
3月2日のなのはな
いよいよ、町民音楽祭まで今日で1週間を切りました。
結成からおよそ1か月。それぞれのバンドで、毎日コツコツと練習を進めています。
今日は日曜日ということで、お仕事組さんもいてくれる中、各曲の合わせを体育館で行いました。
午前中に、なのフラのバンドのキーボードとして町民音楽祭で演奏させていただく、「ワカワカ」、「トゥエポポ」、「フラガール」の3曲を、ダンサーのみんなとも一緒に合わせました。
「ワカワカ」という名前は、「明るく輝く」という意味があるそうです。
ボーカルのゆいちゃんが出すきらきらしたオーラと、ダンサーのみんなの明るく勇ましい笑顔を引き立たせるようなイメージで弾いています。
出だしは、一見面白くも、あっという間に異世界に引き込んでしまうようなゆいちゃんのかけ声で始まるのですが、その出だしのタイミングが絶妙で、少し難しく感じています。
ここでミスしてしまうとダンサーの人も混乱してしまうので、しっかり練習していきたいところです。
「トゥエポポ」も、可愛らしいフラダンスと華やぐ笑顔が特徴的な曲です。
この曲は、和音で右手のメロディーラインが構成されていて、指に力が入りにくいのですが、テンポはメトロノームで200と、かなりアップテンポな曲なので指に力を入れて素早く動かします。寒いと指が動きにくいのですが、3月に入ってから気温が上がり、指も動きやすくなって一安心しています。
3曲目の「フラガール」は、私が大好きな曲のひとつです。
フラダンスは主に手話の振りで構成されていて、人数も多く、ポイボールやウリウリを持つ人の動きも見所です。
演奏する上で、曲自体の難易度は比較的低いのですが、和音の中でもどの音を目立たせたいのか、ギターとどの程度タイミングを合わせて入れるかなど、全体を見た上で自分の音の出し方を考える必要があります。
それがすごく楽しいです。自分なりに考えた音で、合わせをしたときにどんな効果を出すのか。自分で考えただけではわからなくて、合わせをしたときに初めてわかります。
本当に小さな部分、誰も気づかないような部分でも、少し工夫するだけで全体の聞こえ方が変わってくることが本当に興味深いなと思います。
夜は、実際に町民音楽祭で披露する衣装合わせを行いました。
新しいバンドメンバーは、それぞれで考えた衣装をお母さんに見ていただきました。
三味線は、シックな紺と白の浴衣に、ハワイアンはパレオを基調とする華やかな雰囲気を身に纏っていて、オリジナルバンドはオリジナルTシャツにGジャンを着たスタイリッシュなスタイルがかっこよかったです。
そして、ジャズはキラキラのスパンコールが眩しい外国人なりきりスタイルでした。
どの衣装もそれぞれの世界感にマッチしていて、それぞれの演奏を引き立てるようでした。
改めて、幅広いジャンルの音楽を表現することができるなのはなのみんながすごいなと感じました。私も、つきちゃんが考えてくれた赤い衣装がかわいらしくて、すぐに気に入りました。この衣装で出演できることが嬉しいです。
明日からの時間も大切に、練習を進めていきます。
本番までより良い物へと進化させていって、魅せる演奏にしたいです!
(ほのか)
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しょうおう町民音楽祭の邦楽の部になのはなファミリーからは、三味線メンバー7人と、唄、笛、太鼓の10人で出演します。夜は、体育館でメンバー揃って合わせをしました。
唄と笛も合わせると、三味線だけのときと違い、より、民謡らしさを感じます。唄を引き立たせたい分、三味線も、より音が綺麗に響くようにしたいと思います。テンポがやや早まってしまいがちであることや、強弱をもっとつけたいなど、まだ課題はあるけれど、あと1週間で、進化させたいです。
今回演奏する民謡に、岡山県の民謡である「下津井節」と鳥取県の民謡である「貝殻節」があり、地元の方々に親しみのある曲を演奏できることが嬉しいです。それだけに、気持ちよく聞いてただけるようにしたいです。
今回、演奏するとなったとき、せっかくの機会で、この地方の曲を演奏したくて選んだ曲ですが、自分も初めて聞いて、唄の意味を調べ、唄にそって弾きながら、好きな民謡になりました。
「下津井節」は江戸時代の貿易船である、北前船で働く人々を、下津井港でおもてなしをする曲だったと聞きます。ゆったりしたリズムと伸びやかな曲調が特徴で、のどかな港町を感じさせられます。
「貝殻節」は、その昔、ホタテ貝が日本海一面に発生したとき、その捕獲にあたった漁夫たちが歌った作業歌です。それぞれの民謡の雰囲気も楽しめる演奏にしたいです。
全員が暗譜して、1番よい形を目指して練習してきました。
1月から始めた三味線部で、始めた時はこんなに早く演奏する機会が来るとは思っていませんでした。難しさもあって切羽詰まった中でも、全員で三味線を弾けることに楽しみを持って、三味線のことも練習を通して日々知っていけて、それが嬉しいです。よい演奏に仕上がるように頑張りたいです。
(まりの)
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