「みんなとだからこそ」 ほのか

3月11日 

○大人数の力

 今日の午後に、桃の摘雷に入らせてもらいました。人数は、車2台分で、石生の桃畑に行きました。雨上がりの、生ぬるい曇り空でした。
 今日はつきちゃんがお仕事がお休みでいてくれて、私はつきちゃん、みつきちゃん、ゆきなちゃんのチームで行いました。
 つきちゃんが小柄な身体で10段、12段くらいの大きな脚立を使いこなして、颯爽と摘雷を終わらせていく姿が本当にかっこよくて、桃の木の妖精さんに見えました。

 石生の桃の木は、あれが手強くついていて、かなりやりがいがありました。びっしりついているところを見つけると、ゾクゾクっと興奮しました。
 石生の木はかなり背が高くて枝も多かったのですが、サクサクと進んでいき、4時15分頃には全て終えることができました。
 終わった後、あけみちゃんが「みんな丁寧にブラシで落としてくれていて、しっかり取れて、終えることができて嬉しかったです!」と笑顔で話してくれました。
 1人や2人じゃ気が遠くなるような作業でも、みんなで取りかかれば何も特別な道具を使わなくても短時間で終わらせることができることが、なのはなだからこそできることだなと思って、嬉しくなりました。

 その後、1巡目最後の山桃畑に行きました。
 時間帯は夕方の4時30頃だったのですが、背丈が低めの小さな木をなつみちゃん、さやねちゃんと回っていると、曇り空が晴れて、暖かくなってきました。 
 夕方のこの時間でも空が明るくて、日が落ちるのが遅くなったなと感じました。あと少しで山桃畑も終わるかなと思って、楽しみです。

 その後、お風呂掃除に行きました。そなちゃん、ももちゃん、私で浴室を分担して、まりのちゃんとまこちゃんが脱衣所を掃除してくれました。大人数で取りかかると、ものすごく進みが良くて、気持ちよく17時39分に終わりました。その後はももちゃんと野菜切りのヘルプに行くことができ、掃除まできっちり終えたころ、ちょうど夕食の時間になりました。
 大人数で一気に終わらせて、その後足りないところのヘルプに入る、という夕方の時間がすごく楽しかったです。
 息つく暇なんてないけれど、それが楽しいと言うか、よりごはんがおいしく感じるなと思います。
 最近、掃除にも台所系の当番にもたまに入ることがあって、全体がどう回っているのかよりわかりやすくなったなと思います。自分の力は60分の1に過ぎないかも知れないけれど、少しでも自分がしたことで誰かの助けになったらいいなと思いました。

 

○山小屋便り3月号

 夜リビングに新刊の山小屋便り3月号がそっと置かれていて、見てみました。

 ゆうなちゃんがものすごい文量で味噌造りの記事を書いていたり、さとえちゃんが詳しくミツバチの巣箱作りの記事を書いていたり、それぞれの愛を感じて、微笑ましい気持ちになりました。写真に写っている一人一人の笑顔が輝いていて、本当に良い表情をしていました。さくらちゃんと梅の花の写真、ももちゃんの節分の時の躍動感あふれる残像、ななほちゃんとバンペイユ、など、その人らしい写真、記事が詰まっていて、読んでいて嬉しくなりました。セロリを収穫している相川さんの写真もあって、それがすごくバッチリカメラ目線だったので思わず声を出して笑ってしまいました。いろんなことがあった月だったなと思いました。
 気のせいかもしれないけれど、自分の顔つきが変わってきたなと思います。誰かに聞いてみたら、「確かに変わったかも知れない」と言われたので、やはりそうなのかなと思いました。心持ちが変われば顔つきも変わるんだなと思いました。

 明日はどんな一日になるのか、楽しみです。1年ぶりになのはなコースを走れるのも楽しみです。できることをがんばります。