「この表情を大切に」 うたな

3月21日

 今日マラソン練習の沿道に、相川さん、まなかちゃん、まちちゃん、たけちゃん、おとちゃんがいてくれて、ずっと応援してくれました。駅伝を走っている感覚が思い出されました。そして、フルマラソンを1人で孤独に走る状況を心配していたけれど、なのはなのみんなはもちろん、沿道にたくさんの応援団がいると思うと、きっと今日みたいに楽しく走れるのではないかな、と思いました。

 走っているときにカメラを向けられて、思い切り笑顔になりました。
 ふとその表情のまま、車のガラスに映った自分の顔を見たら、不細工なのは変わらないけど、笑っている顔ってなんかいいな、と思いました。
 あけみちゃんが以前、「かわいい人とは、喜怒哀楽がしっかりあって表情豊かな人のことだよ」と言っていたのを思い出しました。
 決して自分の顔を好きになったわけではないけれど、自分もここまでニッコリできる人だったのだ、と思い、これからも表情を大切にしよう、と決めました。

 今日、自分が明日のアセスメントで来る子のことを楽しみにしていると気づきました。つい先日は、自分より優秀な子が来て抜かされてしまったらどうしよう、という不安がつきまとっていました。
 でも、ミーティングを受ける中で、「人を見下している」「人からの評価を軸に生きている」など、自分の欠点をたくさん知る中で、これではいけない、治さないと人としてダメになる、と危機感が出てきました。自分の利益を考えるのをやめて、人を正しく見て、尊敬の気持ちをもつ。そう考えてここ数日過ごしてきました。
 そうすると、新しい子のことを思うにしても、その子の立場に立つことが大事に思えてきて、自分のふるまい方をどうすべきかがとてもはっきり分かった気がします。嫉妬とか、恐怖とか、利己的な気持ちをもつことが失礼で自分勝手なことに感じて、そんなことしていたらだめだと分かりました。
 そして、「自分が来たときも不安でいっぱいだった。私自身はアセスメントに出られないのは本当に残念だけど、みんなと同じ気持ちでその子の苦しさを共有したい」と感じて、来てくれるのが本当に待ち遠しくなりました。

 どんどん自分の殻が破れていくように感じています。
 ミーティングで、自分の生き方をよい方向へもっていきたいです。お父さんと話をさせていただいて、「普通なら外でのストレスを家で発散するところを、私の場合は逆に外でよくない形、人格障害という形で現わしてしまった」という言葉がとてもしっくりきました。自分が抱えた欠落を正しく理解して、成長していきます。