「成長の場にできるように」 うたな

3月8日

 明日はいよいよ町民音楽祭当日です。今日はリハーサルずくめの一日で、とても充実していました。
 体育館でのリハーサルでは、たくさんの課題が出ました。
「バスドラが強すぎてほかの引き立たせるべき楽器の音を消している」
「場違いなところでドラムをたたいていて、音楽を聴きながらドラムを演奏している、本来の役目であるテンポキープの役割を果たしていない」
 様々なご指摘をいただきました。
 お父さんが本気で叱ってくれて、アドバイスをくださって、すごくうれしかったです。今までの私だったら、少し指摘されただけでも大事で、テンションが一日中下がってしまったと思います。
 でも今は、私のために、なのはなのために真正面からぶつかってくださるお父さんやお母さんの思いがありがたくて、プラスにとらえることができます。周りのメンバーが、こんな未熟な演奏しかできていない私でも受け入れてくれている、そのことも関係している気がします。あたたかなみんなの気持ちに感謝したいです。

 現地でのリハーサルでは、なのはなから出演するほかのチームの演奏も見ることができました。なのフラの演奏では、改めてやっぱりあけみちゃんのダンスはかっこいいと思ったし、すにちゃんの全力スマイルが輝いていたし、ちさとちゃんの目が美しかったし、あやちゃんやりなちゃんの努力の賜物の演奏はさすがだったし…。
 挙げるときりがないくらいにたくさんのことを感じました。またなのポップは、どの曲もずっと聞いていたい、終わってほしくないとさえ思えて、歌詞の意味を咀嚼するほどに胸いっぱいに広がってくるものがあって、この演奏を私と同じ摂食障害の人がしていると思うと、感極まりました。

 夜練習していると、かにちゃんが来てくれて、一緒に練習に付き合ってくれました。日中にアドバイスいただいたことに加えて、Isn’t she lovely の終わり方の強弱やテンポについていろいろ考えてくれました。かにちゃんがリズムを刻んでくれるのに合わせ、繰り返し練習ができました。普段なかなか忙しくて一緒に練習が難しいけれど、そんな中本番前に練習ができたことは、私にとって最高のプレゼントでした。明日まで、できる限りのことを精一杯やろう、と思います。

 なのはなの代表としてふさわしい、最高の演奏をできるよう、心と体を整えて明日を迎えます。今のところ。コンディションは快調です!ほかのみんなの演奏が見られるのもすごく楽しみです。成長の場にできるよう、常に「考える人」となって、能動的に、吸収する一日にします。