3月9日
今日は町民音楽祭の本番でした。これまでもイベント出演は何度もしてきたけれど、初めて楽器での出演となると、緊張感が一段と増して、なかなか落ち着いていられませんでした。
今回私はベースを担当させてもらいました。ベースは、1曲だけ演奏したことはありますが、ほぼ初めてみたいなもので、この1か月間は必死でした。でも、こんなに一生懸命になって一つのことに向えることがすごく楽しくて嬉しかったです。
私はずっとエレクトーンを習っていて、楽器を練習するということは日常的なことだったのですが、今楽器は違くても音楽をしていて、練習の集中力が格段に違うことに驚きました。他にも、目標に向かう気持ちの粘り、試練を乗り越える楽しさを感じられること、練習をしてコツを掴むスピード感、というものが全然違って、いかに自分が力を発揮できないできたか、狭い世界観で音楽をしていたかを感じました。こうして、何も雑味なく練習に打ち込んで、高い集中力で難しい箇所を集中的に何時間も練習して上達していく楽しさを感じられることが、幸せでした。やっぱり私は音楽が大好きです。
ベースをたくさん練習して、ベースのことが大好きになりました。エレクトーンもベースラインも演奏するせいか、自分の中にはベースの音色やどっしりとしたリズム感が体にもなじみがあって、とても心地が良いです。全体を支えながら曲にハマっていく感じも好きです。
さやねちゃんを見ていると、本当にすごくて見とれてしまいます。あんな風に格好良く演奏できるようになりたいし、お手本となってくれる方がいることで、出したい音や、演奏する姿勢などの理想をもって練習していけることがありがたかったです。今日で終わってしまうのは寂しいけれど、また機会があったら、もっと極めて上達していきたいです。そう思えるくらい好きになれたことが嬉しいです。
オリジナル曲では「キボウ」のコーラスをさせてもらいました。今回、オリジナル曲3曲を、なのポップのみんなが演奏してくれて、改めてお父さんの書いて下さった歌詞を聞くことができてとても嬉しかったです。全部自分たちのことで、自分ではうまく言葉にできなかった気持ちや、自分でどう思っていたのかはっきりと分かっていなかった気持ちまでも凝縮して詰め込まれている歌詞に、すごく共感して感動します。でも、自分のコーラスの緊張で、ちゃんと噛みしめて聞毛てない部分があるので、また歌詞をじっくり読みたいです。
1人でのコーラスは本当に緊張して、声が震えて音もブレて、正直悔しさがものすごく大きいです。やっぱり自分の出しやすい音は、緊張してもなんとかなるけれど、苦手な出しにくい音程は、とても不安定になってしまいます。コーラスって楽しいけれど本当に難しいな、と痛感します。
昨日のホールでのリハーサルで、自分の声の音量や歌い方がどうだったかが分からなくなってしまっていたので、あゆちゃんに聞きました。あゆちゃんが、ヴォリュームやコーラスはいいけど、ヴォーカルのかにちゃんとの掛け合いのセリフのあるところは、もっとしっかりと言わないと何を言っているか分からないよ、と教えていただきました。その部分は私の苦手な低い音なので、その後から本番まで残りの時間で練習をして、頭の中もそのことでいっぱいでした。
本番は、リハーサルの時よりはましだったかもしれないのですが、思うようには歌えなくてすごく悔しかったです。本心は泣きたいくらい悔しかったけれど、気持ちは込めて歌えたし、ここででくよくよしてもどうにもならないので、気持ちを切り替えてなのフラの演奏に向けて気持ちを作りました。
なのフラの出番は、少し落ち着いた気持ちで臨めました。昨夜、古吉野で個人練習をしている時に、ストラップの長さを少し長くしてみると、いい具合の力の抜き加減を自分で掴めた感覚があって、その感覚を体にしみこませてみました。これまで、ベースの位置が少し高い方が指が見えやすくてやりやすかったのですが、手に形がなじんできたせいか、ベースの位置が低めでも指が動いて、むしろスムーズに動きました。ギリギリだったけれど、その発見が嬉しかったです。
本番も力み過ぎないようにということを意識しました。「トゥエポポ」の、ずっと練習し続けていた難しいワンフレーズも、60%くらいの完成度ですが、本番指は回ったことが嬉しかったです。「フラガール」では、一瞬楽譜を見失っててんぱってしまったのですが、自然と暗譜できていたみたいで、なんとか途切れることなく弾けて、楽譜に戻れてよかったです。
本番は緊張で練習通りに行かないところも多いから、それでもできるというくらい、練習しないといけないんだな、ということを実感します。そう思うと、やっぱり練習が足りていなくてできなかったところや完成度が低かったところというのは、とても悔しいのですが、今回は、とても貴重で成長させてもらえる機会をいただけてとてもありがたかったです。
なのはなの一部として出演させてもらえて嬉しかったです。
他のチームの演奏を見ていてもとても誇らしくて、なみだがでました。
まだまだ書きたりないのですが、時間なので終わりにします。
今日はありがとうございました。