「自分に足りないものを身につけて」 あや

3月13日

 

 今日は摘蕾デーでした。今日から二巡目に入り、枝の長さなどで付ける蕾の数が変わってくるなど一巡目よりシビアになって、きちんとできるか心配でしたが、あけみちゃんが「大丈夫、怖がらずにやってみよう」と声をかけてくれ、スタートできたことがありがたかったです。

 実が葉の下になるように、や、蕾の大きさや付いている位置をふまえて複芽を厳選するなど、意識を向けることがたくさんで、最初はとても慎重になって時間をかけすぎてしまいました。最初のうちは基準通りにできているか確認をしてもらいながら進めました。段々慣れてくると、スピード感を持ってできるようになり、次へ次へと枝に移れたことが楽しかったです。

  りなちゃんとペアで入らせてもらいました。久しぶりにりなちゃんと作業をして、特に話して作業するということはなかったのですが、作業中ずっと安心した気持ちを感じました。声をかけあいながら、目標を明確にしたり、見落としがないようにしたりして摘蕾ができた時間が嬉しかったです。15分の目標を決めると、絶対に終わらせたい!という気持ちが強く出て、集中力が上がりました。15分で達成できた時はもちろん、15分以内に目標が終わって、次に進むことができた時がとても嬉しかったです。

  桃がなる時のイメージや、どう桃をつけたいか、枝に負担の無い方向はどちらかなど、常にイメージを持ちながら摘蕾をしていると、頭をたくさん使いました。

 自分に具体性をつけるために、お父さんに教えていただいた根拠を持って取り組むことを意識しました。なんでこの蕾を残すのか、取るのかを自分でしっかり持ってすると楽しさが倍増したように感じます。自分の範囲に責任を持つことなど、責任感や具体性など自分に足りないものを身につけていきたいです。

 一日中、頭を使って集中しながら摘蕾ができて、とても楽しかったです。し始めると止まらなくなって、次の木へと、いつまでもしたくなりました。何時間でもできてしまうくらい楽しかったなと思います。少人数だったけれど7本進めることができ、また素早く進められるように自分のできることをがんばりたいなと思います。

 昨日は浴衣の着付け教室に行かせていただきました。教室があると聞いた時からいいなぁと思っていたので、今回機会をいただけたことがとてもありがたくて嬉しかったです。村上さんが着物が幼い頃から好きだったことや、次の世代に残していってほしいということ、日本人は浴衣が着たくなるような、そんな気持ちがあり、心に浴衣があることなどたくさんのお話を聞かせていただきました。私も着物や浴衣を見ると、ときめいて着たくなったり、着れるとものすごく嬉しい気持ちになったり、と自分の遺伝子に、日本人としての気持ちとして組み込まれているような感じがしていたので、村上さんのお話が嬉しかったです。今まで自分で着つけるということはあったものの、人を着付けるということはしたことがなく、初めての挑戦でした。

 補正の段階からポイントがたくさんあったり、浴衣を着る時は必要でない過程が一つもなくて、どれも後に綺麗に着れるようにするための大切なことばかりなのだなと思いました。人に着付けをすることは本当に難しかったのですが、自分で着るのとはまた違って、綺麗に着るポイントが分かるようになりました。浴衣だけでなく、振袖や着物まで着付けることができる村上さんが本当に凄くて、素敵だと感じます。

 日本人として着付けができることは本当に大きな財産で宝物だなと思います。これから何回も練習して、完璧に習得できるようになっていきたいです。