「着付け教室」 ふみ

3月6日

 5日の水曜日の午後、振袖の着付け教室で、村上さんが来てくださって、あゆちゃんが振袖を着付けてくれました。

 朱色で、鶴の柄の振袖を着させていただいて、振袖を着るというだけで気持ちがしゃんとして、背筋が正されました。
 皺が寄らないように、着付けてくれているあゆちゃんが体重をかけるときもあれば、振袖のちょっとした処理の方法で、振袖を繊細に扱っているときもあって、繊細さと力強さが必要なのだと感じました。

 着付けてもらっている私も、あゆちゃんが力強く、体重をかけて押してくるときに、ぐっと力を入れて立っていないと、バランスが崩れて、よろけてしまうときもありました。
 あゆちゃんが着付けながら、胸回りの皺をなくしているときに、「皺をつけずに着付けをするのが、後で着崩れないポイントなんだよ」と話してくれて、その皺をなくすときの独特な着付け方が印象的でした。

 振袖の丈を整えて、帯締めや半襟の色を決めるときに、浴衣の色と組み合わせて合う色を村上さんが考えてくださって、私は、レモン色の半襟になりました。
 一緒に振袖を着付けてもらっているよしえちゃんは、ピンクの振袖と鴬色の半襟で、春らしい色が素敵で、一足早く、春が来たように感じました。

 よしえちゃんの帯を村上さんが結んでくださっているときに、帯を蛇腹に折ったり、花びらのような形に作られていて、「前回とは違った形にしよう」と村上さんが仰っていて、帯の結び方も、たくさんあるのだと思ったし、魔法のように、あっという間に帯が完成しました。

 あゆちゃんが私の帯を締めて、結んでくれて、あゆちゃんは帯を結ぶのが今回初めてだったけれど、村上さんが初めてでここまでできるのがすごいと仰られていました。

 あゆちゃんの手つきや、力加減から、あゆちゃんの優しさ、繊細さ、力強さを折々から感じて、あゆちゃんに着付けてもらえて、本当に嬉しかったです。

 今後、なのはなで成人を迎える人のために、自分たちでも振袖が着付けられるようにと、村上さんが来てくださって、今回は、私はモデルとしてだったけれど、私も少しでも力になれたらいいなと思いました。

 来週は、浴衣の着付けを教えてきてくださると聞いて、来週も楽しみです。