる」ということをしてしまうと、新メンバーを入れた意味がなくなってしまうということなので、私は本当に変わらないといけないし、変わりたいと思いました。

 今回この機会をもらえて、その人に必要なことを得る機会は絶対に与えられるものなのだという風に感じました。私に責任感が必要だから、神様はこの機会をくれたのかなと思います。

 ふみちゃんとつきちゃんと3人で座って、衣装部について話してくれました。衣装部は自分の時間を割かないといけなかったり、夜も遅くまで準備したり、コンサートの時は徹夜だったり・・・大変なことがたくさんだけど、その分たくさん成長させてもらったし、一緒に涙しながら乗り越えた時は本当に達成感があって嬉しい、とつきちゃんが話してくれました。なのはなの大事な衣装の仕事をすることは本当に大変なことだと思うけれど、たくさん吸収して、責任感を持って、がんばりたいです!

 早速昨日は、衣装の準備に入らせてもらいました。つきちゃんがよもぎ摘みがあるから行きたかったら大丈夫だよと言ってくれたのですが、衣装部さんはイベントの時とか、何がある時でも、裏で衣装の準備をしてくれていたのだと感じて、今まで本当にありがたかったなと思いました。みんなが不安なく、気持ちよく演奏できるように、次は私も支える側になりたいです。

 もちろんよもぎ摘みも楽しそうだったけれど、つきちゃんとふみちゃんと準備をできた時間は本当に楽しかったです。その後の演奏もみんなが本当に綺麗で、見ていただけたことが嬉しかったなと思います。

 今日は河上さんが来てくださって、昨日のよもぎをすって、よもぎ餅としていただきました!永禮さんも来てくださって、河上さん、永禮さんともよもぎ餅をいただけたことが嬉しかったです。よもぎの香りや味がぎっしりと詰まっていて、本当においしかったなと思います。あんこまで手作りで、手作りのもち米に、よもぎを加えて、いただけることは、なんて贅沢なんだろうと思いました。みんなで美味しくいただけたことがありがたくて嬉しかったです。

 作業は1日ニラの種まきをしました。かなり集中力も体力も必要で、もっと体力をつけないといけないなと思いました。まえちゃんの種まきのスピードがすごく早くて、私もスピード感持って、種まきできるようになりたいなと思いました。

 これからもまだ種まきの機会がたくさんあると思うので、早い人の手つきを見て、吸収して、前回よりも前回よりもと、野菜の根や目が出るように丁寧に、だけど早い種まきを目指していきたいなと思います。今日は他作業のみんなもヘルプに来てくれて、びわの木一面の種まきを終えることができてありがたくて嬉しかったなと思いました。

 終わったあとにまえちゃんに蒔いた数を聞くと、12000粒と教えてもらって、そんなに蒔いたのかととても驚きました。明日は他の畑にも蒔いて、合計で20000粒蒔くことになると聞いて、ニラが本当にたくさん取れるのかなと思い、どんな風に調理されて、食卓に上がるのかなと今から凄く楽しみです。