「その瞬間、最高に輝いて」 ゆい

3月9日

〇勝央町民音楽祭

 大急ぎで書きます。
 本番を終えました。4チームともに大成功でした。午前中になのはな三味線部の出演からはじまり、18時過ぎまで、長丁場でしたが、とても充実して嬉しい一日でした。

 朝は、すにたちゃんのお誕生日を三味線部のみんなでお祝いして早く出かけました。すにたちゃんはいつも外に気持ちを向けていて、前向きな姿が印象的です。
 いつあっても、キラキラとした笑顔を向けてくれ、一緒に生活できる幸せを感じます。
 そんなすにたちゃんと、三味線部の仲間と、車でホールに向かい、3曲演奏をしました。みんなも応援にかけつけてくれ、あたたかい空気の中でのびのびと演奏することができました。

 一日中、みんなのきらきらした姿がありました。
 三味線部、なのポップ、なのフラ、なのジャズ。
 なのはなのよさを、知ってもらえたと思います。

 なのポップは、私はずっと客席から見ていました。リハーサルのときはぼろぼろと泣いてしまったので、本番はあまり泣かないようにと思ったのですがやはり涙が出てきました。本当に胸をうたれて、癒されて、浄化されるようなステージでした。

 「空へ」のサビの前で、かにちゃんが、ロングトーンで盛り上げる部分がさらに素敵になっていると感じました。一人じゃないと感じ、前に進もうと思わせてもらい、今この自分をどんな状態でも工程してもらっている気持ちになりました。

 会場のお客さんも、引き込まれていると感じました。
 ひとりひとりのことが大好きな気持ちが、みていてあふれてきました。透明感があって、とても美しかったです。

 なのフラは、ダンサーのみんなやまなかちゃんのボーカルで、元気がわいてきて、充電されるステージでした。まなかちゃんがトゥエポポを歌っているとき、袖で、みんなが合いの手を歌い応援していました。みんなが一体となれるなのはなのステージは何よりも強いと感じます。
 わたしもワカワカをまなかちゃんと歌わせてもらえて、自分も元気がでました。
 歌っているとき、ダンサーのみんなの表情、動きに勇気がもらえました。背中では、かにちゃんのドラムの音が、自分の心臓のようでした。

 あなたは勇敢な戦士だ。戦うことを選んだ。
 みんながあなたを応援している。みんなの距離は近づいている。
 落ちてもたちあがって、もし倒れても、起き上がって。
 仲間が応援している。

 ワカワカも、なのはなにぴったりの曲だと、本当に思います。

 なのジャズでは、バンドのみんなが、言葉を交わさなくてもまとまって、安定していったように感じました。
 私はバンドメンバーの演奏で、安心して歌わせてもらえました。なのはなのみんなや、お客さんが見てくださっているなか、表現することが嬉しかったです。
 さとみちゃんやかにちゃんのソロも、バンドメンバーそれぞれのみんなの気持ちと演奏によって引き立てられていました。
 最後のインタビューで話せたらと思っていて、話せなかったことがあるのですが、それは、ジャズはどういうことを意識する音楽ですか、ということに対して私が今回思ったことについてです。
 ジャズは、ソロ回しがあり、アドリブで掛け合いをしたりします。今回、アドリブはなかったですが、音楽を一緒に作る仲間の音や人となりを、大切に思い、好きだという気持ちで、ソロを演奏してもらい、それを全力でサポートして引き立てようとするのが、ジャズのソロの良さなのだと思いました。
 一緒に演奏しているなのジャズのみんなのことを信頼できて、ソロを演奏するメンバーのことを心から好きで、その瞬間、最高に輝いてほしい、その良さをお客さんに存分に楽しんでほしいという気持ちです。

 今回の3曲を通して、ジャズの良さを再発見したり、なのジャズだからこういうことを感じさせてもらえるのだなと思いました。
 演奏しているメンバーだけじゃなく、応援してくれているみんな、袖で写真をとってくれたり、衣装の様子をチェックしてくれたり、ウィンターコンサートにもお誘いしていた、津山のスーツ縫製会社の女性の社長さんに来ていただきました。
 本当にすばらしくて元気がでましたと喜んで頂けました。
 なのはなの音楽で、元気になってくれる人はたくさんいます。
 もっと聞いてもらいたいと思いました。