「シンプルな答え」 みつき

3月15日 

*自分も苗も同じ

 吉畑ハウスのリーフレタス、ロメインレタスが発芽し始めました。

 小さな種から割れて出てきた小さな双葉が、とっても可愛いです。「昨日までは少ししか出ていなかったのに、揃って出始めたね!」とのりこちゃんたちと盛り上がって喜べて、嬉しかったです。今は寒いかな、巻き上げを閉めた方がいいかな、逆に暑すぎたりしないか、とか、苗のことを考えて、ハウスに向かい、まえちゃんと話をしたりしていますが、

「数字の温度よりも、自分の体感温度で考えた方がいいよ」「自分もこの苗床で気持ちよく寝られるかな、ってくらいが良いんだよね」とまえちゃんが伝えてくれました。

 自分たちが快適な環境だったら苗も快適。不快だったら苗も不快。苗も同じなのだ、ということでした。

 それを聞いて、途端に野菜の苗たちと心が近づいたような、理解し合えるような気持ちが湧いてきました。野菜も自分たちと同じなんだと思ったら、本当にお互いさまで伸びていきたいです。

 もうすぐナスとピーマンの種まきも始まると聞きました。夏野菜代表、みんなの夏を支えてくれるナスとピーマンを、大切に見ていきたいです。

 

*真っすぐに向かう

 

 昨日、お母さんと話をさせていただきました。

 最近上手くいかなかったこと、感じていた悔しい気持ちを話させてもらったのですが、お母さんの言葉が、ありがたかったです。
 お母さんも、あるべき姿というのも、本当に真っすぐなのだなと感じました
 私は、気が付けば気持ちが逃げそうになっていて、逃げようとしなかったとしても、勇気が出なかったり、自信がなかったり、1歩踏み出せないような、そこに留まったままの状態になりやすかったです。
 今の自分にとってはとても難しいこと、上手に出来ないこと、そんな物事に直面したとき、
「やっぱり自分はダメなのかな」、そう思って立ち止まりたくなる気持ちが、
「もっと出来るようになりたい」「役に立ちたい、期待に添いたい」という気持ちを薄めてしまっていました。

 

「なっちゃんが朝に起きて準備するのに、人より時間がかかるし、上手くできない。だから、6時に起きて、一緒に準備してたんだよ。それでも間に合わないんだったら5時半に起きた」
「人よりできないなら、できるように努力する、それだけでいいんじゃないかな」

 お母さんが、過去の経験からお話をしてくださいました。その通りだと思いました。

 「努力する」、それだけのシンプルなことでした。けれど、そうやって考えることが、わたしにはできていなかったです。できないならできるようになる、できるように力を尽くす…普通に考えたらその一択しかないはずで、分かりそうなことなのに、分からなかったです。自分の過去の傷から来る「もう苦しみたくない」「恥ずかしい辛い思いをしたくない」という逃げの気持ち、諦めの気持ちが、分からなくさせていたのだなと感じました。
 気が付けばスッと逃げたくなってしまう、楽なほうに流れてしまいそうになる、本当に難しいことだと思います。
 けれど、なのはなに居るわたしたちは、もうそういう生き方は用意されていなくて、お父さんお母さんはずっとそのことを教えてくださっていると、改めて感じました。本当に、お父さんお母さん、なのはなで教えていただく真っ当な生き方を、真っすぐに心の中に入れていきます。

 マニュアル免許を取得するために教習所に通っていますが、正直、今はエンストしまくりで、ちんぷんかんぷんで、かなり焦っていました。
 けれど、こんな自分が人並みにできるようになって、みんなの役に少しでも立てたら、と考えたら、自分の今の不出来さもどうでも良くて、もっともっと頑張りたい、今の自分のベストを尽くすだけだ、と感じました。
 この夏に、軽トラックに乗って畑に行くことが夢です。牛肥を運んだり、タンク補充をしたいし、その他にも草刈り機もできるようになりたいし、任されたSNSの編集もできるようになりたいし、自分に用意されたチャンスは、沢山あります。
 これは苦しくて分厚い壁じゃないんだな、キラキラ光る贈り物なんだな、と思います。本当にありがたいと思います。

 喜んで、楽しんで、努力します。