「誰かの材料になる」 まなか

3月19日 

 

 久々に日記がかけて、とても嬉しいです。
 先日お母さんとお話をしてから、すごく気持ちが楽になりました。
 昨日のHMでもあったように、今の自分が生きている世界を、リアルに具体的にとらえて感じる、話すということを意識してみています。
 今まで自分で世界を盛り立てて見ていたときとは、全く違う色に人が、物事が、感情が染まるのに驚きました。
 なのはなにいて、こんなふうに自分をどんどん変化させながら生活できるのが本当に有難いことだなと思います。
 いつも課題があること、それに自分を100%で挑んで実験できることは、自分を深く理解してくれる環境でなければ、出来ないことだよなと、改めて思いました。
 発見があること、変化があることが本当に面白いです。変化していくことを、「こうしていたら、こうなったんだよ」とか「どうしてこれが解決しないのか分からないよ!」と、自分の今の状況を話せる人がいることも、とても幸せだなと思います。
 私のトライアンドエラーが、きっと誰かの材料になる。それは、私が生きていく大きな希望になっています。

 お母さんとお話をした夜、眠るときに涙が止まらなくなりました。
 どうして自分の気持ちをこんなに汲んで下さるのだろう。こんな情けないことを共感してくださるのだろう。お母さんの優しさをしっかり受け取って、もっと強くならなきゃ。そう思うと、よく分からない切ない気持ち、お母さんの言葉が思い出されて泣けてきました。
 お父さんが話してくださるように、感謝する気持ちや恩はその人に返せないのだとしたら、私はこの温かく包まれたこの感覚を、誰かにちゃんと還元しなければいけないと思いました。このまま「ありがとうございました」と、受け取る人のままじゃだめだと思いました。
 なのはなの心強い仲間として、ちゃんと成長したい。どれだけ理解が遅くても、努力すること、挑戦することにいつも全力でいることでしか、自分が救われた気持ちがちゃんと繋がっていかないのだなと思いました。
 こんな小さいことは、誰も気にしない。誰も躓かない。気にする方がみっともない。これは理解されなくて当然だ。そんなふうに思って積もりに積もっていた自分の気持ちが、お母さんに共感してもらった時に、全部浄化されていきました。

 お母さんに教えていただいた、「一言一句を紙に書いて伝える」というのをやってみています。

 とっさのときや、書く隙間がないときにはできていないのですが、紙に書いて伝えられる時は、今まで質問していた時間、伝えいた時間が7分の1くらいになったと思います。
 お母さんに言われるまで、自分は言葉を選んでいる自覚が全くありませんでした。
 これは聞く方も本当に大変だったなと初めて気が付きました。
 誰かに優しくいるのには、覚悟がいつもいるのだなと思います。
 質問するという小さなことでも、本当に人に優し過ごそうと思うのなら、変えていかなければいけないところが沢山あるのだなと気が付きました。

 

 今回のミーティングでも気が付くことが沢山ありました。
 私は自分が思っているよりも、本当は過敏にアンテナを張り、自分を守っています。
 まだまだこんなに無意識でいることがあるのか!とちょっとした衝撃でした。
「自分は安心しきっている」「大好きな状況で気持ちが楽だ」そう自分に言い聞かせる癖は、確かに直していなかった。自分に起こっているエラーに気が付かなかったです。
 そういう目で自分の生活を見ていると、新しく気が付くことや、苦手なことが浮き彫りになって、それが新鮮でした。
 こういうことに気が付くと、話がしたくてしたくて堪らなくなります。こういうふうに発見していくことってなんて面白いんだろうと思います。
 「今度はこうしてみた!」とか「こうしてみよう」と話して、実際に自分の気持ちや世界が変わっていくことが本当に面白いです。毎日が自由研究みたいだと思って、世界に発信したくなります。
 こんなふうに、同じような課題を持つ仲間の中で、気持ちの持ち方をさらけ出しながらよりよく出来るように…と記録しながら変わっていく団体はどこにいるんだろうかと思います。このことを大事に思って次の人につなげようと思いながら活動している人たちはいるのでしょうか。
 私はなのはなファミリーで、こうして吸収していける時間が何にも代えがたいことだなと、心から思います。

 今日はかにちゃんのお誕生日でした。
 かにちゃんの優しさに触れると、心が包まれたように自分も優しい気持ちになります。
 かにちゃんが嬉しかったこと、綺麗だと思ったこと、感動したことを聞く時間が本当に大好きです。
 機材のことや、SNSのことで、たくさん助けてもらうことが多いのですが、その時交わす小さな会話にもたくさん救われています。かにちゃんと話せてよかったなと思います。
私はへっぽこだけれど、少しでも役に立てるように、成長したいなと思いました。

 HPのメンバーが増えてとても心強いです。
 だんだんやり方が分かってきて、時間が短縮されてきました。
 もっと効率よく出来たらなと思っています。