「夢中になって」 うたな

3月13日 

 

 今日も洗練された日記を書きます。

 なぜか夜に、こうして日記を書いていると、たけちゃんが「吉本をやろう」と言ってきて、漫才が始まりました。

 たけちゃんとコンビを組んで漫才するのがなかなかシュールでおもしろかったです。そこからずっと離れなくて、「あと77回やる!」と言って離してくれませんでした。笑。

 なのはなに来るまで、小さい子をあまりかわいいと思えなかったけど、たまに大人びたことを言うし、すごく気を遣うし、でも子供らしくて健気なたけちゃんを見ていると癒されて大好きだなと思います。

 ちょうどミーティングで考えていることが、たけちゃん達の頃の自分のことなので、本当にのびのびと成長してほしいという気持ちです。

 朝に晩白柚の水やりをして、セロリの収穫嫁入りをしました。そこまで寒いと感じることもなく、朝から気持ちよく動けました。

 えみちゃんと一緒に話しながら帰ったのですが、やはりえみちゃんはお父さんが言われた通り、優しく包容力があります。同い年とは思えない落ち着きがあって、憧れです。

 フルメニューでは昨日からなのはなコースになっています。白いたんぽぽやムスカリ、アヒルやポメラニアンなど、自然や動物がたくさん見られて、サファリパークに来たみたいです。一時間も走っているとは思えないほどあっという間です。こうしてみんなと走っていると、自分はみんなとだから走れている、と思えます。1人で走っていたときは楽しさなんて微塵も感じなかったけど、やはり仲間の存在は大きいなと思います。

 午前の落花生の作業では、リーダーをさせてもらいました。タイムコールをして、みんながどうやって動いたらいいか能動的に考えると、自分がスピードが遅かったり下手だったりするとまずいな、と思ってしまいます。いつも、自分の姿を背中で魅せて指示してくれるリーダーさんがすごいなと改めて思いました。

 午後はたくさんの作業をしました。
 大根のネット回収から始まって、次にプールサイドの掃除や片付けをしました。はびこっていた草木をホーで取って、鍬で土をどけると、見違えるようにプールサイドが広く見えました。ゴミや雑草がなくなって整然としていく光景が快感で、とても気持ちが良く、楽しかったです。みつきちゃんがリーダーの作業は、みつきちゃん自身が楽しそうにやるため、こちらも夢中になれます。

 永禮さんが来てくださって、牡蠣殻を持ってきたり粉砕の作業をしたりしてくださりました。ダンプに枯れた枝を詰める作業が楽しくて、無心で詰め込みました。自分が汚れるとか怪我しそうとか一切考えることがなくて、ただみんなと息を合わせて枝を圧縮させていくのが爽快でした。

 最近はかなり、過活動に頭を使うことがなくなりました。動かなければという強迫観念もなくなって、目の前のことに集中し、楽しめるようになりました。首を絞めていたのは自分自身なのですが、だからこそ、自分自身の考え方を変えたら楽になりました。まだ自分の甘いところ、自己中心的なところを変えていって、利他心を突き詰めていきます。毎日が自分との闘いだなと感じています。