
3月21日のなのはな
津山加茂郷フルマラソン全国大会本番まで、残り1か月を切りました。
フルマラソン出場に向けて走っているメンバーは、今、走距離9.2キロメートルの、なのはなコースを走っています。今年初めて走るみんなも、「なのはなコースが一番好き!」と教えてくれました。なのはなコースを走りに行くと、何だか毎回小さな旅に出ているような気持ちになります。自然がいっぱいで、春になると花や景色がたくさん見られる、私もとても大好きなコースです。
昨夜、相川さんが東京から駆けつけてくださり、今日のランニングでは、相川さんたちが車で一緒になのはなコースを走り、所々のポイントで車から降りて、私たちが通るのを待ってくださっていました。
遠くに相川さんやまなかちゃん、まちちゃん、そしてたけちゃんとおとちゃんが大きく手を振って待ってくれている姿を見ると、その度にパワーがみなぎってきて、とっても嬉しかったです。
私たちが通り過ぎると、また再び車に乗って私たちに手を振りながら通り過ぎ、次のポイントで待ってくださっていたのですが、その光景を見て、前回フルマラソン本番を走ったときのことを思い出しました。走っていると、次々に、なのはなの応援組の人が手を振りながら車で通ってくれて、いろいろな場所で待っていてくれる。
私は、みんなの応援のおかげで、フルマラソン完走という大きなことを成し遂げることができるのだなあと、改めて感じた今日のランニングでした。
相川さんたちの応援のおかげで、今日のランニングは足取りも軽く、気がついたら、いつもよりも30秒ほど速く走っていて、「ちょっと飛ばしてしまった~!」とみんなに謝りつつも、今日も楽しくなのはなコースを走れて嬉しかったです。
お父さんと相談させていただいて、天候などの都合で予定よりもなのはなコースを1週間延長して走っています。
来週末ごろからは、いよいよピークの石生・なのはな・梅の木コース合計14.2キロを走る予定です。
お父さんが、団体走のときから時速8キロを身体に入れて、個人走になっても走れるようにしていこうと教えてくださり、自分もしっかりペースを守って走れるように、みんなが怪我なくフルマラソン本番を迎えられるように、しっかり実行委員の役割を果たしていきたいです。
(よしみ)
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春分の日を過ぎ、道路上に設置されている温度計は15時過ぎに、20℃と標示されていました。
日が差し、動くと汗ばむくらい暖かい中で思うことは、「ミツバチがどこかで飛んでいる」ということでした。今日1日、フルメニューをしているときや、当番中も春らしい空気を感じると、ミツバチの姿を想像しました。
女王蜂は産卵しているところだろうか、探索蜂が動き出すだろうか、あの畑に設置した待ち受け箱には雨後から誘引液が塗れていないから今日は絶対に塗ろう、など、頭の中にミツバチが飛んでいました。
午後のはじめに、さやねちゃんと設置した約半分の待ち受け箱に誘引液を塗りに行きました。
容器に誘引液を入れ、刷毛を持って待ち受け箱に近づきます。もし探索蜂が出入りしていたら、驚かすことがないように、やや遠くから巣門付近を観察して、いないことを確認してから近づきました。
羽のある虫が全てミツバチではないかと思えました。ブーンと羽音がすると、「まさか」と思いましたが、ハエだったりしました。
誘引液を待ち受け箱に塗ると、甘い香りが春の陽気の中に流れます。暖かさと誘引液の香りをかぐ度、「ミツバチが絶対に動いてますね」とさやねちゃんと言い合いました。

軽トラを停めて、そのあたりにある数か所を手分けして塗りました。
ゆず畑に行ったとき、待ち受け箱の側で、黄色と黒の縞模様が飛んでいて、とまりました。二ホンミツバチかどうか分からなかったのですが、ミツバチの姿が、とても嬉しかったです。軽トラに戻ると、石の下畑の待ち受け箱に誘引液を塗っていたさやねちゃんが、「私もミツバチのような虫を見た」と話してくれて、近くにミツバチがいることが嬉しかったです。
暖かい日が続きます。待ち受け箱がミツバチにとって良い分蜂先になったら良いなと思います。誘引液も良いタイミングで塗っていきたいです。
(さくら)
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午後に、桃の摘蕾を行ないました。今は摘蕾2巡目。1本1本の樹を丁寧に手がける、というより、本数も多いので効率性を重視して、花芽が残ってもいいから次々に進む、というやり方に変わりました。1本の樹に4人ずつ取り付いて、1時間で1本の樹を終わらせる目標で進めていきました。
