
3月24日のなのはな
私は今回初めてジャガイモの作業に畝立てのところから関わらせていただきました。
10日前に畝立てをした時はその畑の広さに驚きました。7枚もの畑(50アール)が全てジャガイモ用の畑だと知り、とても驚きました。
毎年、同じくらいの広さの畑でジャガイモを作っているらしいのですが、ジャガイモを嫁入りした記憶もなくて、そんなに作っていることがとても意外でした。
前回はジャガイモが上手く育たず、小さいものが多かったようです。それでも普段の食事でも結構ジャガイモを頂いているので、うまく育ったら本当にたくさんの量になるんだろうなぁと思います。
今日は植え付けの3日目です。1日目は購入した種用メークインを植え付けて、それがなくなったら自家の種用メークインを植えました。
今日は最後の植え付けで、魚とり畑だけはメークインではなくて、アンデスとデストロイヤーという品種を植えました。
メークインと違って、出ている芽が赤っぽかったです。中身は黄色っぽいようです。違う品種のジャガイモがとても嬉しくて育てるのも楽しみだなぁと思いました。
始めは40センチメートル間隔で、1条植えにし、ミニジャガイモは30センチメートル間隔で2条植えにするという話でした。
でも種芋の残りの量によって、間隔も条数も変わってくるので途中から2条植になったり間隔も畑を見て調整しながら植えました。
前回までの植え方ともかなり違うようです。今まではもみ殻をジャガイモの上に置き、その上に土をかけたらしいのですが、今年はもみ殻は使わず、土のみの覆土に変更になりました。その分早く作業が進みました。
また、今回はテスコで掘るという方法でした。
ジャガイモの畑はかなりゴロゴロした土のところも多くて、こんな土で育つのかなぁと思ったのですが、お父さんの話ではジャガイモは原産がアンデスなのでそういう土がいいんだという話で、少し驚きました。
ジャガイモの植え付けで思ったのですが、畝幅の広さや、植える間隔や条の数や、植え方など、こうでなければならない、という決まりはなくて臨機応変に変えていくことも大切なんだなぁと思いました。
去年のやり方が正しいとか間違っているとかではなくて、いつもさらに良いやり方を追求していく楽しさが農業にはあるなぁと思いました。
今日の植え付けは1時間かからずに終わりました。私はせいこちゃんとさくらちゃんとの3人組でまずジャガイモを畝に置いていきました。
この作業も3日目で手順も分かってきました。私がジャガイモを「ハイ!」と言ってさくらちゃんに渡すと、「ハイ!」と言って受け取ってくれて、それがリズミカルに進むのがとても気持ち良かったです。他の組からも「ハイ!」「ハイ!」という掛け声が聞こえてきて、それがとても嬉しくて自然と笑顔になってしまいました。
植え付けもお父さんが教えてくれたやり方が、無駄な動きがなくてスピーディに簡単に進められるのが気持ち良かったです。
植え付けが終わると牛肥を畝の中心に撒いていき、最後に鍬で牛肥の上に土をかけて終わりました。
ジャガイモの植え付けに3日入らせていただき、毎回とても楽しくて、今日で終わってしまうことが少し残念な気持ちでした。今年のジャガイモ堀りがとても楽しみです。大きな芋がたくさん出てきたらどんなに嬉しいだろうなぁと、早くもジャガイモ堀りのことを想像してしまいました。
フルメニューで奈義コースを走っている時に、近所の人たちがジャガイモを植え付けている光景を目にしました。米や野菜や果物や、季節のものをこうして自分で作って生きていく生活の中にいて、本当に今、生きている実感や幸せを感じています。
ジャガイモの植え付けが終わった後、ニンニクの追肥に入りました。3日前に草取りが終わったニンニク畑がとても綺麗でした。
梅林奥畑と梅林奥奥畑は軽トラが入れないので牛肥をテミに入れてバケツリレーで運びました。テミは重たいし、坂道になっているためかなりハードな作業です。私はそのハードな作業からは外してもらい、みつきちゃんやさやねちゃんが軽トラの上で牛肥を入れたテミを軽トラから降ろすという役割を受け持ちました。
みんなが牛肥の入ったテミを次々に走って運んでいき、空になったテミも次々に帰ってきて、テミを降ろすだけの作業もとても忙しかったです。
牛肥を入れる人、運ぶ人、畑に撒く人、役割分担がすごく上手くできていて、スピーディに作業が進みました。最後にみんなで鍬で牛肥に土をかけて終わりました。
