「映し出す鏡」 うたな

3月11日 

 今日から朝に収穫嫁入りが始まりました。やはり朝からみんなで作業をするととても気持ちがいいし、朝ごはんがよりおいしく感じました。セロリの収穫をしたのですが、かなり前より柔らかくなっていて、嫁入りできる割合も増えたように感じます。ちさとちゃんが、「これからはなのはなにセロリの時代が来る!」と言っていたように、自家で食べられる量も多くなっていくのだそうです。なのはなに来てから、台所さんの料理がおいしくて、みんなの手入れが行き届いていて、セロリのことがより大好きになりました。たくさん食べられるのが楽しみだなと思います。

 午前中はなのはなコースを走れると思っていたのに、あいにくの雨でした。残念だったけど、サーキットトレーニングを少し長めにやりました。今日はえっちゃんとよしみちゃんと同じチームだったのですが、二人がすごい熱量でどの種目もスピードがとても速かったです。そういう人と一緒にやると触発されて、がぜんやる気がでてきます。特に踏み台昇降では、二人のテンポにおいていかれないように、必死でついていきました。いつもより足がものすごく疲れたけど、とても充実感がありました。どんな人と一緒でも、これくらい全力を毎回出せるようにしないといけないな、と思います。

 そのあとは落花生の殻出しと選別をしました。今日はひろこちゃんも来てくれて、選別基準や殻出しのセッティングを一から教えてくれました。ちさとちゃんやひろこちゃんが、「今年の落花生はキレイで大粒のものが多くて質がいいね」と言ってくれていました。私の初めての担当野菜の落花生が、良い形で保存されていると言われ、とてもうれしかったです。天日干しをして夕方には取り込んで、玉ねぎネットに入れて吊るして干して、様々な工程で毎日観察する必要がありました。どんな野菜も一緒で、一日でもさぼると悪くなってしまいます。お父さんがよくおっしゃっているように、畑作業は人間性を映し出す鏡のようです。今回は育てるところはほぼなくて、チームで受け継いだのは収穫以降の工程でした。次に新しく担当の野菜が決まったら、育てるところからであれば、しっかり最初から最後まで責任をもって育てたいです。

 石生の桃畑に、さくらちゃんたちが作成した蜂の待ち受け箱が設置されていました。なのはなに蜂がたくさん来て、今年こそは豆などが豊作になってくれるといいなと思います。