
3月25日のなのはな
畑で作業をしていると…ランニングをしていると……あっ! ヨモギがある! あちらこちらで、群生しているヨモギをみんなと見つける度に「ヨモギ摘みいつするかな?」とワクワクと楽しみにしていました。
その私たちの願いが今日叶ったのです。朝食の席で「今日の午前中はヨモギ摘みをします!」とあゆちゃんが伝えてくれた、私は思わず隣に座るゆうなちゃんと顔を見合わせて、やったー!みんなからも歓声が聞こえてきました。
なのはなの春と言えば、ヨモギ摘みです。温かな太陽の光を浴びながら、ほのぼのとした気持ちで、ヨモギを摘む時間は至福のひととき。摘んだヨモギは台所さんが調理してくださって、よもぎ餅に変身します。幸せ一杯のヨモギ摘みは私は大好きなのです。
そして今日はなんと、学生の頃からなのはなに遊びに来てくださっていた、城戸さんが娘さんのあかりちゃんを連れてなのはなに帰って来てくれました。私はあかりちゃん、たけひろくん、たいちくん、おとちゃんのキッズたちと、まえちゃん、なつみちゃん、たちとヨモギ摘みに行かせてもらいました。
「袋をヨモギで一杯にして帰ってきてね!」あゆちゃんからのミッションを果たして帰って来られるでしょうか。袋を持って、それでは出発です。
早速向かったのは、梅の木のある梅林。とこ、とこと、歩いていった先には、満開の梅の花が私たちを待ってくれていました。白くて、可愛い、梅の花…木の下には、既に他のチームのみんながヨモギを摘んでいました。
その光景を見るだけで、心が癒されていくのを感じました。私たちも摘むぞ!
ヨモギの群生スポットを見つけては、つみ・つみ。どこを見ても柔らかくもこもこのヨモギ。摘む度に、ふわふわ。そして束にされたヨモギの香りをかぐと、ふんわり優しいヨモギの香りがしてきました。癒しの香りです。手触りも香りも癒し……。
そんなヨモギに私たちも夢中、あかりちゃんも夢中。ヨモギ摘みが初めてのようで、「楽しい!」と言っていっぱいヨモギを摘んでいる姿が、とっても可愛いなぁと思いました。
同じ梅の木の下では、たけひろくんのトークショーも開催されていました。たけひろくんが尽きることなくお話をしてくれて、時にはたいちくんも一緒に歌ってくれたり、そんな二人にその場がさらに明るくなり、終始笑いが絶えませんでした。
そしてそして、たいちくんはヨモギ摘みかと思いきや、お花摘み。一生懸命お花を摘んでいる姿も、またまた可愛かったです。
そんなキッズたちのおかげで、より楽しく、そして夢中になって摘んでいたらどんどん、どんどんあかりちゃんの袋の中はヨモギで一杯になっていきました。
そろそろ次のスポットへ移動してみよう。梅林から移動する前に、梅の花の香りを香って、あかりちゃんに蜂の待ち受け箱を紹介して。ヨモギ摘み以外でも、自然を堪能していきました。梅の花はバナナの香り!? まえちゃんに教えてもらって、私も始めて知った発見でした。
梅林を出発して、とことこと次の畑へ。続いて到着したのは、保育園前畑です。ここは少し少なかったかな。残り時間もあと少しです。摘めるだけ摘めたら、ラストスポットへ! 最後に向かったのは山畑です。急な坂を山登りのように上った先には、「わーーっ!」歓声が上がるほど。そこにはたくさんのヨモギが広がっていました。これは、最後に私たちを待っていた、ヨモギパラダイスです。
あかりちゃんも、たけひろくんも、私たちも目をキラキラと輝かせながら、ふわふわのヨモギを袋一杯にどんどん摘んでいきました。
どれだけ摘んでも、ヨモギはまだまだあります。あっ、ここも!ここも!そんな声が尽きないほど、ヨモギで溢れていました。
時間いっぱい摘めたら、二つあった袋はどちらともパンパン。これだけ摘むことが出来ていたら、なのはな全員のヨモギ餅分も十分にあるのではないでしょうか。
ルンルン気分で古吉野へ戻ります。キッズたちも大喜び、「わーーっ!」とさけびながら坂を勢いよくくだって、ヨモギの入った袋を手に歩いていきました。
ところが、あかりちゃんは最後までダッシュ!古吉野近くの坂もおかまいなしに、駆け抜けていきます。私とあゆみちゃんも一緒にダッシュ!古吉野に到着したときの、あかりちゃんがはじけるような笑顔を向けてくれて、帰り道までとっても楽しかったです。
最後は全員集まって、摘んできた一杯のヨモギの下処理をしました。これをしたら、台所さんが調理しやすくなります。家庭科室の机のどこを見ても、ヨ・モ・ギ!部屋の中には、みんなの笑顔とヨモギの香りがいっぱいに広がっていました。
今日私たちが摘んだヨモギの量は、なんと3.5キロ! その沢山のヨモギは変身します。
ヨモギ摘みまででは楽しみが終わらないのが、ヨモギ摘み。下処理を終えたヨモギは、茹でられ、擂られ、ヨモギ餅になります。また、ヨモギ風呂にも入れるかも!?
