「スケールは広く大きく」 すにた

3月9日、3月10日

 今日は町民音楽祭の本番でした。
 このたった1か月半。すごくずっしりとした期間でした。
 私は三味線とフラダンスとして出させてもらったのですが、三味線では新しく、のりこちゃん、まなかちゃん、さくらちゃん、あやちゃんが入ってきてくれて、合計三味線メンバーは、7人とあの大人数で演奏できたことがとてもうれしかったです。

 今日は朝早くから三味線メンバーとでて、本番を迎えました。
 私は、SNSの撮影でインタビューをさせてもらったのですが、一人一人のカメラに映る顔がとてキラキラと輝いてて、ああ、なのはなやっぱ気持ちからつたわるものが、すごくあって言葉を交わさなくてもその子がどれだけ今日のために努力してきたかとか、どういう姿勢で今本番を迎えるのかが、見ていてもその子の立ち姿や横顔から伝わってくるものがあって、その姿にわたしも心が動かされました。
 三味線の本番は息を飲んだら終わったってくらい、すっごくあっという間で、ものすごく早く感じました。
 だけど、客席には目はあっていなのですが、視線に入る圧から“りゅうさんだ”って、わかったり、みんなが私たちに気持ちを添わせて、聞いてくれているのを感じてとってもうれしかったし、そのお客さんの温かい気持ちから演奏してる私たちも伸びのびとおもっきり演奏がすることができました。
 お父さんがよく演奏する側とお客さんとの間に音楽はある。とおっしゃっていると思うのですがそれが今回ははっきりとわかるくらい感じることができてとてもうれしかったです。

 フラダンスでは私は新しくワカワカを踊らせてもらいました。
 もう、ワカワカはすっごく好きで、好きで大好きになりました。振り入れをするとき、そなちゃんと一緒に「もうほんとにうれし!!!」と話してうきうきしていたことを今でも覚えています。
 ゆりかちゃんがフラダンスの基本的な腰の動きを教えてくれたり、YouTubeの教えの方とともに、一緒に腰を動かしたり。そういって、フラダンスを踊っている時間がいまも鮮明に覚えているくらい楽しくて、今までよりも楽しさの次元が深まったかのようで、フラダンスが大好きになりました。

 今回の音楽祭で、あらたしい三味線の曲にチャレンジしたり、フラダンスを魅力たくさん出会ったり、みんなのバンドをしている姿を見て、音楽がだいすきになりました。
 今までは、私は音楽というものが私にはできない。無理だとどちらかというと、できる、できない、苦手、得意で物事を見ていて、音楽に対してもそういった視線でみてしまったのですが、そうじゃなくて、私は音楽が”好き”と思るようになってそれがうれしかったです。

 今日は、誕生日で17歳になりました。
 正直、朝はバタバタで、誕生日という感じがしなくて、わあー。と時がすぎていきました。
ですが、みんなが夕食で、お祝いしてくれて、ああ自分も一つ年が上がり、また次の節目として、17歳が始まるんだなと思いました。
 誕生日席に座ると、視界には180度どこをみても温かい家族がいて、ああ、こんなにもたくさんの家族に自分は恵まれていたんだなとすごく安心した気持ちになりました。
 一人ひとりのメッセージをくれるみんなの表情がとてもやさしくて、私を包み込んでくれて、今までで一番安心した気持ちが出てきました。

 そのことが言葉に表せないくらい、うれしくて、ありがたいことなんだなと思いました。
私のできてないところも、すべて含めての私で。すごくたくさん迷惑をかけてしまったり、いつも0か100かで、情緒が不安定の中、みんなが毎日、毎日どんな私の姿でも、「すにちゃん」と名前を読んでくれて、それも踏まえてのやさしさ、笑顔をむけてくれることが本当にありがたくて、胸がいっぱい、いっぱいになりました。
 ああ、何も評価とか、できている、いないとか気にしなくていいんだ。
 私はどう生きたいのか、私は生きたい。その気持ち一筋でほかは何もきにすることなかったんだ。

