「美味しい野菜への第一歩」 あや

3月17日 

 今日は水菜、ナス、ピーマン、トマトの種まきをさせてもらいました。夏の主力野菜だったり、食卓で重宝される野菜だったりと、蒔くときは緊張しました。
 まえちゃんが野菜の適温や特性を教えてくれたことがありがたかったです。新しく知ることばかりで凄く面白くて、たくさん教えていただけたことが嬉しかったです。たくさん情報があって、全部を覚えきることができていないので、メモを定期的に見るなどして覚えていきたいなと思います。

 同じハウスの中でも場所が違うと温度が違うことも教えてもらって、苗を管理するのは本当に大変で繊細なことなのだなと思いました。こまめに温度を見て、調節していくことがこの間の味噌玉作りに少し似ているなと思って面白かったです。

 午後に蒔いている時に、雨が降ってきたり晴れたりと天気がころころ変わって、ハウス内の気温も変化していました。苗の温度を見て、まき上げを上げたり、下ろしたりしました。上げ下げしただけでハウス内の気温が変わるのを体感して、人間でもこんなに温度変化が分かるのだから、繊細な苗はもっと敏感に温度変化を感じるのだろうなと思いました。温度管理がとても大事と感じ、綺麗な苗になるように自分にできることをがんばりたいです。

 のりこちゃんが「私、名前書いてもいいですか」と言ってくれて、トレーに名前入りの札をつけました。自分のまいたトレーが発芽しているかなと気になっていたので、どのトレーをまいたか分かるようになって嬉しかったです。自分の名前が書かれると、今までに増して自分の種まきに責任感を感じるなと思います。ちゃんと発芽するかどうかドキドキだけど、野菜を育てるという自分自身が写しだされる表現の一つを通して、今の自分を客観的に見れていくのだと思うと楽しみです。

 種まきを終えた後にのりこちゃんとまえちゃんに教えてもらったことの整理や、共有ができて、一緒に勉強できた時間が本当に嬉しかったです。のりこちゃんの姿が前よりさらにキラキラして見えます。畑が本当に楽しそうだし、日々の生活もすごく素敵な笑顔で楽しいと思っているのがのりこちゃんと会うだけで分かって、元気をたくさんもらっています。これからものりこちゃんと一緒にたくさん学んでいけるのだと思うと楽しみで仕方ありません。

 種まきをして、セルトレーのこと、嫌光性のこと、自分が知らなかったことばかりで、たくさん新しいことを知れることが本当に楽しいです。私は座学ばかりが好きになりがちで、畑でも本を読むのは好きだけど実践ができないタイプなので、実践もできるようになっていきたいなと思いました。種まきを通して、何かを新しく知れることはすごく楽しくて嬉しいことなんだなと思います。
 レタスが発芽率100%で驚いています。1つのトレーで、芽が出ていないところが本当にないです。まえちゃんが「発芽率100%部隊にしよう」と言ってくれて、私もそんな部隊になりたいなと思いました。これからの種まきも野菜にエールを送って、美味しい野菜をみんなといただける第一歩にしていきたいです。

 今日蒔いた4400粒の種たちがみんな発芽してくれますように!