常に私たちに癒し、喜び、幸せを与えてくれるのです!
念願のヨモギ摘みをあかりちゃんたちと一緒に出来たこと。その中でヨモギのふわふわや優しい香りに癒され、キッズたちとの会話や姿に癒され、そして夢中になって摘んで行くと袋の中はヨモギで一杯になって、それが嬉しくて。幸せがぎゅっと詰まった時間でした。
(ももか)
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久しぶりになのはなに来てくださった城戸さんと、娘さんのあかりちゃんに、演奏を見ていただきました。
今日はフラダンス曲を中心に、可愛らしくて元気が出る演目です。町民音楽祭で新バンドで演奏した、『キボウ』、『トゥエポポ』、『フラガール』と、熟練メンバーがそろう、なのはなバンドでの演奏、『ビューティフルピープル』の4曲です。4曲の中で、3つのバンドが演奏しました。
新バンドのメンバーのなかには、いつもはダンスで出演しているバンドメンバーも数人いて、楽器での出演となると、ダンスとはまた違った緊張感があります。
慣れない感覚でもあり、緊張感がアップしてなかなか気持ちが落ち着きませんでしたが、城戸さんとあかりちゃんが2人並んで椅子に座って、最初からとても暖かい表情で笑顔で見ていてくださったので、緊張も緩み、安心して演奏させてもらえました。
『ビューティフルピープル』は、なのはなファミリーの定番曲で、私たちもみんな大好きな曲です。ウィンターコンサート以来の久しぶりの演奏でも、身体になじんだこの曲は、やっていても見ていても安心感があります。
今の世の中の風潮に流されずに、自分たちが作る明るい未来を信じて仲間と進んでいく。そう強くて前向きな気持ちを表現できる度に、自分達の気持ちも固めていけることがとても嬉しくて、改めて大好きな、大事な曲だな、と思いました。
『フラガール』も、なのはなファミリーでずっと演奏され続けている曲で、なのはなファミリーがフラダンスをやるきっかけとなった曲です。
シンプルだけれど飽きなくて、ダンスを踊っているみんなを見ていると、なぜか毎回涙が出てきます。
私は今回、ベースを担当させてもらっていたのですが、『フラガール』を踊っているみんなの後ろ姿を感じて演奏をしていると、みんなの方に良い意味で吸収されて、緊張感の中にある雑味が自然と消えていくのを感じました。
城戸さんとあかりちゃんの暖かさと、みんなの存在に助けられて、演奏をさせてもらえたことが本当に嬉しかったです。
他の曲でも、自分の音だけではなくて他のバンドメンバーの音や、ダンスメンバーの姿、表情を感じると、自分が全体の中に溶け込んでいける感覚がありました。それは、今は上手く言葉にできないのですが、感じたらクセになる、気持ちが良くてとても楽しい、初めて感じる感覚でした。
正直、自分の演奏で未熟なところや悔しいところはたくさんあって、そのできないところだけを考えたら徹夜してでも意地で練習したらよかった、という極端な気持ちになることがあります。でもなのはなの演奏は、演奏もダンスも技術が全てではなくて気持ちが1番。
それがなのはなの演奏。そう思ったら、今こうして上手い下手を超えたところで気持ちを一つにして演奏ができることは、本当に幸せなことです。自分を成長させていく大事な手段で、こうして気持ちを作って広げていける人になっていけることの方が大事です。
そう思ったら、こういう演奏の機会をいただけることはとても貴重で、1つひとつを大事にしていきたいです。
今日は、城戸さんとあかりちゃんが暖かく見てくださっていたからこそ感じられたことがたくさんあった演奏となりました。城戸さん、あかりちゃん、ありがとうございました。また来てくださるのを心待ちにしております!
(つき)
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今日の桃の摘蕾にはあかりちゃんとなのはなのキッズたちも見学に来てくれました!
桃畑をあかりちゃんに見てもらえてうれしかったです。
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栗林ではながれさんが来てくださり、剪定した枝の回収と処理が進みました。
少し大がかりな作業だったのでいつやろうかと思案していたのですが、ながれさんが来てくださって安心して作業を進めることができました。ありがとうございます!
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夜はアコースティックギター教室がありました!
先週から中川イサトさんの「風の谷」の練習を始め、今夜の教室でも譜読みを進めています。
とっても素敵な曲なのでギター教室のみんなで弾けることが嬉しいです。