「雑味を抜きにして感じる」 みつき

3月3日

●雑味を抜きにして感じる

 桃の節句、ひな祭りでした。

 今日は雨だったこともあり、気温が下がって肌寒く感じていたのですが、夕ご飯のちらし寿司を見て、一気にぽっとあたたかい気持ちでいっぱいになりました。

 ちらし寿司は、しいたけや人参、水菜などの具材がたくさん入っていたり盛り付けられていて、何より、ふわふわの錦糸卵の黄色と、桜でんぶのピンク色がよく目立ちました。とても可愛らしく感じるのは、大好きな菜の花と桃の花と同じ色をしているからかな、と感じました。

 そして食卓には、つい最近咲き始めたばかりの桃の花と梅の花が生けられているし、もうすぐそこにやって来ている春をみんなと感じられて、とても嬉しかったです。

 先ほど月曜日のソフトバレーをしてきたのですが、喉がイガイガになってしまいました。まったく自覚はなかったけれど、かなり叫んで、歓声をあげながら試合をしていたようです。

 どんどんバレーが楽しくなっていくなあ、と感じます。なのはなに来てすぐの頃や、来てからしばらくしても、バレーや球技に対しての苦手意識がかなり強くて、正直あまり楽しめていませんでした。自分がプレイすることで足を引っ張ってしまい、みんなから非難されるんじゃないか、怖い、という気持ちが強かったです。

 今は、もちろん、その頃より少しは上達しているとは思うけれど、まだまだボールは変な方向に飛んでいくし、サーブもミスします。

 技術は置いておいて、自分の気持ちが大きく変わっているのを感じます。自分ができるかできないか、人からどう思われるか思われないか、という雑味を抜きにして、ボールが取れなくて悔しいとか、返せて気持ちがいい、楽しいとか、そうやって気持ちが使えるようになったことが、とても嬉しいです。

 今までは、誰かに嫌われたくない、怒られたくないから、バレーができるようになりたい、と思っていたけれど、今は、もっと面白いゲームをしたい、チームのみんなと勝ちたいから、バレーができるようになりたい!と、心から思います。

 ゲームが終わってから、やよいちゃんが「みつきちゃんのプレーを見ていると、楽しくて元気が出た!」と笑ってくれていて、ちょっぴり恥ずかしいけれど嬉しかったです。

 同じチームのももちゃんとは「わたしはチームプレーというより、珍プレーをしているね(笑)」「来週はもっと強くなろうね!」と話して、来週への気合が入りました。お父さんにサーブやプレーのコツを教えていただけたし、来週は、もっとボールを入れます!!