私は、今すすめている、心の傷を癒すミーティングのなかで、「完璧にやらなくてはいけないというプレッシャーを自分にかけてしまう、効率性が失われても細部にこだわる」という傾向があることを知りました。この傾向があることを知ってから、日々の生活を見直すと、桃の摘蕾でその傾向が顕著に出ていると感じていて、私は今日の摘蕾は必ずみんなと同じペースで進めていく、1時間で終わるくらいの質でやることを目標にして向かいました。
今日の摘蕾には、相川さんも来てくださっていて、一緒に作業してくださいました。相川さんは、やり方をリーダーのあけみちゃんに教わると、すぐにとりかかって、速いスピードで進めていっていて、本当にすごいと感じました。
ふみちゃんから、
「あと15分で半分まで終わらせたい」
「あと15分でこの樹を終わらせたい」
と声をかけてもらいながら、1時間で終わらせる質、スピード感というものを意識しながら進めていきました。摘蕾に慣れてきたこともあって、迷わずに手が動いて花芽を取っていく。次々に違う枝に取り掛かかっていきました。
みんなが終わったころに、私も取り掛かっていた枝を終わらせることができました。そのことが本当にうれしくて、今までで一番早くできた!! と感じました。同じチームのみんなと歩調を合わせて次々に移っていけるのが、本当に楽しくて、過剰に質にこだわるのではなく、効率性も意識しながら進めていっている自分があることにも驚きました。
本当に今まで感じたことにない、違う楽しさがあって、今までは「完璧にやらなきゃ」という意識のもと、完璧にして1人で達成感を味わっていたけれど、今日は「みんなで終わらせる」という意識のもと、みんなと一緒に達成感を味わうことができて、本当にうれしかったです。
これが、ミーティングで教わった、自分が抱えた一つの苦しさなんだ、と改めて実感し、改めて、しっかりなおしていこうと感じました。
今日、違う意識で摘蕾を進めていくことができて、すごくうれしかったです。週末には、ジャガイモの植え付けもあると聞いているので、このときも、質だけを意識するのではなく、効率性も意識したうえで、みんなと協力して、全力で取り組みたいです!!
(ゆうな)
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月に一度、勝央町公民館で行なわれる三味線教室に行きました。
講師は津軽三味線奏者の福居一大先生です。
この日の前半は主に、2月に初めて楽譜をもらった『秋田節』を練習しました。この民謡は、同じ指使いが多い分、指使いの移動が少ないので一度覚えるとやりやすく、三味線を正しく弾くのにとてもいい練習になります。
弦を下からバチで弾く奏法や、オシバチという、奏法も出てきます。オシバチとは、例えば3弦あるうちの一番上の弦を弾いたあと、それを押すようにしてすぐ下の弦を弾くという弾き方です。通常は、1音1音、撥先を弦に当てたのち、一旦は斜め上に上げて次の音を弾くのですが、撥先を下に向けたまま次の音を弾きます。
慣れてくると、『秋田節』の中で新しい奏法もできるようになって、教室のみなさんと合わせることができました。秋田県の民謡で、勝央音頭やヤットサ節ともまた違った雰囲気の曲が弾けることも嬉しかったです。
後半は、主に『勝央ヤットサ節』と『勝央音頭』を練習しました。今回、先生が『勝央ヤットサ節』の新しい楽譜を用意してくださり、唄の主旋律を三味線で演奏できるようにしてくださりました。『勝央ヤットサ節』の三味線は、本来は伴奏のみで、32回、同じ小節を弾きます。先生の楽譜では、伴奏と、この新しい主旋律が重なって一番いい演奏になる、2人以上で合奏できるものです。より『勝央ヤットサ節』の唄の良さを感じます。
唄の部分を弾ける人は弾いてみて、難しかったら今まで通り伴奏で、というふうに合わせました。唄の分をやってみると難しくて、私は全部弾くことはできませんでしたが、今度、三味線部のみんなで、伴奏と主旋を分かれて担当して演奏してみたいなと思いました。
教室の中で、先生の弾き方を拝見できることが、とてもいい勉強になります。先生の音は、とても響きが豊かです。先生の弾き方をよく心に刻んでおいて、今はすぐにできなくても、それをイメージして今後も練習したいです。今回も三味線教室に参加することができ、嬉しかったです。
(まりの)