午前少しだけ作業が残ってしまったのは、午後の初めにあっという間に終わらすことができました。作業の後、少ししたらかなりの雨と風が出てきて、作業が間に合ったことが本当に良かったなぁと思いました。雨で牛肥が効いてくれたら嬉しいです。
(のりこ)
●●●
春野菜に向けての準備が始まっています。
今日はニンジンとニラの畑2枚の畝立てをしました。
フルメニューでのランニング中、ユズ畑下の畑を通るとまえちゃんとまりのちゃんが畝立てをしているのが見えて、先行して進めてくれていたのが嬉しかったです。
ランニングが終わってユズ畑下の畑に行くと、畝は立て終わっていて、あっという間に畝を立ててしまうまえちゃんとまりのちゃんがかっこいいなと思いました。
畝均しの工程からのスタートでかまぼこ型に均していきました。
なのはなの畑の畝は高畝のかまぼこ型にしていて、私はかまぼこ型に均していくのが好きです。鍬を使って畝方をなだらかにしていくのが楽しいです。
ユズ畑下の畑はニンジンの畑で、畑自体に傾斜がついていて、水はけよくするために畝を分断して水の通り道を作りました。
畝均しも10分ほどで終えて、次にニラの苗床になるビワの木畑に行きました。
すでにラインが引いてあり、朝食前に育苗チームのみんなが引いてくれたと聞き、すぐに畝立てできたのが嬉しかったです。
まえちゃんとさやねちゃんとよしみちゃんと私の4人での畝立てで、畝立てのベテランメンバーが揃いました。土はふっかふかではなかったけれど、さくさくと畝を立てられました。それぞれ黙々と畝を立てていくのですが、畝を立てるスピードはみんな速かったです。
畝立ては1時間もかからないくらいで終わって、本当にあっという間でした。高速畝立てが楽しかったです。
かまぼこ型の畝が畑に並んでいるのを見ると嬉しくなるし、これから始まる種まきも楽しみです。
(しなこ)
●●●
桃の摘蕾も進めました。
全体の7割ほどの摘蕾が進み、2巡目ももう間もなく目処がつきそうです。
●●●
町民音楽祭を終えて、
(とても貴重な体験をさせてもらえてありがたかったな)
と思い、もう演奏する時はしばらくないだろうと思っていた頃、アセスメントや来客でも演奏をさせてもらえることになりました。
今日は明日の来客に向けて、バンドの合わせ。町民音楽祭では不特定多数の方に向けて演奏していたのですが、来てくださる方のことを思って演奏することは、また今までと違った気持ちになりました。
私はなのはなに初めて来た時のアセスメントで、心のバランスをとても崩していて、顔を伏せたまま泣いてみんなの姿を見ることができなかったということがありました。顔を上げられなくて見れなかった私に入ってきたものは、なのはなバンドの音楽でした。
その時、みんなの姿は一切見ていないのに、(私の辛さを分かってくれる人がいるんだ)と思ったり、勇気をもらっているような気持ちになったりしました。
その思い出がよみがえって、私のように見ることができない人にも希望を持ってもらえるような雰囲気、演奏をしたいという思いが強くなりました。
伝える相手が目の前にいてくれて、明確になると、伝えたい、届いてほしい、少しでも希望を持ってもらえるような演奏をしたいという思いがより一層強くなったと思います。
摂食障害になったけれど、病気から離れて、今にも未来にも希望を持って生活できるようになったということを表現して、同じように苦しんでいる人が希望を持ってもらえるようにしたい。もっともっと摂食障害への理解が深まって、苦しむ人がいない世の中になってほしい。そんな気持ちを乗せて演奏していると、なぜか分からないけれど、何度も弾くことができていなかったところが弾けるようになっていたり、自分の音だけにこもるということがなくなっていました。

今まではとにかく自分のことだけに精一杯で、上手く弾くこと、失敗しないことが目標になってしまって周りの音を聞いたり、気持ちを前に出すということができませんでした。
今は、町民音楽祭に向かう中でたくさん練習してきたことや、町民音楽祭というステージを経たことで、以前より気持ちに余裕ができて、視界を広くする隙間が生まれてきたように感じます。
また、今日は正規バンドのビューティフルピープルの合わせもありました。本当に久しぶりに正規バンドの演奏を聞いて、音調整の時から涙が止まりませんでした。
音も姿も見せる意識で溢れていて、伝えたいことが伝わってきて、音楽でそんなふうに表現できるなのはなバンドのみんなが本当に綺麗だと思いました。
私もそんな演奏ができるように、自分にこもらないで、来てくださる方のことを思ってがんばりたいです!
(あや)