 私のこの不安定な気持ちもほぼすべて”評価”を気にして、症状がでたり、0か100の思考になったり。人の目、人を気にしたり。でした。
 けどもう何も”評価”を気にしてもそれは一番の遠回りでしかなくて、ここなのはなを実験台とおもって、自分が思うよかれのきもち、自分を試す手段として、お父さん、お母さんが教えてくださることをまるく、きれいにじぶんの中にストンと落とし込み、次なのはなに来る子だったり、SNSを通して、なのはなファミリーをたくさんの人に広め、このなのはなファミリーがもっと大きなところで、ひとつのキーワードとして入っていくような。自分の行動に意思、目的をしっかり持って生きていきます。
 間違った方向にいったとき、ゆがんだ考えを持った時はガツンを怒られて、何も怒られること、注意されることを恐れず、ここでしか怒られないので、思う存分にたくさんいろんなことに向かって、走り続けたいし、高く高く、自分自身を磨いて、昇っていきます。

 食堂につれられ、何かが始まりそうな予感です。
 うたなちゃん、ゆうなちゃん、そなちゃん、かのんちゃんがにやにやとしていて、もう何が始まるかは私もわからないのですが。うれしい予感がしました。
 そして、”5,6,7,8”
~3月9日が誕生日のすにちゃんにつげる~
 を3月9日の替え歌をつくってくれて、歌ってくれました。
 歌詞は、
 カチカチ大の真ん中で
 少しけんかをしたけれど
 せましくホースをひきまわし
 わたしとすにたで水やりする
 カチカチのナスに思いをのせて
 全力な姿はみんなに伝わります

 瞳をとじればすにたが
 なのはなファミリーにいることで
 どれほど強くなれたでしょう
 あなたにとって私もそうでありたい

 スマホ片手にフルメニュー
 すにただから笑顔をむけるけれど
 ブレブレで謎な全力ショットは
 なんだか健気でわらえました
 うまくはとれぬこともあるけれど
 ウケを狙えばそれさえ小さくて

 繰り返し〃
 でした。
 そのみんなの声を表情と言葉が本当に温かくて、とてもうれしい気持ちになりました。
 そう歌ってくれるみんなの姿が一番輝いていました。
 ああ、何を隠していようと、自分の気持ちが素直に言えない。伝えれない。そうずっと思っていたのですが、ああなんかみんなにはもうどんな自分も伝わっていて、知っていて、それもふまえての私で、どんな姿も好きだよ言ってくれることすごくありがたくて、うれしかったです。
 このうれしい気持ちだったり、その言葉を次は本物にして、もっともっと磨いてきます。

 今日、あけみちゃんがかのんちゃんに、
「自分の体は借り物だから。私はこの体で、もし、かのんちゃんが何かのめにあったら。助けられるような強い体になりたい。ヒョロヒョロじゃなにもできないからね。」
 そんな話をしてくれました。
「広く考えるとね。自分なんか、この宇宙の中の、地球の中の日本の中の岡山の中の、勝央町の中の、なのはなファミリーの中のって、もう自分なんかほんっと。ちっぽけだからさ、何にもくじけることないよ」
 そうとも話してくれました。
 ああ、本当にあけみちゃんの心、考えるスケールは広く大きくつつみこんでくれるようなそんな強さを持っているんだなと思いました。

 私もその言葉にみあう、体をつくり、心を持ちたいと思いました。
 その時のあけみちゃんは、ものすごくたくましくて大きくて、私はものすごくちっちゃくて、薄ぺらに見えました。
 けどそれは本当にそうだと思いました。
 自分の心のなかが今はどこか、”人の目、評価”でいっぱいで、その不安な気持ち、恐怖が私の体で、表しているのだと思います。
 体が大きくなる瞬間、それは自分が親に対しての傷がなくなり、”人の目、評価”がなくなるときで。それもなくなれば、かなり生きやすくなると思います。
 そのことを胸に生きていきます。